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【たまにシリーズ】

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個人の備忘録を兼ねた【たまにシリーズ】です。グルメ、映画、サウナ、旅、アート、スポーツなど自由に書いたものです。
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#映画好き

【たまに映画】セックスうまい?不器用ピュア『愛なのに』

Amazon primeで自分が好きそうな映画だと思って観た。やっぱり好きだった。ストーリーも映画の世界観や空気も好きだった。 ■『愛なのに』作品情報&予告解説■ピュアな人たちの不器用な関係古本屋の店主・多田は昔好きだった女を忘れられない恋愛ピュア。自分なりの恋愛価値観がある一途な人。 古本屋に通う女子高生・岬は、多田を好きで求婚する恋や愛をこれから知るピュア。多田を何で好きになったかは気になる。 結婚式の準備に追われる一花はこじらせピュア。婚約者に浮気されたことでその気持

【たまに映画】アカデミー賞受賞作品。ロボットは2回目の受賞。

公開する前からずっと観たくて映画館に行けてなくて。アカデミー賞を受賞して、日本の映画史を変えた作品を配信まで待つのはありえない。とのことで、やっと、本日シネマシティの極上爆音上映に行けた。 ■『ゴジラ-1.0』作品情報&予告解説■映像だけじゃないストーリーの良さ世界が評価した映画は映画館で観るべき。生きている間にアカデミー賞を受賞する実写邦画がどれだけあるかわからない。唯一になるかもしれないし、ほぼ無いだろう。だからこそ、映画館で観るべきだし、映画館のスペックにもこだわる方

【たまに映画】『すばらしき世界』まっすぐで危なっかしい

■『すばらしき世界』作品情報&予告解説■真っ直ぐがいき過ぎると手に負えない元殺人犯が出所してからの物語。初めから最後まで、危なっかしくてしょうがない。一度、人生のレールを踏み外したら社会復帰できるのか。真っ直ぐすぎる男が、真っ直ぐがいきすぎて殺人を犯した。出所してもチャンスは想定通り少ない。繰り返して刑務所に戻る人が多いんだろうなってことがわかる。 社会が受け入れなきゃいけないというかもしれないが、刑務所に入っていなくてもチャンスが少ない世の中になっている気もする。日本の未

【たまに映画】『グランド・ブダペスト・ホテル』は5つ星作品。

■『グランド・ブダペスト・ホテル』作品情報&予告解説■ウェス・アンダーソンの世界ウェス・アンダーソンの世界が好き。美術、装飾、デザイン、クリエイティブ、世界観、そしてストーリー、キャスティング。ポスタービジュアルでウェス・アンダーソンの作品なんじゃないかってわかるのが凄い。オリジナリティの世界がある。 20代の時にみて彼のめちゃくちゃファンになった作品『ダージリン急行』。まだ観てない人はすぐに観た方がいい。三兄弟が最高なんですよ。でも映画を見たらインドに行きたくなるから注意

【たまに映画】『夏へのトンネル、さよならの出口』どこかで見たような、君の名は?

どことなく気になったアニメをみてみたが、それがもう。 ■『夏へのトンネル、さよならの出口』作品情報&予告解説■どことなく似ている??映画館でも3回観て、Blu-rayでもたくさんみて、配信でもたくさんみた『君の名は。』に色々と似ている。 似てる要素は「時間軸」「高校生男女」「協力からの恋愛」。 ストーリー的にはとても面白い設定でいいのですが、「名前を呼んで走るシーン」なんてもろ似せてるなって。 なんかいろいろと似てるなーって観ていたら終わってしまった感じの作品。ごめん。

【たまに映画】『蜜蜂と遠雷』天才と努力

移動時間でイヤホンの音量を大きくしAmazonプライムビデオ観ました。ずっと気になっていた邦画を観ました。 ■『蜜蜂と遠雷』作品情報&予告解説■天才を努力で越せるのか。2019年公開の映画で4年前にも気になっていた。音楽映画は個人的に好きなジャンルです。 ピアニストの演奏を生で観たことがないから、観客としてのリアル体験をしたことない中で観賞。ピアノを弾けないので、ピアノの知識もない。音楽映画を好きだけど、音楽はやったことがない。そんな、音楽に無知で関わりがないですが、映画

【たまに映画】『ABYSS アビス』 来月9/15公開

いよいよ待っていた公開が来月になった。 それは、須藤蓮監督の2作目『ABYSS』だ。 ■『ABYSS アビス』作品情報&予告解説■痛々しいほどのピュアとアートを感じる数ヶ月前、映画が完成した初号試写で拝見させていただきました。久しぶりに古巣の六本木試写室に行き、昔からよく座っている最前列の角の方で観た。 映画『ABYSS』はとてもピュアで痛々しくて、人間の弱いところが丸裸に表現されている。アート映画のような、フランス映画のような。純愛であり、偏愛であり。孤独であり、愛が溢

【たまに映画】『AIR』湧き出る確信が行動を起こす

Amazonプライムビデオで観れるおすすめ映画です。 お盆にお家でゆっくりホームシアターの人には、これもおすすめですよ。 ■『AIR エア』作品情報&予告解説■ビジネスの賭けは、想いから始まる『AIR』で、ナイキの「エア・ジョーダン」の誕生ストーリーを目撃した。子供の頃から当たり前にあった商品が生まれるために、どんな人が、どんな想いで、どんなことがあって実現したのか。とても興味深く面白かった。 ビジネスは1人の熱狂的な人が根拠のないワクワク感や予感から始まる気がする。もち

【たまに映画】表面的言葉と内面的物語。『ベイビー・ブローカー』当事者と観客との視点差。

お盆休みに突入しました。 お仕事ひと休みして、家族でゆっくり過ごしたり、やりたかったことをやったり。ひとりでで観たかった映画を観るのもいいですね。 いま、AmazonPrimeビデオで観れるおすすめ映画をご紹介します。 ■『ベイビー・ブローカー』作品情報&予告解説■言葉のイメージとブローカーらしからぬ人たち『ベイビー・ブローカー』というタイトルを観る限り、赤ちゃんの人身売買をする闇組織の悪い奴のイメージ。事実、やろうとしていることはその通りである。裏売買で赤ちゃんを売る。

【たまに映画】『アテナ』と現実。遊びじゃない戦争だ。

■『アテナ』作品情報&予告解説■映画から現実へ。表は裏によってつくられる。映画はフィクションとノンフィクションがある。 映画は未来を予測する創造力と発想力がある。 人々が求める世界を描くこともあれば、拒絶したい世界も描かれる。 それが、本当の世界でも空想の世界であったとしても・・・。 テレビではあまり報道されていないが、ネットやSNSでフランスの暴動が話題になっている。いま、この時間にも暴動がおこっている。昨年に製作公開された映画『アテナ』に酷似したフランスが現実世界で存在

【たまに映画】『凶悪』どこに潜んでいる

■『凶悪』作品情報&予告解説■悪に絡むと連鎖するあなたが雑誌ジャーナリストだったら、死刑囚の告発を信じるか? 映画ではたくさんの人殺しをみてきた。しかし、リアルの世界で実際に人殺しをした人を見たことはない。だから、もし自分が雑誌ジャーナリストだったらと仮定したとき、人殺しの死刑囚をどう見て、どう感じで、どう信じて、死刑囚の表情と言葉をどう受け止めるのか、想像もつかない。 死刑囚が雑誌ジャーナリストを利用して裏の悪である「先生」を暴露する。雑誌ジャーナリストは死刑囚の告発の真

【たまに映画】ゲームの世界へ『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』

■『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』作品情報&予告解説■親子で体験できるムービーアトラクション日本より先行して、海外で大ヒットして、世界と同時に日本公開。映画を観る前は内容やストーリーよりも「マリオの世界を覗いてみたい」という欲求に駆られた。そして、どうやら子供たちも同じだった。 このようなエンターテインメント作品は、通常の映画館スペックで観るよりも、4DXで観たい。マリオは体験型映画。つまり、アトラクション。今回「4DX3D」アトラクションに参加してきた。 ゲー

【たまに映画】外国人がイメージする日本ぽい暴走列車『ブレット・トレイン』

GWももうすぐ終わりです。各々楽しい時間過ごしていますか? 移動時間が長くスマホ映画しました。伊坂幸太郎さん好きな自分として気になっていたものがアマプラで配信されていた。 ■『ブレット・トレイン』作品情報&予告解説■設定が日本舞台で日本じゃない違和感を楽しめるか伊坂幸太郎さんの小説は未読ですが伊坂さんの作品は多く読んでいて大好き。この映画も映像では描けない、小説では面白く描かれる心理、情景などあっただろうと興味は持った。 しかし、映画は楽しめなくて残念だった。その入り込め

【たまに映画】西部戦線上司の思考異常しかなし

週末の夜にたまに夜更かしNetflix。アカデミー賞作品で配信で観れるものをチョイス。普段はサクッと軽く観れる恋愛映画やアクション映画を観るものの、重厚な戦争映画を観ることに。 ■『西部戦線異状なし』作品情報&予告解説■歴史から学ぶ、上に立つべきじゃない上司像第1次世界大戦の実話を元にした作品。ドイツ映画でドイツの実話を描き、反戦を問いかけている。スケールが壮大で映像も圧倒的。戦争のリアル感とスピード感も、残酷な映像も、実話と信じたくない世界線。こわすぎるし、人が人を殺すこ