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鬱と心の病のマガジン

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鬱と心の病のマガジン!!!
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#双極性障害

みんな何かしら抱えてるものは絶対あると思う人

むかしむかし、ある村に、慧眼(けいがん)という名の若者がいました。慧眼には不思議な力がありました。人々が心の中で抱えている悩みや苦しみを、その人の背中に乗った見えない荷物として見ることができたのです。 慧眼は気づきました。「みんな何かしら抱えているものは絶対にある」と。 ある日、村で最も幸せそうに見える富豪の背中に、大きな荷物を見つけました。話を聞くと、富豪は家族との絆を失っていたのです。 また、いつも明るく振る舞う若い娘の背中には、重い病の荷物がありました。 村一番の力持ち

遺言は就職がゴールじゃない、の人

幸福幸福幸福って難しいですよね幸福幸福って。 幸福ムズい。 いやかんたん! 心から理解されることで人は幸せになりますよ。人は、人に話を聞いてもらって、それで心から理解してもらえれば、それで幸せです。 ただそれだけで幸せ。 深い、ただ、心臓が脈打ってるだけで心地いい。 生きて、息を吸って吐いてしてるだけで気持ちいい。 そういう状態を私はインタビューフルネスとなづけました。 この状態に至るのが難しいっていうのはね、単にね、忙しすぎるんですよ。ご飯食べて、今日あった出来事を話す相手

ちゃんと愛したい人

無名人インタビューnoteで「潰瘍性大腸炎」と検索すると、2件記事が見つかります。ひとつはパートナーの方が大腸炎になったというお話。 そしてもうひとつは、当事者の方のお話です。 ひとつのカミングアウトをきっかけに、SNS上を表明がさざなみのように広がっていくようすは、不思議なようでもあり、むしろこれは当たり前のことだよな、と思ったりもします。 人は人から影響を受ける。 これはまぬがれようもない。 人は人から学ぶ。 そうして人は文化を作っていく、と。 最近私は、過去の無名人イ

自分のことを喋りたかった人

mixi再開しました。 マイミク申請お待ち、しています。 懐かしいですねmixi。20代のときにやっていました。20年前ですね。。 mixiで知りあった人とゴールデン街で飲んでて、モデルしてためちゃきれいな人なんですけど、病んでいて、強迫神経症で深夜の新宿の闇の中、ごめんねごめんねと言いながら鍵を探していたのを覚えています。ごめんねごめんね、やめなきゃいけないってわかってるんだけどやめられないんだと言いながらかばんの中をまさぐっていました。 あの人、今頃なにしてるんだろな。

「死にたい」と思いながら生きていてもいいと歌う人

最近は、あわよくば、て考えてます? 漁夫の利です。 寄らば大樹の陰して、玉の輿を狙ってたりします? 時代が冷え切っちまってるんです。インタビューで、平成バブルと令和コロナの大学生の話を比較するんですよ。バブル組はアルバイトしててもチップもらったり、クリスマスは六本木でパーティするんです。令和コロナはアルバイトもオンライン英会話で、恋人と二人で2万のお食事だったりするんです。 まあまあまあ、どの時代にもてっぺんと底辺がいて、まんなかへんの過ごし方があるんですよきっと。 まあね、

カメラをでっかいお守りみたいな感じで持ってく「心が動かないってこんなにつまんないんだ」と思う大学休学中の人

あなたは覚えていますか? 何者かになろうとしてあがいていた時期のことを。そんな時期はなかったですか? それとも、いまだ「何者」かになろうとあがいている最中ですか? コロナは時代を変えました。何も変わっていませんか? 少なくとも変えたようには見せました。あるいはステイホームが内省の時間を増やした結果、人はより多く悩み、もだえ、意志をくじけさせられることがあったかもしれません。悩んだところで問題はいっこうに解決されないということを学んだかもしれません。 問題は悩んでも解決しないで