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【ジョージアに住む人たち】ジョージアに来て海外に住む選択は普通にできるなと思えた人に聞いてみた

こちらは、ジョージアに関するインタビューシリーズです!!!!!

ジョージアとは? ビザなしで一年間滞在可能な国です。地域としては、東ヨーロッパもしくは西アジア。北にロシア連邦、南東はアゼルバイジャン。南はアルメニアとトルコに接し、西は黒海に面した国です!

今回は「ノマドニア」のサービスを利用して、ジョージアに海外ノマドを体験しにきた高橋彩さんのインタビューです!!
いやほんと、いろいろな方がジョージアに行かれてるんですね!
ばばばばばばん!!!!!
まえがき:qbc(無名人インタビュー主催・作家)

今回ご参加いただいたのは 高橋彩 さんです!

Facebook:https://www.facebook.com/AyaTakahashiAroma

ジョージアで何をしていますか?

さあや:彩さんは今何してる人ですか。

高橋彩:今何してる人。難しい。自分の自覚的には何もしていない人です。

さあや:何もしていない人。毎日どんなことをされてますか。

高橋彩:毎日。ジョージアに来てからは、ノマドニアの講座で学ばせてもらって、ちょっと前は、業務委託で仙台の会社さんの総務を半年くらいやってました。

さあや:ええ。はい。どうして業務委託っていう形態だったんですか。

高橋彩:私がもう高校生のときから週5日普通の人と同じ量働くのは無理だなっていう自分の体質があって。もう2016年に起業してからずっとその週5で働かなくて済む仕事ばっかり探しながらやってるんですけど。その総務の仕事が月15日の出社でOKっていう条件だったので、やってみたっていう感じです。

さあや:そうなんですね。週5働かなくていいっていうことは、労働時間を軸に決められてるっていうことですか。

高橋彩:平日月〜金曜日のフルタイムが無理なので、それ以外の勤務時間で結構仕事を選ぶことが多いです。

さあや:そうなんですね。今ジョージアにいるっていうことなんですけど、そういったちょっと前の状態からジョージアに来るっていうのは、どういう経緯がありましたか。

高橋彩:ジョージアっていう国が、フリーランスとか起業したい人にとってすごく過ごしやすい国だっていうのは二、三年くらい前から知っていて。ノマドニアの公式LINEとかもずっとフォローしてたんですね。
私、2016年から個人で事業をやってきたんですけど、いろんなことをやってはやめ、やってはやめで、去年1年間ずっと「私は何をやっていきたい人なんだろうか」とか、究極「本当に自分でビジネスやるんじゃなくて雇われた方が楽なんじゃないか」みたいなところに、起業8年目にしてちょっとぶち当たったというか、すごく自分と向き合った1年間だったんです。

現状いうと、事業をやってきたりとかいろいろ自己投資した結果、今借金が900万円ちょっとぐらいあって、それをどう返済していこうかっていうことにすごく何て言うんだろうな、追い詰められるっていうとあれですけど、急き立られてた1年だったんですね。さっき言った業務委託の地元の会社の総務に入ってみたものの、そこは経営者の方と相性が合わないなというのを働いて2ヶ月くらいで感じていて。
そこを続けるかどうか迷ってたときに、友人が「彩ちゃんはたぶん日本の会社の体制が合わないと思うから、海外行きたいならどこに行きたいの?」みたいなことを聞いてくれたタイミングがあって、そのときにジョージアっていう国が気になってるっていう話をしたんですね。

さあや:はい。

高橋彩:そしたら「ジョージアなんて国、普通聞いたことないし、彩ちゃんの世界にその国があるってことはあんまりないんでちょっと行けってことなんだよ」って言われて。でもその時点でもう本当にお金が入っては返済し、入っては返済し、みたいな生活だったので、貯金も手元にないし、1ヶ月何もしないで学んでたら貯金がマイナスになることが確定しているような状態で「いや行けるわけない」って思ったんですけど。その友達が面白くて「900万円にプラス50万ぐらいマイナスになったところでそんな変わらん!」って言われて「それもそうだな」って思って。
今このまま自分のことがわからないまま現状に甘んじているより、とにかく一歩踏み出して、海外に一回1ヶ月住んでみるっていう体験を自分にさせてみようと思って、去年の10月に説明会を受けて今1月ジョージアに来たという感じですね。
(ここにYoutubeを埋め込んでいただければ幸いです→https://youtu.be/bfrjRcIUDcQ?si=EzzL0cVhKL93ULJE

なぜジョージアに?

さあや:そうなんですね。ノマドニアに今参加中ということですが、他の国はもう一切考えずジョージア目的ですか。

高橋彩:そうですね。もう最初から。他の国で開催していることも聞いてたんですけどジョージアに行こうと決めて説明会を受けた感じです。

さあや:ジョージアに来てみて、ジョージアはどうですか。

高橋彩:そうですね。いい意味でも悪い意味でも、期待していた以上でもなく以下でもなく、日本の暮らしの延長線上みたいな感じで生活ができたので。そういう意味で言えば、確かに住みやすいんだろうなっていう感じがします。

さあや:ジョージアの好きなところとか気に入っているポイントってありますか。

高橋彩:好きなところとか気に入っているポイント。うーんとね、美味しいおやつが安いところ。

さあや:美味しいおやつが安い。

高橋彩:うん。めっちゃ好きな板チョコがあるんですけど、たぶん日本で買うと輸入で7〜800円とかするのが200円くらいで買えるので来てすぐそれが神ってなったのと、あとなんだろうな、いい意味でみんな適当な感じがする。
お店の人とかも、無表情なことが多くて、フレンドリーな人はお笑いかけてくれるんですけどあんまり不必要にニコニコしてないから、それがデフォルトだと思ってると逆に気持ちが楽な部分私はあります。

(非常食として常備していた安くて美味しいおやつ)

さあや:気持ちが楽になるんですね。それは、日本と比べてどういうふうな心境ですか。

高橋彩:笑顔で接客されるのもすごく心地いいしありがたいんですけど、そこに何か無理してる感とか、何か仕事でやってる感みたいなのが出てると私は結構しんどそうだなってなってしまうので。何かこっちも笑顔で返さないとかなとか何か親切にしてもらったし親切にしなきゃみたいな気遣いしいなとこが出ちゃうんですけど、こっちの人は基本無表情だしぶっきらぼうだから、それがデフォルトだと思ってるとふと笑ってもらえたときにより嬉しさを感じたりとか。別に無表情でも怒ってるわけじゃなくてこれが普段なんだなみたいな気を遣わなくていいところがすごくいいと思います。

さあや:逆にジョージアに来て困ったことってありますか。

高橋彩:困ったことはちょっと空気が悪いことかな。排気ガスとか結構やっぱタバコ吸う人が多いので、私あんまりタバコの煙が得意じゃないから、前歩いてる人たちの煙が直撃しちゃうとかいうときは、ちょっと服に匂いついちゃうな困ったなっていうのあります。

さあや:Twitterにも投稿してましたね。

高橋彩:よく覚えてるね。

さあや:はい。これからもずっとジョージアにいるかどうかはさておき、彩さんにとってジョージアはどんなところになりそうですか。

高橋彩:ジョージアは住んだことがある国っていうポジションになりそうです。私はずっと宮城県の仙台市で生まれ育って、人生の大半を宮城県で過ごしてきて、一度だけ沖縄に3ヶ月だけ住んだことがあるんですけど、短い期間でもそこに住んだっていう感覚がある地域とそうじゃない地域って結構差があるなと思ってて。この3ヶ月住んだ沖縄と今回1ヶ月住んだジョージアは、なんだろう、うまく言えないんですけど、住んだことがある場所って言える場所になったっていうのはすごく不思議な感じがします。

さあや:住んだことがある地域とそうじゃない地域での差っていうのは心境的にはどういう違いですか。

高橋彩:どういう違いだろう。

さあや:例えば、またジョージアに行く、沖縄に行く、っていうときと別の例えば北海道に行くっていうときのジョージア、沖縄に対する気持ちってどんな気持ちですか。

高橋彩:例えて言うなら友達と家族の違いみたいな感じかな。観光で行ったことがある地域は友達みたいな感じで、住んだことがある地域っていうのは家族のイメージで何かもうちょっと訪れたり滞在するだけじゃない、一歩踏み込んだ関係値になってるっていう感じ。
その場所で生きていく暮らしていくノウハウ。何がどこにあるのかとかそういう情報が結構蓄積された場所っていう感じです。

さあや:端的にジョージアは好きですか。

高橋彩:ジョージア。うーん、実はそんなに好きではないです(笑)。この国で出会えた人のことは好きだけど、この国のことが好きかと聞かれると、好きと言うのはなんか違う気がする。
ジョージアはすごく落書きとかゴミまみれで汚いなって思うところもあれば、めちゃくちゃヨーロピアンなすごい綺麗な町並みもあったり、何かいろんなことがカオスに存在しているのを見ると、いろんなことが許されてるっていうか許容されてる場所だなっていう面が結構好きではあります

さあや:そうなんですね。彩さんはトビリシ市内は結構観光されました?

高橋彩:しましたって言っていいのかな。でもあんまり観光らしいことをしなくて、それこそ普通に日本に住んでて休みの日だからそこに買い物に行ってみようみたいな感じで行った先が目新しい=観光みたいな観光の仕方をしてました。

さあや:ここ行ってよかったなっていう場所ありますか。

高橋彩:行ってよかったのは、あそこ何て言うのかわかんないんだけども、ずっと石畳になってるすごい綺麗な通りがあって。ウェスティンホテルとか、高級ホテルが入ってるようなあたり。あのエリアはすごくヨーロッパを感じてよかったなっていうのと、
ちょうど昨日さあやさんと行ってきたジョージアのクロニクルっていうすごく巨大なエリア、歴史なのかあれはたぶんジョージア正教の歴史だと思うんですけど、それが刻まれた巨大建造物があるところは高台から市内を一望できたりしたので行ってよかったなと思いました。

これからジョージアでやりたいこと

さあや:これからジョージアでやりたいこととかすぐじゃなくてもいいんですけど、また来たときとかにやりたいなって思ってることは何ですか。

高橋彩:なんだろう。でもやっぱりノマドニア参加中は結構学びとか課題に集中してたと思うので、もっとこっちに住んでる人たちとの交流とか、どういう思いでジョージアに住んでるのかとか、そういう現地の人との交流みたいなものができたらいいなって思います。

さあや:最初はビジネスとかがやりやすいことからジョージアに関心持ったっていう話もあったと思うんですけど、そういう観点でやりたいこととか気になってることっていうのはありますか。

高橋彩:もしジョージアでビジネスをするんだとしたら、でも日本人向けのシェアハウスとか民泊はもしできるならやってみたいなと思いますね。あんまり調べてないけどコワーキングスペースとか人が集まれる場所をみたいなのがまだまだ少ないのかなって感じてたりとか、Airbnbはすごくレビュー評価が良いところだと質はいいんですけど、他のサイトとかで見る宿だとまだまだちょっと日本人クオリティには至ってないところが多いのかなと思うので。ノマドニアで定期的に日本人が来るなら、そういう人たちが住める場所があるといろんなコミュニティが醸成されていくのかなっていう可能性は感じてますね。

さあや:これからジョージアに来る人、そういうホステルに泊まったりとか生活をする人たち。そういうのに関心を持ってる人たちに向けて何か言っておきたいことあります。

高橋彩:そうですね、言っておきたいこと。宿の選び方のポイントみたいなっちゃうと思うんですけど、とにかくレビューが何を書かれているのかっていうのをちゃんと見るっていうことと、水回りとか写真が細かく載っているやつを選ぶとハズレがあんまりありませんっていうことですね。

さあや:はい。

高橋彩:あとはノマドニアの人に限定して言えば、結局講座がオフィスであるからオフィス周辺で宿取りたくなるかもしれないんですけど、私今回いろいろなトラブルがあってオフィスから地下鉄で2駅くらいの宿に今住んでるんですけど。交通費がめちゃくちゃ安いんで、バスとか地下鉄が本当に1回55円くらいで乗れるし、朝オフィスに来るときにバスとか電車に乗ってくると、本当にここに住んで生活してるんだなっていう感覚がすごい感じられたので、ちょっとくらいエリア離れたところを選んでも別に大丈夫なんじゃないかなっていうのは、実体験として思いました。

さあや:レビューをちゃんと見た方がいいっていうのはどういう背景ですか。

高橋彩:私がレビューがほぼなくて新しくできたばっかりの宿にチェックインしたらトイレ流すためのボタンが壊れて流れない宿だったっていうことがあって。結局そこはキャンセルして別のとこに移動したんですけど、レビューちゃんとしっかりしてるところの信頼度半端ないなって思いました。

さあや:そうなんですね。わかりました。最後に言っておきたいこと、言い残したことはありますか。

高橋彩:最後に言っておきたいこと言い残したこと。なんだろう。でも、1ヶ月ジョージアに住んでみて、すごく劇的に人生が変わったとか、なんだろな、すごい感動的なことが起こったとかはないんですけど、海外に住むっていう選択肢を無理って思うんじゃなく普通にできるなっていうふうに思えたのがすごくあったので。やっぱりジョージアに来てよかったなと思いますし、何かここで出会えた人たちとか会えた人たちをきっかけに日本に戻っても何かしら変わってきそうだなっていうことがつかめたので、本当に来てよかったなって思ってます。

さあや:ありがとうございます。

高橋彩:ありがとうございます。

あとがき

旅は非日常と耳にすることが度々ありますが、日常になる旅もあるんだなと、あやさんの話から実感しました。観光スポットをハシゴするスケジュールではなく、名物の食事を食べるだけではなく、そこで毎朝のルーティンができたり、同じルートを何度も通ったり、という繰り返される日々があるというスタイルの旅もあるなぁと。旅なのか、住んでいるのか、の境界はさておき。
人生100年時代に、その0.1%にも満たないたった1か月間を同じ土地で過ごした人がいて、こうしてインタビューとして対話を残せることが嬉しいです。あやさん、有難うございました!

インタビュー・あとがき:さあや

x:https://twitter.com/skier_neco

編集・あとがき:さりあ

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