見出し画像

校舎のお別れイベントを盛り上げるための仕掛け

はじめに

スタッフのKさんは、絵を描くのが好きである。それも趣味で絵画教室に通うくらい好きである。
そのKさんは、”学校と言えば教室にある黒板”「黒板アート」でイベントに来てもらった人に喜んでもらおうと発案。

協力依頼

そこで、頼みの綱としたのは、絵画教室の先生でもあり、日展会友の洋画家藤本雄二先生と、地元の島根県立大東高等学校の美術部でした。
藤本先生は、風景画などの油絵などの作品も多々あり、展示会も開催されています。昨年は、地区計画のパンフレットに挿絵をお願いしたことがありました。
大東高校の美術部には「ぜひ、住民の思い出をつくるこのイベントを盛り上げてほしい」とお願いをしにKさんと振興会長が高校に出向いた。

準備

数日前からKさんは、学校の教室の掃除や黒板をきれいに拭き、藤本先生や高校生が来ても恥ずかしくないように整えた。
また、冬の2月の作業ということで、寒くないようにと家からストーブを持ってきたり、休憩にとお菓子やお茶をセッティング。高校生がリラックスして過ごせるように準備をした。

黒板アート

高校生の作業の当日には、部活の顧問の先生と一緒に学校中を見て回り、旧小学校の様子を伝えた。また、前もって高校に小学校の写真を渡してイメージを膨らませたうえでの訪問となった。
途中、一時保管されていた残本の教室では、いろいろな種類の本があり、それらをみて会話が弾み、少し緊張感がほどけたのは予想外に良かった事である。
高校生に依頼する教室まで案内し、あとは自由に過ごしてもらうよう席を外した。さて、どんな作品になるのか楽しみである。

大東高校美術部作業風景

高校生とは別の日に藤本先生が作業を行われ、すらすら~と進むチョークの動きに感嘆し、藤本先生は初めて黒板アートというものを手掛けたと聞いていたのだが、チョークの濃さや強さを使っての表現にただただ感心するばかりである。

藤本先生作業風景

話が前後するが、参加した高校生に感想を聞いてみた。
「自分は小学校を転校した経験があり、以前いた小学校(玉湯小学校)が閉校を迎えたときには、それに関われなかったのが残念で。今回、このように別の小学校ではあるが、最後の活動に関われてよかった。黒板のメッセージを書いたが、自分の想いも込めて作りました。」

大東高校美術部からメッセージ

広報

Kさんは、この黒板アートを手掛けるにあたって、山陰中央新報社へ取材依頼の連絡を入れた。

これには2つの目的があり
・このイベントにたくさんの人に興味を持ってもらうこと。
・母校でもあり地元の大東高校の活躍をぜひPRしてほしい。

新聞社も快く受けてくれ、高校生に取材をしに立寄ってくれた。

待ちに待った新聞記事

その内容は2024年(令和6年)2月27日(火)の新聞に、「校舎の思い出に彩を」との見出しで記事が載った。
取材が2月10日だったので、今日か今日かと待っていたKさんのホッと胸をなでおろした日でもあった。想像以上の記事の枠の大きさに喜んだのはほかでもない。

おまけ

・新聞記事に紹介が載ったあと

新聞に記事が掲載された日。その新聞記事からFM放送や、日本海テレビの「おびわんっ」で紹介された。
日本海テレビから、新聞記事の内容や、イベントの内容についての問い合わせがあり、その日の夕方に放送するとの報告を得て、交流センター内が浮き足立ったのは事実である。
また、放送中に「おびわんっ」の放送内で、MCのゆーきさんが「行ってみようと思います」にさらに沸き立ったのであった。

・学校給食風ランチは何食準備する?

学校給食風ランチ、もともとの予定は100食。予約が取れるかなどの問い合わせがあるが、先着順としている。
上記のこともあり、この前まで「残ったらどうする~?」など言っていたが、今度は「足りなくなるんじゃない?」に代わり、結局100食から120食に変更したのであった(笑)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?