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3歳の誕生日〜アルバム「MOSAIQUE」石田洋介。そして、新曲。

石田洋介「MOSAIQUE」
2017.5.1リリースのアルバムです。今日でリリースから三年。3歳の誕生日〜!

TuneCore 配信サイト一覧
https://linkco.re/8zvn0rSf

久々のフルアルバムで、石田さんも特に力を入れて作られていたなぁと当時を振り返ると思います。

石田さんのでかい声、そして、THE GOT KNEED STONEの分厚い音!

こんな解説も当時、書いてみた。

「MOSAIQUE」全曲感想。|https://ameblo.jp/uno0530/entry-12269656735.html

3年経って、このアルバムの中の曲にも普段ライブで歌われるもの、歌われないものと別れてきてはいますが、それでもどの曲の歌詞も「今」に通じる部分が多く、今聴いてもぐっと耳と胸に強く届きます。

かつて石田さんが過ごしたライブハウスの面影を歌った青春賦「ライブハウス」という曲。

COVID19での緊急事態宣言下に入る前から自粛や休業、中には閉店も余儀なくされてきたライブハウス。
昨日も渋谷のライブハウス閉店のニュースが入りました。
アーティストにとっても、オーディエンスにとっても、それぞれの想いが詰まった場所。それがこんなにあっと言う間になくなってしまう。

胸が痛い。


カビ臭い地下室で パワーアンプに火が入る
ハッパ臭いあのトイレで みんな魂 焦がしてる

みんな魂 焦がしてる

ライブハウスで育ったのさ
褒められたことなどないけど

ライブハウスで知ったのさ
心ってのはよく燃えるのさ


なくしたくない場所、なくしたくないハコを思い浮かべながら聴く。泣けてしまう。


「誰も欠けてはならない」とひとりひとりの大切さを歌う「PUZZLE」。
「アイタイ」に込められた素直な恋しい存在への思慕。
遠く離れた友達へ「今は逢えないけど 忘れないで 僕らがいること」とエールを送る「僕らは友達」。
未知の敵を前に様々な立場の様々な価値観が飛び交い、争われる中、俯瞰の視点で自律、柔軟、多様を歌う「モザイク」にはふっと心の混乱を振り払われる思いがする。
「ものさしで世の中を描いたつもり」になってないか?と問われている心地。

辛い夜を送る人へ「たのしいゆめをみよう」と安らぎを与えてくれる「こもりうた」でこのアルバムの本編は終わります。

その静けさが、今、とても嬉しい。

こわい ゆめは わすれよう
たのしい ゆめを みよう

どうか、すべての人にやすらぎを。

辛い毎日ですが、素晴らしい音楽の数々にいっときその辛さを忘れて過ごしています。
石田さんのこのアルバムにもこれまで何度も励まされてきたし、喜びも与えてもらった。今も、聴くたびに胸を熱くさせてもらっています。
そういう強い力があるアルバムだと思う。

よかったら皆様も聴いてみてください。

そして、三年後の今、こんな曲を作る石田さん。
「アイタイけどガマン」。
石田さんの名曲「アイタイ」にも繋がってるこのタイトル。

https://www.instagram.com/tv/B_ltdG2AzB0/?igshid=sm2m2i3zraxp

「アイタイけどガマン 僕と君の明日のため」

逆にこの曲、「今」を歌っているのですが、たとえCOVID19の禍が過ぎ去っても、変わらず通じるラブソングだなぁと思うのです。

石田さんの歌詞には普遍性がとても強い。特にこの数年、その傾向は増していて、リーチが長くなっていると思います。
たくさんの方の耳と心に届きますように。

最後に。
こうして素晴らしい音楽を生み出してくださるアーティストの方々には感謝しかないし、署名活動やクラファンなど微力ながら皆様の力になれればと協力しつつ、過ごす日々です。
ライブハウス、コンサートホール、映画館、劇場、寄席、美術館…すべての芸術を生みだす場所が守られることを心から願っています。

いただいたサポートは私の血肉になっていずれ言葉になって還っていくと思います(いや特に「活動費」とかないから)。でも、そのサポート分をあなたの血肉にしてもらった方がきっといいと思うのでどうぞお気遣いなく。