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【雑記】「五等分の花嫁」の何が刺さったのか_非実在女子大生、空清水紗織の雑記Vol.0016

ハマった。
ハマってしまった。
五等分の花嫁にハマってしまったのだ。

大学生にもなると自分の性格はそこそこ把握しているもので、「こういうタイプの作品はハマったら抜け出せなくなるし、時間がないうちは手を出さないでおこう」という判断ができる。
五等分の花嫁は見た目の可愛さや、聞き及んでいたストーリーから、きっと自分はハマるだろうなと感じていて、だからこそあまり触れないようにしてきた。

ついこの間、どうせ今年もGWは旅行に行けないんだろうし、時間があるんだったらまとめて読もうと決意して、単行本全14巻を買った。
そしてなぜか普通の週末に読んでしまった、14巻全て。
手元に作品があると、手を出さないでおこうという判断はできなくなってしまうようだ。

ここからは感想というよりも、自分にとって何がそこまで刺さったのかを自分用に雑にメモった文章になる。
なので、記事のタイトルも「感想」ではなく「雑記」。
あとネタバレありなので、ご容赦を。

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多分に自分に一番刺さったのは、ミステリーとして成立していて、同時に他の未来の空想をする余地があった点だと思う。

ミステリーとして成立しているというのは、花嫁は四葉以外ありえないよなあと納得できるくらいストーリーが練られていたということ。
全てのコマに意味があって、結末に収束している。

で、矛盾しているようだけど、他の子たちが風太郎と付き合う展開も十分考えられるストーリーでもあったんだよね。「あのとき、もしもこのキャラがこういう行動を取っていれば……」という妄想が捗るという点も自分好みだったし、そういう妄想をしても物語として成立するくらい、キャラもストーリーも魅力的だった。

正直、一昨日全巻読み終えた自分よりも、ずっと追いかけてきた方の考察の方がずっと面白いし、作品の理解度も上がる。
この方の記事はとても参考になったので、ぜひ読んでみてほしい。
【五等分の花嫁】他の五つ子はどうすれば風太郎と結ばれたのか【考察】
【五等分の花嫁】第35話「探偵風太郎と五人の容疑者たち」を改めて読み解く【花嫁ネタバレ】

あと、最終巻を読んだ後、とてつもない喪失感に襲われた。
これについては、春場ねぎ先生の術中にはまってしまったと言わざるを得ない。
インタビュー記事で、先生はこう述べている。

五つ子たちが暮らす家庭が読者にとって理想的な世界だといいなあって。それで物語が終わったときに「悲しい」と感じてもらえれば僕は本望です。
(中略)
『ネギま!』連載中は「学園に行きたい!」と思いながら読んでいたし、終わったときは完全に取り残された気持ちになりました。キャラクターたちの日常は続いているのに、僕だけがそこに行けない。それぐらい本気で好きだと感じた漫画です。そういう漫画を自分も描きたい――。今はそんな気持ちで『五等分の花嫁』と向き合っています。

『キャラクターたちの日常は続いているのに、僕だけがそこに行けない。』
久しぶりに、この感情を味わいました。
先生、私は全巻読み終えて二日経ってますが、未だに心にぽっかりと穴があいてしまった気分が続いています。
一体どうしてくれるのでしょう。

……え、まだ映画がある?
2022年公開予定?

めちゃくちゃ楽しみにしています!

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