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プロデュース第1弾企画「あなたの転職、教えてください」インタビュアーに逆質問

こんにちは読者のみなさん。
無名人インタビュー主催のqbcです!
無名人インタビューって、インタビューしてるだけだと思ってらっしゃるかもしれません。が! 実は違います!
インタビューのプロデュースもしているんです!
私たちの目的は、インタビューというめちゃ面白い仕組みを世の中に広げていってしまっちゃおう!! ということだったんですよー。
人間ってね、やっぱり人に興味を持っちゃうものなんですよ。なので、何かを知りたい、と思った時に人から聞くこと=インタビューを入口にするのって、すごく有益です。そして楽しい。わくわくする。
なんでだろ。人の話を聞くのってわくわくしますよね。
わくわく。わくわく。
みなさんは、わくわくするのが好きですか?
好きですよねえ?
その人を知る、人から新しい知識を得られる、と思うとわくわくが止まらんねえ! てなりますよねえ!!
そんなにわくわくするのが好きならインタビューしちゃいなよ! ってことです!!
というわけで記念すべきインタビュープロデュース第一弾は、はるまよさんの「あなたの転職教えてください!」インタビューです!!
初回は、本番で使用する質問リストを使って、インタビュアーはるまよさんをqbcがインタビューしてみました!
【まえがき:qbc・栗林康弘(無名人インタビュー主催)】

今回の参加者は はるまよ さんです!


【はるまよの経歴】
・PR会社:PRコンサルタント(約5年)
・専業主婦(約1年)

このインタビューを受けた理由は何ですか?

正直、このインタビューに答える側にはまだなれないと思っています。
主婦になったから、子供を産んで家庭に入ったままということもまぁ選択肢としてはあるんだろうけど、自分の中でしっくり来ないから、やっぱり仕事はしたいんですよね。

仕事って、小学校の「係決め」みたいなもので、
なんかしら、社会の中での役割ってある気がしてるんですよ。
家庭での役割もそうなんだけど、私はやっぱり社会に出たいなと思っていて。

また仕事をすることは自分の中で決まっているけど、具体的にどの職業にすればいいのかがわからない。
前職のPRコンサルタントは自分と合わないとわかったけれど、次に何がしたいのかわからなくて。
もし、他の方の転職の話を聞いてヒントにさせてもらえることがあったら嬉しいなと思い、この企画を始めました。

転職がしっかりできた暁には、このインタビューに自信を持って答えられると思いますね。

転職の理由は何でしたか?

PRコンサルタントから専業主婦になったことを転職と考えるとってことですよね?

仕事が合っていないと思ったからですね。
長時間労働だったし、体調崩していたし、すごい苦しいことばっかりやってたんですよね。これを続けていても大成しないなってすごい思ったんですよ。
だって、持続可能じゃないから。だから、辞めようって思いました。

–––合わないお仕事というのは、具体的にはどんな内容だったんでしょうか?

PRコンサルタントをしていたんですが、大手のクライアントさんの広報の代行をやっていました。プレスリリースを書いたりとかイベントやったり、当日の運営もしていました。
中でもプロモートって呼ばれる、クライアントさんからもらった情報を企画書にして新聞とかWebメディアに無料でコンテンツとして取り上げてください、パブリシティにしてくださいっていう営業が、自分には一番合わなかったですね。
あとはすごいスピード感が求められる仕事というのも向いてませんでしたね。

–––スピード感が苦手だったんですか?

苦手苦手、一番嫌いでした。どんどん次の作業をやっていかないといけない。
自分で段取りして、どういう手順でやって、みたいなことが多分すごい苦手だったんですよね。でも、それを常に求められてしまう。じっくりひとつのことに取り組むプロフェッショナルよりかは、同時にたくさんのことを進行させるジェネラリストの能力が求められていましたね。

でも、営業も苦手ですね。売り込むのがすごい嫌いでしたね。情報を取りあげてくださいってテレビ局にいきなり電話したりとか、もちろんルートって呼ばれる、コネクションを使った営業もあったんですけど。そのコネクションを維持するためにコンタクトを取るとか、そういうのも含めてすごい全部嫌でしたね。嫌でも頑張ったら結果が出てしまって、ずっとその仕事をする羽目になってしまい、それも含めてきつかったです。

転職を決断した瞬間は覚えていますか?

ある人に、ある言葉を聞いたのが決定的だったんですよ。
「人を雑に扱う人は、本人が自分自身を大事にしていない」って。
私自身が言われた言葉ではないんですけど、めっちゃ刺さったんですよね。
この会社にいては駄目だなって思って、そこから、2,3日ぐらいで辞めますって言いましたね。

正直、すごくいい会社だったんですよ。セクハラもパワハラもないし、風通しはいいし。平均年齢27歳とか28歳の会社で、7割くらいは女性。忙しすぎて悪口とか言う暇もないし。
やってる仕事は華やかだし、クライアントは誰もが知っている大企業ばっかりですし。

でもやっぱり、忙しすぎてみんな自分を大事にできないんですよ。

結局仕事は遅くまでやらなきゃいけないし。一見すごくいい会社なんだけど、実は人を大事にはしてくれない。
このことに決定的に気づいてしまったことかなと思います。

–––他に転職を決断した決め手はありますか?

この仕事でしたかったことが、ある程度やれたな、って思えたことも大きかったですね。

一つは、どう見せるかを考えるのかってこと。これはすごい楽しかったです。大学時代に舞台とかライブの演出をやったこともあったんですが、大衆が何に興味を持つかっていうのを、知りたかったんですよね。
あとはPRって、社会全体の中でクライアントの会社を演出する仕事ですから、どうしたらテレビは取りあげてくれるんだろう、新聞やwebはどうやったら書いてくれるんだろうとか、その基準はなんだろうとか、そういう法則性をすごい知りたくって。
半分社会科見学なんですけど、そこへの好奇心がある程度満たされたっていうのも大きいですね。

–––結婚と退職は関係がありますか?

関係ないですね。退職届を出したのは、プロポーズされる2週間ぐらい前だったし。誕生日前だったので、されるかもしれない予感はありましたけど。

でも、退職は結婚とは別に決めたくって。彼と結婚するから会社辞めようって、彼とうまくいかなかったら、辞めなければよかったってなるかもしれないじゃないですか。

なんか、私のプライドが許せなくて。私は今も貯金から生活費出してるし、完全に寄りかかりたくはない。
仕事は、自分の人生の中で考えたかったんですよね。

転職する際に直面した最大の困難は何でしたか?

辞めるって決めるのがすごい大変だったんですよね。プライドもあったし。みんなが知ってるような会社のPRをやってたし、それはすごい自分でも嬉しかったし。

いや、諦めるのが怖かったのかもしれないですね。今、ふと思ったんですけど。
この仕事が向いてないのは、もう新卒で勤めて半年ぐらいでわかってたんですよ。絶対これ違うな、って。
でも、そういうふうに自分で諦めるっていうのが、しんどかったのかもしれない。
辞める上での最大の困難は、自分の心理的な部分だったかもしれないですね。

転職後、仕事や生活にどのような変化がありましたか?

すごい時間にゆとりがあって、自分を取り戻している感じですかね。
正直、嫌なことをやるためには、自分の感覚をどんどん貧しくしていかないといけないじゃないですか。
だから、嫌なことを続けていると、自分は何が好きなのか、何をしたいのか、何が楽しいのかって、正直訳わかんなくなってたんですよね。
それはその会社にいたときだけじゃなくて、今までの人生全部だったかもしれないけど。
とにかく、その鈍さみたいなものを取り除いて、そこから自分の感覚を取り戻しているような感覚ですかね。

これ美味しいなとか、風が気持ちいいなとか、このアニメ好きだなとか。旅行も全然行けてなかったから行っているし。
好きって思う感覚、楽しいって思う感覚、ポジティブな感覚が鈍くなってたのかもしれないですね。
それは仕事の中で嫌なことをしていたから。嫌なことやるってしんどいじゃないですか。

–––しんどいと、どうなるんですか?

いや、しんどくならないために、感覚を鈍らせるんですよ。
でも、傷つきやすくなりますかね。なんかでミスしたりすると、怒られるわけではないんですが、すごい深く傷つくようになって。
情緒が不安定になるんですよね。

そういう嫌なことはしなくていい。面倒くさいことはしてもいいと思うんだけど。そして、自分の感覚を大事にするのが大事ですね。

転職をしたことで何を学びましたか? 反省点や後悔はありますか?

自分の感覚に責任を持つこと、信じた上でちゃんと決断していくことの大事さ、かな。
ある意味で、それは自分を守ることだから。

逆に言うと、やっぱりそうなれる仕事を探さないといけないなって。自分を削らなくていい仕事。面倒くさいけど得意なこと。
なんか難しいですよね、人って。自分の成功体験の中でしか語れないって前提を知った上でキャリアを考えなきゃいけないし。

–––誰かに相談はしていましたか?

旦那さんには相談してたし、親にも相談したし、友達にも相談はしていました。みんなに「辞めろ」って言われてました。

だけど辞めなかったんですよね。結局、最後は自分ですね。
自分はまだできるって、信じていたかったんでしょうね、きっと。あとは精神状態が、普通ではなかったんだと思います。
視野狭窄って感じですかね。社会って厳しいんだ、これぐらい変えなければいけないんだ、これしかないんだ、みたいな気持ちになってました。

転職を考えている人に何かアドバイスはありますか?

辞めても意外とどうにかなる、ですかね。
仕事に行くのが怖いって感じるようになっていたので、そういう「怖い」みたいな気持ちには従っていいと思う。

今後のキャリアについてどのようなビジョンがありますか?

それがないからこのインタビューを受けているんですけどね
でも面倒くさいけど得意なことをまずライスワークにしたいかな。大学時代のアルバイトでした家庭教師とか、そういうのは合ってるかなって思います。教えるのは得意だと思うし。
塾講師などではなくて、個人の家庭教師だったら、その場でのコミュニケーションで完結することが多いだろうと思うので。

–––組織で働くのが向いてなかったんですかね?

お察しの通り!。
例えば家庭教師だったら、所属はしているけど、授業の内容を決めるのは私だし。その方が向いているんじゃないかなと。
向いていないのは、例えば工場の中で、別の人がやったものを引き継いで、自分の作業をして、それを別の人に渡すみたいなことですね。
前職で、それがとても苦手なことに、はっきり気付きましたね。

–––ジェネラリストになりたくないという気持ちもありましたか?

そうですね、強くありましたね。
なんでもできるようにならなきゃいけないけど、でも専門的には何もできないみたいな、そういう感じがすごい嫌だった。
なんか、雑用みたいな感じにしか感じられなかったんですよ。
だから、向いてないなって思いました、本当に。

なので、質問に答えるとしたら、このインタビュー企画を通して、見つけていきたいと思っています。

あとがき

いかがでしたでしょうか「あなたの転職、教えてください」インタビュー。
その人の持つ仕事に関する考え方、感じ方が言葉から浮かびあがってきて、なかなか面白いですねえ。
そう、仕事についての考え方を知るのも面白いんですが、このインタビュープロジェクトにはもう一つ仕掛けがありましてですね。
インタビューするはるまよさんを、さらに私qbcがインタビューするんです。
インタビューすることによって、はるまよさんの仕事観、職業観はどう変わっていくのか。それとも変わらないのか。
はるまよさんのゆらぎも、サイドストーリーとして楽しんでいってくださいねー!!
【インタビュー・あとがき:qbc】

#無名人インタビュー #インタビュー #仕事 #転職 #はるまよ

インタビューご参加お待ちしております!


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