ゲーム開発で忘れちゃいけないこと
アイデアは真似とカオス
「良い方程式は先人の成功例、失敗例を参考にすることで出てくる。奇抜なアイデアはカオスから出てくる。」というのが自分が感じたことです。要はゲームを地道に改善するならば先人のゲームを参考に自分のゲームに加えたり先人のゲームと自分のゲームを比較するのがよく、奇抜なアイデアが欲しければ日常の例えば映画や広告、別の分野から得られた些細な発見をゲームに応用できないか考えるのが良いということです。それを実戦レベルで表すのがこの「真似とカオス」です。
良いゲームは試行錯誤で生まれる
実際ゲームを計画を綿密に練って、万全の状態で作ってみても「これ、あんまり面白くなくね?」ということがあります。その時大事なのはどんな良いゲームも試行錯誤で生まれているという点です。そういうときに諦めるのではなく、「じゃあなぜダメなのか」を考えましょう。問題提起→解決という流れでゲームはどんどん良くなるはずです。また解決案が複数出た場合可能ならば全て試しましょう。予想通りうまくいかない場合もあれば、「これはこれで良い」と意外にハマる場合もあります。またこれ以上良いアイデアが出ない、と言う場合も前述の「真似とカオス」が役に立ちます。使えそうなアイデアはないでしょうか。
やることリスト
やることに優先順位をつけることで作業効率は大幅に変わります。かならずすべてに優先順位をつけ、そのリストから消化していくことを忘れないように。また「今日中に完成させるぞ!!」と思いながら取り組むのも大事です。
不自然を自然に
実は不自然な部分を自然にするだけでクオリティは上がります。例えば静止していたプレイヤーの手を揺らしたり、どんな些細な不自然さを解決するだけでもクオリティは上がっていきます。これはグラフィックのクオリティはゲームをより写実的に、高精細にするだけで上がり、サウンドのクオリティは複数のボイスパターン、反響などを追加するだけで上がるのと同じことです。なるべくその不自然さを見逃さないように、気づいた時点でアイデアとしてまとめておきましょう。
なるべくシンプルなものから
ゲームはなるべくシンプルなものから作りましょう。そうすることで後々変更がしやすいです。ゲームの根幹をなす要素が決まったら、いろいろ盛り込むのではなく、まずはシンプルに作ってみましょう。シンプルに作るメリットはたくさんあります。
ゲームが絶対に動く
ゲームが絶対に動くとは個人開発において強力なアドバンテージで、これができるかできないかで一つの区切りになると思います。ゲームが動くとゲーム開発の楽しさも上がりますし、完成を「どこまで作りこむか」の問題に落とし込むことができます。逆にゲームが動かないと、細部を盛り込んだところで完成が見えず、焦燥感に狩られてしまうケースが多いです。
変更がしやすい
たとえばギチギチに仕様を盛り込んで複雑に絡みあったゲームを作ったあと、ゲーム性に問題が見つかった場合の変更は困難を極めます。そして良いゲームは試行錯誤と書いたように、実際に遊んでみて/遊ぶイメージが想像できてから問題が見つかるケースがほとんどです。そういった意味でも、シンプルに作ってあると問題の早期発見と変更が容易というメリットがあります。
デバッグの最適化を恐れない
デバッグの際の情報はめんどくさくてprint等などで済ましてしまう場合が多いと思います。ただしゲーム全体を通じて重要な情報は積極的に情報として可視化してあげると作業効率が上がります。例えば敵キャラクターの内部状態をprintするのではなく敵の頭上に表示してあげると、現在どんな状況になっているのか分かりやすく、デバッグもしやすいと思います。
全体の視点を大事に
アイデアではある一つを変更すれば解決、とはいかない。複数の要素が複雑に絡み合ってる場合がほとんどなので、全体としてどうなるかを常に考えましょう。例えばある問題Aを解決した結果、既に解決していた問題Bを解決していた条件が成り立たなくなる、ということがある。常にAとB、さらにCとDがどうなるかも考えてアイデアを出す必要がある。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?