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一口馬主:DMMアイワナシーユー2023の”戦略的意義”について

現在、魔境カワサキ競馬場にオカルト馬券で挑んで3連敗中のどんぐりです。あとチャンスは4回…現実逃避のため、DMMさんで発表になった子達から、皆んなのアイドル、アイワナシーユーちゃんの息子氏2023について考察したいと思います。

1.血統背景

菊花賞馬にして世界で活躍した名馬”キセキ”と
DMMのアイドル”アイワナシーユー”の間に生まれた男の子。
サンデーサイレンス3*4の他、ノーザンテースト5*5、ミスプロ5*5のインブリードはお手本通りの配合で魅力的。サイアーラインがサンデーではなくキングカメハメハから繋がるのも種牡馬入りを視野にすれば大きなセールスポイント。また、キセキは父母にロンドンブリッジ、近親にダイワエルシエーロやグレーターロンドン等大物がおり、初年度産駒から期待できる種牡馬と考えています。また、最悪ダート→地方にも対応できる柔軟性な血統構成も一口馬主としてはありがたい所。
アイワナシーユーは2歳デビュー戦1400で2着、上がりも34.2と優秀なタイムを示した馬。
その後はうまくいきませんでしたが父ステイゴールドであればスタミナも間違いなく、母系もストームキャット系✖️シークングザゴールド(ミスプロ系)で良血馬。
以上を踏まえると、自家生産でお値段1000万円は破格にお買い得と考えられます。
芝ダート共に適性があり、マイル前後〜気性次第でクラシックもこなせる、先行逃げ切りよりは末脚で逆転を図るタイプと、一口馬主的な観点からは期待値maxですね。
唯一懸念点は、近年の超スピード競馬に対応する切れ味は期待しにくい所。
どちらかと言うと長く良い脚で捲り切る感じになりそうなので舞台の合う、合わないは出そうな気がします。

netkeiba.comさんより引用

2.馬体と歩様

1歳のこの時期に390kgあるなら上出来。
ムチムチしてて肉付きが良く、鍛えれば早い内から体を作って行く事が出来そう。
また、歩様も素晴らしいです。前脚と後ろ脚が重なりそうな広い可動域と、スナップの効いた蹴り、首を使ったリズミカルな歩き方も含めて走りが上手い子になりそう。
バランスとしては少し寸が詰まり気味かな?
1600-1800くらいが良さそうだけど、スピードタイプではないので、レースでは上手く立ち回る必要はありそうです。
溜めれば末脚は長く良い脚が伸びそうなので、中山とか札幌とかで外目を捲っていくスタイルかな?と思いました。
能力的にG1取れても驚きませんし、最低限でも一勝クラスは見込んで良い(地方のダートもいけると思うのでオーヴァルブルームみたいな出戻りでリカバリーも可能そう)と思います。

3.厩舎

美浦の辻(英)厩舎で、バヌーシーでは障害OPで好走したハーツシンフォニーや未勝利突破のトゥザヒロインがお世話になっています。イサチルカゼニタツなんかも見てると工夫して馬の良いところを引き出そうとじっくり付き合う傾向が見え、信頼できる厩舎です。セン馬がそれなりにいるんで、アイワナ君もタマ抜きされない様に要注意なのだけがタマに傷(笑)。
ダートが基本的な選択肢に組み込まれている点もアイワナ君との相性は良さそうです。
厩舎もすごく良い、と評価できますね。

4.採算性の試算

またいつもの皮算用です。

馬代金は1000万円。一口5000円と格安です。ただ、会費880円と維持費350円かかるので、2歳から4歳末までの3年間で49280円かかります。
が、4口で最大の出費の会費が頭打ちになりますので、収支が改善し、10口で採算ラインは8000万円になります。
やはり馬代金が安いのは正義ですね

5.本題…この子の戦略的な意義とは?

ズバリ、「安い馬代金を駆使して口数を稼ぐ」です
単に「駄馬をたくさん買って口数を増やします」だと採算面からよくないんですが、この子の場合新種牡馬キセキ産駒で化ける可能性がある上、血統や馬体も良くオープン〜G1の期待も十分にあります。要は、悪くないリスクリワードです。

例えば、この子を20口買うとします。

初期費 5000*20=100000円、
維持費 会費3520+350*20=月10520円
出費はこんなイメージになります。
初期10万、月々1万円なら現実的な支出額ですね…ホントか?😅

例えば3歳末までにこの子がオープン勝てずとも善戦するくらいの名馬とすると(大分前提がきびしい皮算用ですが…)
2歳:新馬2着422万円
2歳:未勝利1着812万円
2歳:1勝クラス5着142万円
3歳:1勝クラス1着949万円
3歳:オープン6着170万円春
3歳:2勝クラス1着1329万円夏以降
3歳:オープン5着277万円秋
3歳:オープン3着625万円秋
→計4717万円(内国産奨励金含む)
として、(ダビスタやウマ娘勢だとそんなもん?となりそうですが、一口馬主勢からは石が飛んできそう…笑。でも、そうなれるポテンシャルはある子と評価しています)

4717万円✖️75%➗2000口✖️20口=概算35.3万円
一方支出は10520円✖️24ヶ月で25.3万円。
差し引き10万円の利益と馬代金がイコールなので、
以降4歳からも活躍してくれれば黒字タイム…という皮算用。

かつ、そうなると、たとえばコントレイル産駒のシスタリーラブ2023とかジョリーリュパン2023に出資する場合、一番高い出費である、

会費はありません。

仮に会費抜きで試算しますと、

シスタリーラブ2023の3歳末までの費用=45000円➕350円✖️24ヶ月🟰53400円。
回収に必要な賞金額(奨励金含む)は、
53400*2000➗0.75=1.42億円(馬代金が9000万円の馬なので…)ですし、

名古屋のジョリーリュバン2023なら、
年間費用250円✖️12ヶ月🟰3000円なので、
3000*2000➗0.75=800万円で維持費は確保。
年に地方重賞かAクラス3回勝てば上回るので、
長く活躍して800万円を超えた賞金から馬代金2000万円を回収するのは現実感もありそうです。
JRAで同じ価格帯なら1勝クラスもいけば元がとれますしね。

というわけで、このアイワナシーユー2023は大口出資する事で他の馬の採算が良くなり積極的に出資しやすくなる効果が見込まれるし、オープンまで行ってくれれば重賞とれなくても採算は取れそうだし、
活躍して重賞も取ってくれそうだし、という事で期待感のあるお馬さんだと思っています。

全くの皮算用ですし、シルクやサンデーでも3勝クラスを引ければ当たりなんて聞いたこともあるのでどこまでうまく行くかは分かりませんが、一つの妄想として聞き流して下されば幸いです。

長々と不毛な妄想にお付き合い頂きありがとうございました。最後にJRAの賞金シミュレータへのリンクを置いておきます。愛馬のレース前に使うと幸せな気分になれるのでオススメです。

以上になります。
お付き合い頂き、ありがとうございました。


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