見出し画像

文武芸道、鈴木亮平

Netflixでヒットしているシティハンター。実写版と聞くとどうしても不安がつきまとうが「鈴木亮平」と聞くと、それが期待感に変わるのが彼の魅力だ。
安心安全、信頼。演技に対して佇まいに対してそんなブランディングが確立していのだろう。
八重洲でピタットハウスの広告を見かけるたびに、この部署売ってるんだろなと思うから、できるビジネスパーソンのオーラまで出せることに、これがカメレオン俳優、引き出しの多さを感じる。

そんな彼の経歴は調べると想像通り。ザ・エリート街道だ。いわゆる丸の内に勤務しているような合コンモテ間違いない人たちの経歴と同じ路線だ。ただ違うのは大学ごのキャリア。丸の内ではブッ刺さる経歴を持って、芸能の世界に飛び込んでいる。ハンディキャップのように移るか、丸の内の奴らがこっそり話す、これまでの血生臭い努力は、鈴木亮平の芸能人生の歩み出しと同じである。

エリートコースとは何か、簡単にまとめると下記の通り。
・まずは生徒会長(中学生までに代表を務めている)
・親の潤沢な教育投資
・幼い頃から意思を尊重してもらっている
・努力の習慣
・努力の結果の成功

一歩間違えれば嫉妬の対象になる豊かな生活の中で、所属コミュニティと上手くやり一定の尊敬がないと勤められないポジションを経験。
また豊かな生活を提供する相手に対してプレゼン、自分の意思を通す力を持っている。
周囲はもちろん、スポンサーともきっちりコミュニケーションが取れている、それが私が思うエリートたちの幼少期だ。

スポンサーがいる、それもでかい。いや、これが全てではないだろうか。これはいわゆるガチャ、突出した才能はほとんどの人が持ち合わせていないが、この幼少期のスポンサーの有無がエリート街道を歩むかどうかの分岐点だと思う。これを得られるかどうか、が恵まれているかどうかの差である。
スポンサーがいなければ、スポンサーとの関係構築だってできない。意思を伝え、自身のメリットを引き出す。この難易度や成功確立ははある程度金を持っている相手でないと、一瞬で無理ゲーに変わる。弱者である子供は金無しの権力者と対峙してもリターンを得づらい、コキを使われるだけなのだ。

エリート街道のスタート地点から鈴木亮平の話に戻す。スタート地点に立てた彼は、エリートがエリートと言われる所以、並々ならぬ努力を続けたんだろう。出演作品、インタビューを追うほどではないが、それでも入ってくる彼のエピソードを聞くと花形を歩む人間が当たり前に行う「努力」を彼はやっているだけだろう。
そんな人間は人口の数パーセントだ。そうしたら自ずと結果はついてくる。だってそんな有能さから生まれる魅力を持つ人間はそんないないんだから。

2024年、彼は41歳だ。アクターとしてではなく、そろそろ次のステップが与えられるのが自然な流れだ。もっと大きなフィールド、もっと大きな責任を背負っていくんだろう。そして他のエリートと違うのは彼は日本中が注目をしている。中堅エリート社員や商社のCEOの動向なんで日本のほとんどにとってどうでもいい話だ。社会的地位はあるのだが、大衆には響かない、一部の層にとっての関心の的でしかない。

鈴木亮平を見て思う、彼はエリート人生の可視化を行なっている。多くの日本人にとって縁のない世界だったエリートたちの生活習慣、それを大衆に見せてくれている。それが彼の一番の魅力の1つなんだろう。

次は何を行うんだろう。文武は両道。そして芸の道を極める彼が、社会の一員としてビジネスパーソンとして高い視座からどんな次の一手を決めていくのか。苦労も失敗も成功も、彼が起こす行動は、エリート人生とはこうだ、という示唆が込められているんだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?