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詩ことばの森 森 雪拾(もり ゆきひろ)

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複雑で変化の激しい時代ゆえに 優しさと癒やしの詩の世界を伝えていければと思います
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#自分

詩ことばの森(188)「(雨がふりはじめると)」

(雨がふりはじめると) 雨がふりはじめると 土の匂いがした ぼくは森の道を歩いていた 道は…

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詩ことばの森(185)「ゴール」

ゴール あと少し あともう少しで ゴールに着くのだ 焦りがある時は禁物 必ずといってよいほ…

UNWIND&KOMOREBI
11日前
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詩ことばの森(155)(畑中の道は)

(畑中の道は) 畑中の道は静かだった 雲のない青空から 時折 風に乗って 列車の音が聞こえ…

UNWIND&KOMOREBI
1か月前
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詩ことばの森(116)「あこがれの山」

あこがれの山 遠い山に 昔 住んでいたことがあった そんな記憶が なぜかよぎることがある …

UNWIND&KOMOREBI
4か月前
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詩ことばの森(115)「良い香り」

良い香り 一日が終わって 今日自分は 何に心を込めただろうか とかえりみる だれに会って な…

UNWIND&KOMOREBI
4か月前
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詩ことばの森(97)「石の心」

石の心 石を見ていたら 誰かの声が聞こえた 振り返ると そこには誰もいない 僕の目の前には …

UNWIND&KOMOREBI
5か月前
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詩ことばの森(86)「ひとりの駅」

ひとりの駅 駅には自分以外に だれもいなかった 列車が到着するまで まだ小一時間はあった 駅に早く着きすぎたことを 自分は少し後悔した けれども考え直して 誰もいない駅から見える 風景を眺めることにした 駅の周辺は最近開発されたのか まだあちこちに空き地が見えた 空き地には芒が生えていて 昔の田園の名残りを思った 遠くに形の良い山が見える かつては風光明媚な場所だったか そんなことを考えた 列車はなかなか来なかった 駅には誰もいなかった 取り残された景色の一部に

詩ことばの森㊷「わたしの家は」

海辺の町を歩いていて、もしかしたら、昔ここに住んでいたのかもしれないと、思うことがありま…

UNWIND&KOMOREBI
8か月前
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詩ことばの森⑳「心のゆらぎ」

わたしは、仕事でも生活でも、考えることが多いようです。それでいて、なかなか考えがまとまら…

UNWIND&KOMOREBI
10か月前
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