詩ことばの森(134)「木の花」
木の花
崖の上の御社の木に
ようやく咲いた花
なつかしい人の面影
はじらいとも
おぼつかなさとも
見分けのつかないほど
若い頃の姿のまま
この世にあらわれた花の人
老いたる木のうちに
秘められた心なのか
幻の命なのだろうか
(森雪拾)
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木の花
崖の上の御社の木に
ようやく咲いた花
なつかしい人の面影
はじらいとも
おぼつかなさとも
見分けのつかないほど
若い頃の姿のまま
この世にあらわれた花の人
老いたる木のうちに
秘められた心なのか
幻の命なのだろうか
(森雪拾)
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