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科学的に幸せになれる脳磨き 【忙しい人のための要約・まとめ】


今回紹介する内容は米国ウィスコン大学大学院で医学博士を取得し、国際コミュニケーション・トレーニング株式会社の創業者である岩崎一郎さんの『科学的に幸せになれる脳磨き』の一部分です


▪︎脳の島皮質を鍛えることで幸せになれる


脳の島皮質は私たちの心に起きる感情や反応の幅広いものに関与しています。例えば、社会的感情、道徳的直感、共感、音楽への感情的な反応、依存、痛み、ユーモア、他人への表情への反応、購買の判断、食の好みなどです

島皮質は脳の中で中継基地の役割を担っており、自分の外側からくる感情と内側を繋いだり、他人の気持ちと自分の気持ちを繋いだり、過去の自分と今の自分や今の自分と過去の未来の自分のイメージを繋いだりします

つまり、島皮質のおかげで他人の気持ちを理解し共感することができるというわけです

脳の中で様々な箇所を繋いでいる重要な役割をしているのが島皮質であり、島皮質を強化すれば必然的に脳全体が使われるようになり、幸せに生きることが可能です



▪︎脳の島皮質を鍛える6つの習慣


・感謝の気持ちを持つ
・前向きになる
・気の合う仲間や家族と過ごす
・利他の心を持つ
・マインドフルネスを行う
・Awe(オウ)体験をする


・感謝の気持ちを持つ

常に感謝の気持ちを持つことは脳機能を高めて脳をバランスよく使うことにつながります。普段生活している中で当たり前が増えることで不満を増やしてしまいます。また、他人との比較によって幸福度が左右されます。現状の不満や周囲との比較によって頑張りにつながったりしますが、今ある現状に感謝する気持ちがないと永遠に幸せを感じることができないでしょう



・前向きになる

私たちの脳は基本的にネガティブな刺激に対して過剰に反応してしまいます。そのため、前向きになる脳の回路を普段から鍛えておくことが大切です。まえむきになる脳のトレーニングとして、過去の体験で前向きになったことを思い出す。喜びや希望、誇りを感じてみる。自然と前向きになるポジティブな言葉がけをする。楽しみ、笑顔になる。自分から元気に挨拶して言葉を発する活動を行う。小さくてもできたことや成長に目を向ける。小さな成功体験を積み重ね、やる気を高める。ネガティブな感情を受け止め、転換するなどがあります



・気の合う仲間や家族と過ごす

気が合い、心を1つにできるような人間関係をずっと持ち続けられていることが幸せで豊かな生活を送っている人に共通した要因です。対人関係がうまくいっており、信頼できる人がそばにいる状況というのは緊張が解けて脳が健康に保たれ心身の苦痛を和らげる効果があります



・利他の心を持つ

利他の心を持ち、他人のために行動することで脳科学的に幸せになれると言われています。というのも、他人のために行動すると幸せと感じることができる島皮質が活性化しドーパミンが分泌されます。他人から何かをされた時の幸福感より、他人に何かをしてあげた時の幸福感の方が長続きします



・マインドフルネスを行う

マインドフルネスとは、過去の経験や未来の不安などの雑念にとらわれることなく『今、この瞬間に意識を向ける』ことです。あれこれ考えずにただ、自分の心と身体に向き合う時間を作り出すことで集中とリラックスすることが可能になります



・Awe(オウ)体験をする

Awe(オウ)体験とは、大自然や大宇宙の悠々さや広大さを目の前にした時、『自分のちっぽけさ』や『自分の存在の小ささ』を感じる体験のことです。この体験をすることで、エゴを少なくし謙虚な気持ちを起こすことができます。謙虚になることで他人に興味を持てるようになり、自分の成功に対して『周囲の人が協力してくれたおかげ』と他人や自然の力に感謝の気持ちが起こります。謙虚な気持ちを認識し、世の中のためや他人のためという利他の気持ちを強くすることで幸せに生きれるようになります



▪︎【結論】幸せになるためには島皮質を鍛えるべき


幸せに生きるためには、脳全体をバランスよく使うことが重要であり、その方法として『島皮質』を鍛えることが有効です

私たち人間はポジティブで前向きな時こそ、潜在能力を最大限に発揮でき脳機能が向上する生き物です

まずは、前向きになることから始めてみましょう




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