孤独と諦め
SRSを終え、戸籍上男性となった20代。これでもう理想の人生はほとんど手に入ったも同然と思いました。今思えばあの頃が一番目が輝いていたかもしれません。甘かったです。努力すれど手に入らないものばかりです。金もないし友達も女も居ない。FTMだからって事実は言い訳にならないのも知ってます。持ち家があったり信頼できる仲間がいたり彼女が居たり結婚して嫁が居て幸せそうにしてるFTMなんていくらでもいるので。自分には何一つない。自分と彼らは違う。その人達は皆魅力的な何かを兼ね備えているんです。自分にはない。もう、夢を見る事は諦めました。20代の頃に抱いていた青き自惚れは、もう朽ち果てました。
自分は人とは違う。世間一般的な人とも、世間一般的なFTMとも違う。そんな自分が他人と交わったってどうせ孤独と苦痛、傷が更に深まるだけだと思っています。この人生の諸々、一人でこのまま背負うのだろうと覚悟しつつあります。
20代の頃はこんなに自分が惨めな30代になるとは思ってなかったです。仕事は多少頑張ってるけど、思ってるほどデキるビジネスマンにもなれてない。せめてビジネスマンとしての価値ぐらいはそこそこ高めてから死ぬのが理想ですが、それだってめちゃくちゃ難しい。
何もできない自分なのであれば、せめて人間性ぐらいは磨き、高潔に生きていけたらと考えたことはありました。しかし、与えたものは無碍にされるのが常であり、汚い人間には弄ばれるものであると経験してからは、それらに耐えてかつ高潔であり続けることは、弱い自分には不可能だと理解しました。話逸れますけど、闇堕ちした夏油傑の気持ち、凄いわかるんですよね。
自分で人生を終わらせる選択肢は今の所はないですが、安楽死制度があれば少しは考えたかもしれませんね。理解ある大事な家族や友達がいて、理想の人生を謳歌していたように見えるあのryuchellだって自死したんですもん。俺がこの先幸せに生きられるとは思えないんで。
ここ最近の暑さゆえ頭がおかしくなってるだけ、ならいいんですが(最近は女のケツの事しか頭にないですし)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?