自己欺瞞ってなんだろう?

「自己欺瞞」ってご存知ですか?

わたしは最初に聞いたときにはわたしには無関係だと思ったのですが、関係お大あり、オオアリクイでした。

自己欺瞞は、文字通り自分を欺くこと、騙すことですが、”自分を欺くってどういうこと?”とあまりピンときませんでした。デジタル大辞泉によると『自分で自分の心をあざむくこと。自分の良心や本心に反しているのを知りながら、それを自分に対して無理に正当化すること。』だそう。つまり、やっちゃいけない、ほんとうはそうしたくない、と思っているのに、ついついやってしまうことです。
「急いでいたから」「相手が私を怒らせるようなことをしたから」「そうするしかなかったから」と、本当はそれがベストな行動じゃないと知りながら「だって仕方なかったんだもの」と自分を正当化することです。


わたしの場合、またパートナーとのケンカの話になりますが、「彼が怒らせるから私は悲しい思いをしている、だから私は怒りちらして良いんだ」という正当化をずっとしていました。事例はそれだけではありません、「彼が家の片付けを(私がやって欲しいタイミングで)やらないから、(私は気になって仕方ない性分なので、今やらなきゃと思って片付けをしたから)遅刻した」とか、”風が吹けば桶屋が儲かる”みたいな正当化をしていました。


別に好きなように正当化すればいいんですが、この正当化が蓄積するとだんだん心が蝕まれてきます。その言い訳を思いついた瞬間は「ほら、やっぱり私が正しいじゃん」と誇らしげでも、本当はそんな言い訳おかしいって心のどこかで気づいているから、こじつけるのに疲れてきます。

「彼が怒らせるって本当?私が怒ってるの間違いだよね。」

「彼が片付けないから遅刻した?勝手に気になったことに目くじら立ててるだけだよね。」

本当は気づいているはず。でも、正当化に必死でその時はもちろん気づけていませんでした。


自己欺瞞はこころを疲れさせます。正当化をやめたら、問題は解決していなくても、少なくともなんだかわからないイライラは減りました。

誰かのせいにするのをやめて「私がやりたい」「私が気になる」そうシンプルに考えるだけで、少なくとも自分の中の小さなみじめさは無くなっていきました。そして、もっと建設的な解決方法を彼と話すことが徐々にできるようになりました。


皆さんのなかに自己欺瞞はありますか?あるとしたら、どんなことですか?ぜひ教えて下さい。わたしは、ここで書けないくらいダサい自己欺瞞がまだいっぱいあります。
今回も読んでくださりありがとうございます。

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