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社員食堂の食器や備品

社員食堂を新たに立ち上げる際の食器選びは、食堂業者さんから提案していただきました。

もちろんメニューとの兼ね合いが大きいので、形状や大きさ、絵柄を提案していただきますが、それを使うメニューの写真も提示してもらいます。

お皿や器にも和風、中華風、洋風のほか、少し派手なもの、形状や凹凸で品の良さを強調したものなどがあり、メニューとの組み合わせは無限にありそうでしたが、あまり派手すぎるものや、あまり味気ないのも敬遠しました。

食器は、クライアント側(社員食堂委託先)の備品区分になる契約形態がほとんどです。受託先となる食堂業者さんの備品として購入してもらうと、業者さんが入れ替わりの際に面倒なことになります。

したがって、食器類の日常の追加購入や一部入れ替えなども、全て会社の備品として購入することになりますので、業者さんが入れ替わったのちのことも考えると、使いにくくなる食器は避けておく必要があります。

あらかたの食器が決まると、次にトレーの大きさと形状を決めるために、ご飯の碗、味噌汁の碗、メインに選んだお皿のなかでも一番大きいお皿、小鉢やコップなどを揃えておきます。

まずトレーの形状ですが、四角と六角の二種類があります。

四角トレーは長方形、六角トレーは前方の角がとれた台形のもので、どちらもおよそ450ミリ×350ミリのトレーです。

ところで、ひとまわり小さい学校給食で使われるような430ミリ×320ミリでは、準備した食器は乗せきれず、また、病院給食で使われるような500ミリ×380ミリでは、やや大き過ぎるようでした。

ここで、トレーの大きさは食器が乗せられるかどうかだけではなく、テーブルの大きさにも影響することを考えなくてはなりません。

長方形の長テーブルは、対面でトレーを置くと奥行き900ミリのテーブルを選択することになりますが、テーブル中央に醤油やソース、ナフキンや楊枝のための小さなトレーが置かれることがあります。

病院給食で使うような大きなトレーを置くと、ナフキンや醤油を置くスペースがなくなりますので、のちに使いにくい組み合わせとなってしまいます。

また、4人がけの真四角のテーブルを選択したい場合には、角の取れた六角トレーを四方に並べた場合には900ミリ×900ミリのテーブルで良いのですが、四角トレーの場合には、1200ミリ×1200ミリの大きなテーブルが必要になってきます。

食器の大きさ、トレーの大きさ、テーブルの大きさ、食事用トレー以外にテーブルに何を配置するかによって、それぞれ必要な大きさが異なることを頭に入れながら、決めていく必要があるのです。

パズルのようですが、のちに使いにくくならないような組み合わせを考えておかないと、テーブルもトレーも食器も数が多いので、あとから入れ替えるには大変な費用と労力が必要になります。

じっくり考えて決めていけば良いと思います。

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