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アンラーニングについてGoogleの検索上位から探る

1.アンラーニングについて検索してみた

アンラーニングって聞き慣れない言葉ですよね。
そんなとき、ほとんどの人のやることは、Googleで検索をすることでしょう。

というわけで「アンラーニング」を検索してみました
忙しいみなさんは最初のページしか見ないので、2022年10月7日時点で1ページ目に表示された10サイトを並べてみました。

それぞれのサイトで解説している、「アンラーニングの意味」「アンラーニングのメリット」「アンラーニングの実践ポイント」について抜き出してあります。
驚くべきことに、アンラーニングを取り上げているサイトのどれもが、人材開発・教育分野の企業だったということです。

2.Googleで調べたアンラーニング検索順位Best10

第1位 HRPro

アンラーニングの意味
「アンラーニング(unlearning)」とは、これまでの価値観や知識を見直しながら取捨選択し、その代わりに新しいものを取り込むことを指す。 現状に合わせて学びを修正するため、「学びほぐし」や「学習棄却」とも言い換えられる。

アンラーニングのメリット
①従業員の成長
②従業員の意識改革
③業務の効率化
④変化に対応できる組織
⑤マネジメント力強化

第2位 JMAM

アンラーニングの意味
アンラーニング(unlearning)は学習棄却ともよばれ、持てる知識・スキルのレパートリーのうち有効でなくなったものを捨て、代わりに新しい知識・スキルを取り込むことを指します。「学びほぐし」ともいえるでしょう。

アンラーニングのメリット
①従業員の成長を促進できる
②業務効率の向上につながる
③変化に強い組織になる

アンラーニングの実践ポイント
①従業員の内省を促す
②選択をする
③学びの場を設ける

第3位 SELECK

アンラーニングの意味
「アンラーニング」とは、一言でいうならば「学びほぐし」を意味します。これまでの学習を通じて培ってきた価値観や習慣を認識した上で、必要なものを取捨選択し、新しいものを取り入れながら学びを修正するスキルのことです。

アンラーニングのメリット
▼従業員レベルでは、
①新たな知識や能力の習得
②予測不可能なことに対する肯定的なマインドへの変化
▼組織としては、
①従業員のパフォーマンス・エンゲージメントの向上
②変化に強い組織の構築
③新規サービスの創出・既存サービスの改善

アンラーニングの実践ポイント
①自己評価「リフレクション(内省)」「マインドフルネス」
②選択 「フィードバック」
③変革 「経験学習」

第4位 kaonavi

アンラーニングの意味
「アンラーニング」とは、「学習棄却」と呼ばれ、これまで学んできた知識を捨て、新しく学び直すことを指します。激しい環境の変化に対応するためには、新しい勉強を進めるだけではなく、従来の知識を捨てることも重要だとされています。

アンラーニングのメリット
①成長を続けられる
②業務効率が向上する

第5位 Schoo for Business

アンラーニングの意味
「アンラーニング」は「学習棄却」と呼ばれており、「これまで学んできた知識を捨て新しく学び直すこと」だと定義できます。環境の変化に対応するためには、新しい勉強だけではなく従来の知識を捨てることも必要だという考え方です。

アンラーニングのメリット
①経験値の高い人材の意識改革を実現
②既存業務の効率化を促進
③マネジメント力強化による収益性の向上
④従業員の成長

アンラーニングの実践ポイント
ステップ1|個人単位での内省を実施する
ステップ2|自分自身のクリティカルシンキングを行う
ステップ3|気付きの場を提供し参加する
ステップ4|効果を測定する

第6位 パーソル総合研究所

アンラーニングの意味
リスキリングを支える学びとして、これまでの仕事にかかわる知識やスキル、考え方を捨て、新しいものに変えていくことを指す「アンラーニング」

第7位 Lightworks BLOG

アンラーニングとは 「学びほぐし」で価値観の硬直化を防ぐ

https://research.lightworks.co.jp/unlearning

アンラーニングの意味
アンラーニングとは、一度学んだ知識や価値観を意識的に捨て去り、再び学び直すことです。「学習棄却」や「学びほぐし」などと訳されることが多いです。

アンラーニングのメリット
①意識面での変革
②業務の効率化

アンラーニングの実践ポイント
①批判的な見直し
②振り返り(リフレクション)

第8位 HR Trend Lab

アンラーニングの意味
アンラーニング(unlearning)とは、日本語で「学習棄却」ともよばれています。現在保有している知識やスキル、価値観を自己認識したうえで、より仕事の成果を高めるために取捨選択をおこない、現在の業務にマッチしなくなったものをよりマッチしたものへ、バージョンアップしていくことをアンラーニングとよびます。

アンラーニングのメリット
①生産性の向上が期待できる
②中途入社社員の早期戦力化
③ビジネス環境の変化に柔軟に対応できる社員の育成

アンラーニングの実践ポイント
①リフレクションをおこなう
②新しい価値観などに触れながら見直す
③意識的に捨て、新しいものを取り入れる

第9位 insource

アンラーニングの意味
アンラーニング(unlearning)とは、今まで学んだ知識や既存の常識をいったん意識的に捨て去り、ゼロベースから新しく学び直すことをいい、「学習棄却」「学びほぐし」などとも呼ばれます

第10位 EE-LMS

アンラーニングの意味
アンラーニング(学習棄却)を別の言い方にすると「学びほぐし」。これまで獲得してきた知識をいったん棄却して、現状にあった方向へ修正するという意味で使われます。

アンラーニングのメリット
①新たな価値観に対応できる
②継続的な学びにつながり、イノベーションが活性化される
③新しい方法を取り入れやすくなり、業務効率化につながる

アンラーニングの実践ポイント
①内省(リフレクション)
②他部署や異業種との交流
③知識や経験の取捨選択

3.まとめ

以上のサイトの見解の最大公約数をまとめると、

アンラーニングとは「これまでの知識を取捨選択して捨てる」という見方が多数を占めていました。

アンラーニングのメリットは、「効率化」という面が強調されています。
また、実践ポイントではリフレクション(内省)することが必要とされていました。

果たしてこれがアンラーニングの正しい解釈か否かは、この先どこかで検証していきたいと思います。

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