見出し画像

国外の主要な広告賞

01. Cannes Lions International Festival of Creativity(カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル)


1954年創設。世界3大広告賞の1つ世界で、最も権威ある広告賞。2011年に「カンヌ国際広告祭」から名称を変更し、広告領域に縛られない作品が数多く出品される。
審査レベルが高く、エントリー料が世界の広告賞の中で最も高額なので、 ハードルは高い。


02. CLIO(クリオ賞)

1959年創設。世界3大広告賞の1つ。米ニューヨークにて開かれる。広告やスポーツ、ファッション、ミュージック、エンターテインメント、ヘルスケアなどあらゆる形のクリエイティビティを評価対象とし総合的な視点で審査している。その姿勢から、広告界のピューリッツァーとも呼ばれている。
Cannes LionsやTHE ONE  SHOWに比べ、社会性よりもユーモアなアイデアを評価する傾向にある。


03. THE ONE SHOW

世界三大広告賞のひとつで、ニューヨークに拠点を置く非営利団体ワンクラブ(The One Club for Creativity)が主催する広告賞。世界的なクリエイターが審査員を務め、アートディレクターやコピーライターなど個人の技能を評価する点が特徴。2016年に、世界で最も古い広告賞といわれる「ADC賞」を主催するArt Directors Clubと合併し新たに「The One Club for Creativity」を設立し、2017年から両賞を主催している。
こちらも審査基準が高く敷居が高い。


04. NY ADC(ニューヨークADC賞)

1920年創設。世界で最も古い広告美術団体であるアート・ディレクターズ・クラブ(通称ADC)が開催する広告賞。世界的にも知名度があり主に広告の視覚的デザインを審査される。アートディレクターやデザイナーに重要視されているアワード。


05. D&AD

1963年創設。ロンドンに本部を置く非営利団体「D&AD(Design and Art Direction)」が主催するイギリスの国際広告賞。該当作品がある場合にしか賞を与えないという、厳しい審査が特徴。ロンドンのThe One Showともいわれる。
日本支部もあり、これまで日本の作品も多く受賞している。


06. LIA(ロンドン・インターナショナル・アワーズ )

1986年創設。当初はテレビ、プリント、ラジオの3部門であったが、現在は独自の22部門を有し、広告、デザイン、デジタル、メディアの分野で活躍する優れた才能を選出、表彰する国際広告賞。近年注目度が上がっている。


07. ニューヨークフェスティバル ADVERTISING AWARDS

1957年創設。国連が共催しているため、公共広告部門に「国連賞」、テレビ番組部門に「ユネスコ賞」がある。審査は多数決が原則。2023年より部門が新設・再編され、「HEALTH AWARDS」「ADVERTISING AWARDS」など6部門になった。
世界各国から選ばれた数百人の審査員で入賞作品が選定され、その後国際的に有名なクリエイターによる5回の審査会を経て、受賞作品が決定する。

08. EPICA AWARDS

1987年創設。世界中の雑誌やWebサイトの編集者とジャーナリストが審査を担うフランスの広告賞。2015年は世界44カ国53名のメディアの編集者や記者が審査を行った。
ヨーロッパの作品の受賞が多いく、3大広告賞に比べてエントリー料も安価。


09. Spikes Asia(スパイクスアジア)

2009年創設。アジア地域最大級の広告コミュニケーションフェスティバル。ヨーロッパのEurobest(ユーロベスト)、中東のDubai Lynx(ドバイリンクス)と共に、カンヌライオンズが主催する地域版フェスティバルとしてシンガポールで開催される。


10. ADFEST(アドフェスト)

1998年創設。タイ・パタヤで開催されるアジア最大の国際広告祭。通称ADFEST(アドフェスト)。アジア・環太平洋地域に向けた作品を対象に選考。日本の広告会社も毎年多くの賞を受賞している。
タイで開催されるアジアの広告賞。 世界三大広告賞よりもアジア勢が受賞する機会に 恵まれており、ユニークで地域性の作品が多い。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?