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なつの栞⑥(高崎白衣大観音)

群馬県の高崎駅に近づくと電車や車の車窓から、山頂にそびえたつ観音様が見えてきます。

はじめての光景に「あれは、なんだろう」と不思議に思います。
ここのところ猛暑続きで、日中の外出は危険信号でした。
当日は曇り。気温も30度前後。涼しくさえ感じられます。

気候もまずまず、気になっていた観音様に会いに行くことにしました。
高崎駅西口から、市内循環バスの「ぐるりん」に乗車し20分ほどで
山頂に到着。
高さ41.8メートル、建物の9階以上に匹敵すると言われています。

立派な白衣大観音様が、慈愛の心と眼差しで迎え入れてくれました。
1936年に建立され、慈しみ深く高崎市民、観光客達を見守ってくれています。
有料ですが、胎内には、20体の仏様や高僧の像があり見学できます。
エレベーターはなく、146段の階段を登り終えると、窓からは高崎市街や 上毛山三、関東平野を見下ろすことが出来ます。

春には3000本の桜が圧巻だそうで、「桜の頃の再訪もいいかもしれない」と考えています。
                            御室文美子


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