癌日記

インスタのストーリーで闘病記をあげてたけど、見てくれる人からしたら分かり辛いだろうなと思ってnoteにざっくりまとめます。
癌の治療や、それに伴う副作用は本当に人それぞれです。周囲の環境や生活ステージによっても頑張り方は変わってきます。私はただの患者で、医学の知識もないです。私の頑張り方をここに書いています。
私は日本で暮らす20代の癌患者です。子供が1人、夫と3人で暮らしています。闘病にあたっての母としての気持ち、暮らし方も混じえて話せたらと思います。どこかで頑張っている誰かの参考になったら幸いです。

発覚から告知まで

2023年5月GWの最中、ソファで寝転がっていたらなんとなくお腹が気になって触ると「エ⁉️」というくらいぽっこりしていました。子供を妊娠していたときの経験からすると妊娠6ヶ月目くらい出ていたように思います。母も祖母も、卵巣嚢腫やチョコレート嚢胞に罹患した過去があるため「私もか〜」と思いつつ、GWでもやっているクリニックを予約して行ってきました。触診とエコーをするとお医者さんの顔がみるみる強ばっていきました。エコーには卵巣の中にモコモコしている何かが映し出されていて「よくないものの可能性がある。とにかく一番はやくいける病院へ行ってください」と紹介状を出されました。

よくないもの=癌ってコト⁉️と軽くパニックになりましたが、帰ってからすぐ近くの婦人科がある大きい病院3件ほど電話をしてその中で一番はやく初診予約出来た病院へ行きました。大きい病院では、血液検査、ひと通りの婦人科検診を行って特に何かを指摘されることもなくその日のうちにMRI、翌日にCTを撮って来週その結果を聞きに来るように言われました。

お医者さんは勿論言葉や態度に出さなかったけど、病人素人でも分かる急ぎっぷりに「どうやら只事ではなさそうだ……」と感じていました。

2023年5月25日。結果を聞きに行きました。
MRIやCT、血液検査などの結果をふまえて「胚細胞腫瘍の未熟奇形腫を疑います。ステージ1の想定です」と言われました。画像には20cmにも膨れ上がった卵巣の中にモヤモヤした充実性腫瘍があり、AFPという血液検査で分かる数値も平常の何倍もありました。開腹手術が必要であること、組織型によっては化学療法が必要なことを聞いて、その日は転移がないか再確認するためのPET-CTの予約、手術日を決めて入院に必要な手続きと検査をして帰って来ました。

発覚から告知まで子供には私が病気であることは伝えませんでしたが、手術が決まってから子供に「病気になっちゃったから病院で治してくる」ということと期間だけ伝えました。告知から手術まで2週間もない短い期間だったため、仕事の調整は難しく夫には休んでもらいました。

それから手術まで入院準備に職場への挨拶、手続きや検査に追われ悲しんでいる暇もなかったです。

手術編に続く

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