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乾いた9月の体温


秋ハ夏ノ焼ケ残リサ。

と太宰治が言ったように、どこか虚しい気持ちで暦上の秋が始まった。憧れた人たちの没年齢をもう2年ほど超えてしまって、新たな目標を見つけることができずにいる。

今思えば学生の頃どうしてあんなに死にたかったんだろう?将来への不安?今の方がよっぽど窮地に立ったりするのにな。

心の底から感動する事が少なくなった。
加齢だけでなく電波の海に脳が溺れてるせいでもあると思う。
毎日運動をしているのに体の年齢を測ったら34歳だった。まだ26歳なんですけど。

驕れるほど大成してないし、落ち込むほど無個性ではない。部屋にこもって1人で王様になるのも、街の傍で退廃ごっこをするのも過ぎた章、今は新しい何かを模索中です。ニヒルサバサバになりたいわけじゃない、どちらかといえば音楽に救われたって心の底から言いたい派です、必死に生きてんだよ。この一節の導入だって好きなバンドのボーカルが言っていた言葉から一部引用している。

時代の都に住んで、静かに生活をしながら作品制作をして、たまには酒を飲んでいる。自由の代償も責任すらも含んだこの幸せを噛み締めていたいな。
では左様なら。

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