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通販委託で爆死したオタクの話


こんにちは。

今回も前回に引き続き、グチグチ記事です。

このご時世だからこそ感じた、即売会のありがたさを書いていきたいと思います。


1. 相次ぐ即売会の中止


やっと最近になって開催されるようになった同人即売会。その前までは相次ぐ中止のオンパレードで、本当に気落ちしました。

私が身をもって体感したのは今年の2月の即売会。

ちょうどその頃某ウイルスが蔓延しはじめ、注意喚起の声も大きくなっていた時期でした。私は免疫不全の持病を抱えているため、この時参加しようか迷ったのですが、何かあってからでは遅いと思い、参加を見送る事にしました。

思えば、この時から私の負のスパイラルは始まっていたのだと思います。


2. 刷り上がった新刊の行方


皆さん、イベントに向けてたくさんの新刊をご用意されていたと思います。かくいう私もそうでした。オリジナルと版権のイラストを織り交ぜたイラスト本を新刊として用意していました。

しかし2月のイベントは不参加。新刊どうしようかな、と思い、いつもお世話になっている某通販サイトさんに一部分、委託する事にしました。


しかし、委託から6か月以上経過した今で、売れたのは1部だけ


え?マジ?と思いました。正直。

その他にも既刊を委託していたのですが、売上はゼロ

えっ委託…委託…って…こんなに…売れないものなの…?


はい。正直に言うと、いつも地方での即売会の参加だったので、委託をする事により全国にいるフォロワーさんに届けられる。お手に取って頂ける。そう思っていたんですね。

通販サイトをぼんやり見ている人が「欲しい」と思って買ってくれる、そんなラッキーもあるかもしれない。そうとも思っていました。


ところがどっこい。1部です。正確に言うと版権本で1部売れたので、委託して半年での売り上げはたったの2部でした。


3. 心、折れました


正直、心が折れました。

Twitterで宣伝もしつこいくらいたくさんしたし、名前の隣に「@新刊通販」をつけたり、プロフにURLを載せたり、通販サイトさんにもツイートしてもらったし、版権に関しては流行のものを描いたので目に触れる事は多かったと思います。


しかし「通販委託 売れない」で調べていると…私みたいな方がたくさんいらっしゃいました。中には100部刷って爆死。500部刷って爆死。そういう方もいらっしゃいました。


私はこれまで30~50部の少部数を即売会のみで完売させる、という事が出来ていたので、高を括っていたんですね。通販でも売れるだろうと。

しかし調べると「無名サークルのイラスト本の通販は実際に中を見れない分、賭け。正直買おうという気にならない。」という率直なご意見もありました。


なるほど………確かにそうです…。


さらに調べると「縁日で売ってあるものは、家で見るAmazonでわざわざ買わないだろう」と、当然の理論を見かけました。


折れた心に……沁みますね……。


4. それでも新刊を作り続けてみた


盛り上がりを見せていた「エア即売会」に便乗しようと、私はそれでも新刊を作り続けました。イラスト本ではなく、一定数ファンがいる自創作のキャラ設定集&イラスト本など、少し志向を凝らしたものを作ってみたりしました。

イラスト本を作るときはイラスト本だけではなく、描き下ろしのポスターのセットを作ってみたりもしました。


エア即売会だけでなく、某通販サイト様主催の小規模イベントに委託参加をした事もあります。


しかし、結果は爆死でした


某通販サイト様主催の小規模イベントに関しては秋葉原だからと張り切って50部刷りました。でも1部も売れませんでした

えっ…何かの見間違い…?反映が遅いのかな…?明日明後日見たらせめて10部くらいは売れてないかな…?


そんな夢も潰えました\(^o^)/


私みたいな無名サークルは全く歯が立たないんだ…。そう痛感しました…。

友達にそれを言うと「〇〇(版権)は某通販サイトさんでエアやるっていうからサークルさんがこぞって新刊作って、小さいサークルさんでも深夜通販で即完売したよ~^^ タイミング間違えないようにいっせーのでやったら即完売だった^^」と報告を頂きました。

私もその版権イラスト本…作っていたんですが………。お眼鏡に敵わなかったんですね……。

悲しみが満ちていく…。


5. 爆死した私が思う事


ふと思いました。「自分がもし買う立場だったらどうだろう」と。

相互さんがイラスト本を作る。新刊PRのツイートを見かける。通販サイトに飛ぶ。内容を見る。値段を見る。


果たして「カートに入れる」んでしょうか。


通販ってびっくりするくらい財布が硬くなるというのは本当の話で、冷静な自分が「いつでも買えるからよくない?」と言ってくるんですよね。

まさしくその心境。その心境が、私の「売上2部」の結果になったんだと思います。

確かにTwitterのフォロワー数は1100人くらいで多い方とはいえません。PRのツイートのRT数も1~5くらいでした。タグをつけても反応はありませんでした。


う~ん、これは無理ゲーに近い筈だわな!


もう暫く新刊も作りません。即売会に参加して、全て捌け終えるまで、多分、もう暫く作りません。

本当は印刷会社さんとか某通販サイトさんに少しでもお手伝いが出来れば~と思っていたんですが、貢献は出来たと思うんですが、まあ爆死した私の手元(通販サイト)には在庫が有り余っているんですよね。

だいぶぬくぬくした環境にいたんだ、と改めて痛感して、売れるだろうと高を括っていた自分が恥ずかしくもなりました。


6. それでも活動は続けたい


それでも新刊は作りたいです。

ひとつの目標に向かってイラストを描いて、イラレで装丁して、入稿して脱稿するっていう達成感は癖になりますから。

やっぱり何か新しいコンテンツを作り出して、広く見てもらって、それが仕事に繋がればいいなって今でも夢見てますから、根気強く続けていきたいです。


でもこれだけは言わせてください。


コロナてめえだけはゼッテェ許さねえからな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

サポートを頂きました折には、今後の活動に役立たせて頂きます。いつもありがとうございます。