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【感想】読書感想文「しあわせの書―迷探偵ヨギ ガンジーの心霊術―」_非実在女子大生、空清水紗織の感想Vol.0042

二代目教祖の継承問題で揺れる宗教団体“惟霊講会”。布教のための小冊子「しあわせの書」に封じ込められた驚くべき企みとは何か?

泡坂妻夫 『しあわせの書―迷探偵ヨギ ガンジーの心霊術―』 | 新潮社
https://www.shinchosha.co.jp/book/144503/

ようやく、この本に出会うことができた。
近所の書店に入荷されることがなく、ネット通販も億劫なので半ば諦めていたのだが、たまたま入った本屋で買うことができた。
なるほど、確かにこれはネタバレ厳禁な一冊だ。
(この感想記事では若干のネタバレあり)

読みたいと思ったきっかけは、この動画。
『名誉の殺人』も『コンテナ物語』も「出落ち本」【ミーム提案委員会】 #36

そして、いざ読み始めてみると紹介通りで、最後の数ページほどでガラっと見方が変わった。
これは「裏切り本」だ。

系統としては「世界でいちばん透きとおった物語」と同じで、本の造り自体に謎が仕掛けられているタイプ。
よく、この仕掛けを200ページ以上にもわたって書いたなあと感嘆するばかり。

ようやく読むことができてスッキリしました。
ありがとうございました。

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