スクバ。
『ねぇドカちゃん!スクバあんまり可愛くないね!』
JSちゃっかりが姉のJKドカ弁に言う。
『はっ?スクバ?なんやねん、それ!』
あきらかにJKは戸惑っている。
『えーっ!スクバだよ⁉︎わからないの?』
丸顔のJSは仰け反って驚きを隠せないようである。
出たな、いつものやつ。
なんでもかんでも略すんだから。
『スクールバッグ‼︎わかる⁉︎』
ドヤ顔で姉に言うJSちゃっかり。
『チャラっ‼︎フツーに言えよ!なんやねん、スクバて‼︎』
JKドカ弁は負け惜しみなのか、ややJSに押され気味であるから、何が何やらである。
『ちょっとuniさん‼︎スクールバッグはスクバやってさ‼︎uniさんはなんて言う⁈』
JKドカ弁が急にこちらに話を振ってきたのだ。
『指定のかばん。』
そう返事するやいなや。
ギャッハッハッハ‼︎
姉妹の爆笑する声がリビング中に響き渡ったのだ。
スクバ→スクールバッグ→指定のかばん
JS→JK→おかんの順に呼び名が変わることがそんなにおもろいか。
言葉は時代とともに変わる。
写真のポーズがピースからエッグポーズに変わった頃、自分は10代ではなくなったことを実感したあの時の感覚はなんとなく今でも覚えている。
そういえば。
V6の森田くんが37歳になったそうだ。
彼をいつまでも10代だという感覚でいる自分に驚くばかりである。
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