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【最終回】ウノと教育?ウノで鍛える7つの非認知能力⑧

みなさん、こんにちは。教育アドバイザーの清水章弘です。
2021年、ウノ50周年の一年間でみなさんと紐解いてきた「ウノで鍛える7つの非認知能力」

ここまで6つの非認知能力を伸ばす、ウノの遊び方のコツをお伝えしてきました。

前回の記事はコチラ↓

とうとう最後になりました。では、最後は…?
これまで読んでくださった方は、もう気がついているかもしれません。
「ウノと言えばアレ!」というものを、まだお話ししていないことに…。

ウノが全世界で愛される理由は、このルールなしでは語れません。

そうです。手持ちのカードが1枚になった時の「ウノ!」です。
これがウノで伸ばすことのできる非認知能力の7つ目。

鍛える力は、もちろん「注意力」です。

「あと少し!」とゴールに近づいた時、人は油断するものです。
その興奮の中、あえて「ウノ!」と言わせるこのルールは、子どもにとって一番の落とし穴。

振り返れば、私も何度その穴に落ちたことか…。

でも、「こんな時こそ、油断しちゃだめだぞ」という大切な教えが含まれているのです。こういう教えは、言葉で伝えるよりゲームで感じたほうがよいのかもしれませんね。

子ども達には「ウノ!」と言い忘れる失敗を重ねながら、注意力を磨いてもらいたいものです。

さて、これまで7つを書き連ねてきましたが、いかがでしたでしょうか。

「カードゲームは楽しむためだから、勉強や能力と結びつける必要なんてないよ」という意見もあるとは思います。
もちろん、それは否定しません。

でも、あえてウノの効用を知っていただくことで、
「そうか、ウノって頭もよくなるんだな」と安心してウノに没頭していただきたいと思うのです。

シンプルながら奥の深いルールで世界中で愛され続けるウノ。
無意識のうちにいろいろなことに注意を払い、やればやるほど没頭できるのが王道ゲームの醍醐味かもしれません。

これまでの連載を通じて、遊びの中にはたくさんの学びの種が隠れていること、真剣に遊ぶことが、子供たちにとってさまざまな経験の土台になることに、改めて気づいていただけたら嬉しいです。

年末年始はおうちに眠っているウノを取り出して、ご家族で・お友達と、盛り上がってみませんか?


今年はウノ50周年。
これからも進化し続けるウノを、一緒に楽しみ尽くしましょう!
連載を最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


この記事を書いたのは・・清水章弘先生

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清水章弘(しみずあきひろ)
東京大学教育学部を経て東京大学大学院修了。
NHK Eテレ「テストの花道ニューベンゼミ」、TBS系「教えてもらう前と後」などに出演、テレビ番組では「赤門の神」と呼ばれる。

朝日新聞、EduA、朝日小学生新聞で連載中。ABCラジオ「清水章弘の合格への道」(金曜夕方5時)ではパーソナリティを務める。著書12冊。


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