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新会社設立で気付いた、コーポレート・アイデンティティの策定に必要な社外の伴走支援 -エンライズリレーションズ株式会社

■会社概要
法人名:エンライズリレーションズ株式会社
代表取締役:吾郷 克洋
設立:2021年4月
事業内容:DX支援事業

■支援概要
課題:新会社設立に当たって、自社の存在意義や事業内容を対外的にうまく伝えるために言語化したかった。

支援内容:アドバイザリーという形での企業のコンセプト作り及び、MVVの策定


ICTソリューション、HRバリュー、ベンチャーバンク事業などによって多様なビジネスソリューションを提供する株式会社エンライズコーポレーションは、近年グループ会社の立ち上げを推し進めています。株式会社エンターをはじめとして、エンライズソリューションズ株式会社、エンスペース株式会社、ENRISE GLOBAL Inc.と現在では多くのグループ会社を立ち上げております。

そんな中、2021年4月1日にエンライズグループに新たに誕生した会社がエンライズリレーションズ株式会社です。DX推進は現代社会の大きな課題ですが、知見のある人材は常に不足しています。そうした中小企業に対してITエンジニアのタイムシェアリングを通じてDX促進の支援を展開していきます。

エンライズリレーションズ設立前の昨年末(2020年12月)からunnameはCI(コーポレート・アイデンティティ)を目的としたコンセプトメイキングのパートナーとして参画しています。本プロジェクトにおいてはunnameはコンセプト作りを代行するわけではなく、アドバイザリーという立場でコンセプトメイキングにご協力しました。

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▲unname社の定義するコンセプト及び、MVV

今回はunnameに相談を頂いたきっかけやunname社の仕事の印象などについて、株式会社エンライズコーポレーション CRO 兼 社長室長の沖世さんにお話を聞きました。



より正しく自社を理解してもらうためにわかりやすいコンセプトが必要だと考えていた

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 -新しく会社を設立することが決まったタイミングでのご相談でしたが、なぜコンセプトを作ろうと思ったんですか?

僕たちエンライズグループはITのソリューションサービスを提供する会社ですが、「IT系」というその字面だけで抽象的な枠にはめられてしまいやすいんですよね。

ITという言葉はまるで何でも解決する魔法の杖のように思われてしまうこともあるのですが、そうではありません。我々の提供したい価値はITのツールを売ることではなく、「実課題を解決すること」です。

我々を漠然と「IT企業」という括りで認識されると正確に何をやっている会社かわかりにくく、正しくはありません。そして、できないことはできないと言える会社であるということ、その上でこうやったら同じ効果を得られるかもしれないと別の方法をご提案するということを大切にしています。


ですので、新しく立ち上げて動かしていく事業がどういったものなのか、何のためにやりたいのか、そうしたことをきちんと言語化して対外的に示すためにわかりやすいコンセプトが必要だと考えました。正しく自社について理解してもらうことは、営業や採用など様々な場面においてもとても重要なことなのではないかと考えています。


 -コンセプト作りにあたって、unname社に相談をしようと思った背景を教えていただけますか?

もともと宮脇さん(unname CEO)とは経営者交流会で何度も話す機会があって、センスのいい人だなと思っていたんです。

最初はいわゆるマーケティングの人というイメージが強くて、あまり自分とは協業できる部分がないなと思っていました。でも、PR TIMESの記事(株式会社unnameが法人向けのコンセプトメイキング事業を11月30日より本格的に開始)を見て考えが変わり、まずは相談してみようと考えました。


▼unnameが提供するコンセプトメイキング

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<コンセプトメイキングの特徴>
・時代の変化と共に変わらない(MVVはむしろ変化させた方がいいもの)
・あらゆる意思決定の判断軸となる(最終的に立ち返る拠り所)
・ブランディングとは似て非なるもの(最終的にはブランドになる)

当初は、外注に頼らず本やウェブで勉強しながら自分で会社のコンセプトを作ろうかなと思ったんです。でもやっぱり、「自分の想いを掘り起こして、対外的に見てもわかりやすいものに言語化する」って、全てを自分でやるのはすごく難しいんですよね。


 -そうだと思います。僕たちもこの仕事をしていて思いますが、他人について考えるのと自分について考えるのは全くの別物で、自分を深堀りするにはとても難しいです。

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そうなんですよね。実際に試みましたが、難しかったです。PR TIMESの記事を見たのが、コンセプトは作りたいけど自分で作るのは難しいなと感じていたタイミングでした。

コンセプトメイキングという普段とは違う頭を使わなければならない仕事だからこそ、センスが良くて人間性が合う人でなければお願いしづらいと思っていました。今回unnameさんにお願いしたのも、unnameさん以外にこの仕事をお願いしようと思える会社や人がいなかったからというのも正直なところです。



丁寧なヒアリングで僕の想いを引き出してもらい、最適化したフレームを用意してもらえた


 -今回はunnameが言葉を納品するわけではなく、フレームや叩き台の提供し、伴走する形で作り上げました。unnameの仕事のは総合的にいかがでしたか?

成果物に対しては非常に満足しています。僕自身はこれに対して全く違和感がなく、素晴らしいものに仕上げられたと思っています。

コンセプトストーリー

▲協働で作り上げたコンセプトストーリー


成果物が素晴らしいと思ったので修正なしの一発OKを出しました。非常に納得感がありました。印象的だったのは「仕事の進め方」です。特にこちら側から進め方を指定したわけではないですが、事前にフレームワークや叩き台を用意してくれていました。僕はそこに対して自分の言葉をはめていく、という非常にやりやすい方法で伴走いただけました。

このフレームワークの内容や細いニュアンスが、作りたいモノのイメージと全くずれていなかったので、非常にやりやすかったです。事前に十分にヒアリングしていだいてそこに対して最適化されたものをご提案いただいたのだと思います。

コンセプトの作成経験がない者が0から作るのと、フレームワークに沿って作っていくのとでは難易度が全く違います。このやり方だったからこそ自社のリソースは最小限にして適切な成果が得られました。

ちょっと話がズレるんですけど、僕はサッカーをやっていたんですよ。
サッカーってスピードが求められる競技なので「右足にこういうパスをくれ」みたいに言葉で具体的には仲間に伝えられないんですね。でも上手い人や相性が合う人って、そういうことを言葉にしなくても、パスのみでメッセージも含めてくれるんです。そうして、ゴールに迫っていくんです。

unnameさんの仕事はまさにそんな感じで、一緒に走っていたらいつの間にかゴールにたどり着いていたような印象です。当然、全ての人とフィーリングやセンスが合うわけはないので、最初に行ったヒアリングを元にして僕に最適なやり方で常に接してくれたんですよね。

 -unnameはヒアリングを元にしてクライアント一人一人に最適な仕事をすることを大事にしているので、そこを評価して頂けると嬉しいです。

本当にすごいなと思いました。特にコンセプトの元になる想いを理解するためのヒアリングでは、丁寧に質問を重ねて最後には必ず「感情」や「想い」の部分を触れてくれました。

特にこういう部分って自分では深掘ることはなかなかできないんじゃないかなと思います。でも、順を追って質問や会話を重ねていただけたのでなんとかやり切れました。



会社のコンセプト作りには非常に満足しているので、次は社内のサービスそれぞれのためのコンセプトも作りたい

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 -今後の展望を教えてください。

今回unnameさんに手伝ってもらって作ったコンセプトやMVVといったものを営業・採用・育成などの場面で利用していきたいです。

また、エンライズリレーションズの中には、ITのサービスとコンサルティングのサービスがあります。今回やったことには非常に満足しているので、次はそれぞれのサービスのMVV、コンセプトストーリーみたいなものを作りたいと思っています。

今回僕たちは新しく会社を立ち上げるタイミングでunnameさんと一緒にコンセプトを作り上げました。実際に自分で受けてみての感想ですが、「これから新しく会社や事業を作る」、「2代目3代目として会社を継承する」、そのような大きな変化があるタイミングには今回の我々と同じように、コンセプトを新しく作る、または考え直すのにいいのではないかと思います。

コンセプトを自力で作り上げるのは非常に難しいです。なぜなら、コンセプトの元になる自分の原体験やストーリーは自分では深堀り切れないからです。今回身をもって実感しました(笑)

そんな方達にこそ、unnameさんのような社外にいるプロを頼るのは良策だと思いますね。



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