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質問する力を上げると何が変わるのか?

今日、あなたは質問しましたか?
朝ごはんはご飯かパンか?
エアコンをつけようか?

自問自答も質問です。
明日の土日は誰かと会おうか?
それとも一人で読書をしようか?

あるいは逆に、人から質問をされましたか?
質問は日常的で、誰でもするものだけど、あんまりきちんと考えられてないよな、と思っていて。
例えば、子供の小学校の入学式に晴天で気持ちの良いスタートだなと思ったとする。
そこでこういう質問する。
では、もしも天気が雨だったら気分が悪かったのか?
悪かったかもしれない。
じゃあ、自分はこれからも天気に気分を左右されて生きていくのか?
そんなの嫌です。
そもそも、天気に気分を左右される意味はあるのか?
ない。ないからもう天気と気分を同調させるのは止めようか。
まあ、時々、遊びとして、同調させてもいいかなくらいで。

質問は考えるための技術です。

無名人インタビューでの質問

無名人インタビューをしているとき、私がイメージしてるひとつは、デッサンで、参加者に質問を投げかけるのは鉛筆を走らせて線をサッと引くことに似ていると思う。
参加者の人柄はどういったものだろうと思い質問を投げかける。
で、このデッサンはちょっと特殊で、こちらの方向に線を引くというのはインタビュアーが決めてはいるのだけど、すぐに参加者が代わりに線を引き始める。
質問するのはインタビュアーだけど、実際に回答するのは参加者ですからね。
で、描いてもらった絵を見ながら、人柄の基礎を作ったのではないかと思われるようなことを聞く、例えば家族との関係はどうだったのか? あたりが適当かもしれない。
共同デッサンとでも言えばいいだろうか。
こういうテーマで行こう、こうなりました、じゃあこうしようか、の繰り返し。その繰り返しによって、ひとつの像が浮かびあがってくる。
(その像がつまり、記事になります。読者への見え方のお話ですね)

質問はマッサージ

って、さっきは質問をデッサンで例えていたのに、今度はマッサージですかと。
私、比喩が出てきやすいんですよね、頭の中で。
「共同デッサン」というイメージはインタビュアー側から見た無名人インタビューの感覚を説明していて、マッサージは、参加者側から見た時の感覚をよく示していると思います。

よく、良い質問とは「新しいアイデアをひらめかせる」「自分では気づかなかったことに気づかせる」なんて言います。
質問は、思考の流れを変えたり、良くしてくれるんですよ。
そしてマッサージは、リンパ腺や血行といった体の流れを良くしてくれるんですよ。
で、良い質問というのはつまり、思考の流れの中で滞っている部分のツボを押さえて、凝りをほぐしてやって、そちらへ思考が流れるようにしてやることなんです。
その結果、アイデアをひらめいたり、新しい自分に気づいたり、するわけです。
無名人インタビューという場の中で、急に質問とは、という話を始めてしまったわけですが、大丈夫ですかね? ついてきていただけますでしょうか?

撫でるだけのマッサージでもいい

思考の流れわからない! ツボがどこかなんてわからないよ!
という方もいるかと思います。流れや凝り、ツボ、そこを書くのはちょっと今めんどくさいので省きますが、すいませんごめんなさい、でもね別にツボにハマらなくてもいいんです。
マッサージというのは、相手の体に触れるだけでもいいものです。
けっこう、自分で自分の体のどこが凝っているかわかってない人も多いです。

的を外した質問というか、ツボを押さえていない質問でも、自分の輪郭はわかります。
ふだん、自分の年齢や趣味を誰かに伝える機会がありますか?
あんまりないものです。
インタビュアーの質問に答え、自分とは何者かについて答えること、これだけでも自分という輪郭を思いださせるのに十分です。

痛いマッサージというのがありますが、質問にも痛い質問、答えにくい質問というのがあります。
嫌な思い出、過去のこと。自分が隠したいと思っていること。
こういった質問は強い刺激です。
質問慣れしてない人が無暗に強圧するよりは、体をなでるように、あたりさわりのないことを聞いていったら、良いですね。
好きな数字はなんですか?
好きな食べ物はなんですか?
好きな場所はどこですか?

みたいなものでいいんです。
何気ない質問でも、答えてもらううちに共通点が見つかって、点と点が結ばれて線になって面になっていくんです。

インタビューはロールプレイング

強いマッサージですが、いきなりするとびっくりしますし、初対面の人からされるとなおさら痛く感じると言うか、相手との心理的距離というものがあります。
また、思考の流れというのもあります。みなさん、いきなり過去のこと思いだせますか? あんがいすぐには思いだせないものです。
心の距離や、話そうとすることに対する自分の中での気分というのも、インタビューには影響します。
まあ、マッサージする場所もきちんとマッサージする場所として調えてあげていきましょうよ、ということです。

無名人インタビューは、インタビューをロールプレイング、お芝居だと思っています。
ウソをついてもいいという意味ではないですが。
話す人、聞く人という役割分担をはっきりさせることによって、話す人はえんえんと自分の話をすることを許され、自分のことを自分の物語の主人公として話せるわけです。
で、インタビュアーは聞くという行為に徹すると。

現在過去未来というドキュメンタリー

で、さらに、現在過去未来という順番で聞くのは、これは心理的距離と話しやすさの内的距離と対応させています。
初対面の人とも話しやすく、自分自んとしても思いだしやすい現在のこと。
そして次に、初対面の人と話しにくく、自分の中でも思いだすということをしなければならない過去のこと。
ここで現在と過去という点を結ぶ作業をします。
そして最後に、自分にとっても未知である未来を聞く。現在過去で結んだ線がどう未来に向かっていくか、これを参加者とインタビュアーが一緒になって描きだすというわけです。

でで、さらにこれを編集をあまり入れないドキュメンタリーに近い状態で記事にする。時間効率もいい。
と、このような形でと。

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