宇宙ポスト
今まで『空白』だと感じてきたものはなんなんだろう。前まで美化させすぎていたなと笑うことのできた思い出すら時間が抜け目なく流れて少し荒んだものになった気がした。
満ち欠けの繰り返し。切ない部分が増えるとね、愛おしい部分も増えるの。
零れる記憶を見失う前に、そっと綺麗な言葉で蓋をしておくね。いらない偽物の愛の記憶の引き出しには鍵をかけて宇宙に投げるね。
始めるよ、後書きへの助走ルート。
大切な愛の思い出はそっと閉じていつでも取り出せるように。
初めてじゃないよ、開閉するのは。君が好きだから。過去になってしまっても、本物の愛は偽物になってくれない。
あの頃望んだ君の横も、君の1番も、今はもうないの。君との繋がりは空と月だけじゃない。ただそれだけ。
いいじゃない、ただ好きってだけで。もう私、あなたを嫌いになることを諦めちゃった。純粋な愛なんてそんなもんよね。
遠くなって溶けた過去はそのまま。またきっと新しい形にできるから。
魔法はまだ解かないでね。
『またね』のないサヨナラはもうしないよ。擦れて減ってもサヨナラしないよ。
君がいなくても生きていけることを実感したことが、君がいなくなることよりも辛かったよ。もう残る温もりと香りに縋らなくても良いのね。もうちっぽけな私じゃない、もう追わなくていい、もう辛くない、もう私は蒼い。蒼に染めてくれて有難う。今は起承転結何文字目かな。
幸せか不幸か分からない。でも、幸せを求める限りずっと不幸なのよね。幸せか、不幸か、普通か全部分からないけれど、全ての季節にあなたがいるなら吉にしか染まらないから。
大好きだよ、心の底から、愛してる。永遠にね
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