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SM倶楽部体験記 プレイ編3


SMは快楽だけで終わるものじゃない。

ここからは鞭の時間。たっぷりご褒美を頂いたのだからしっかり耐えて頑張らなければならない。

まずは四つん這い。
床に四つん這いになりわたしの私物の桃さんのバラ鞭を打って頂く。
最初は軽くペシペシと。だんだん強くなりバーンという音が鳴る。
桃さんの鞭は重いので今度はH様の私物のバラ鞭で打ってもらう。結構強めで。
これくらいなら余裕で耐えられる。
耐えきった後、打たれた所をフェザータッチされる。これが大好き。ゾクゾク気持ちいいから。

今度は手を釣り上げられ、一本鞭で巻鞭をして頂く。

まずは私物の桃さんの一本鞭。普通に痛いけど耐えられる。
シュバッ 良い音。

H様が楽しそうに笑う。

痛くてわたしも笑顔になる。楽しいからだ。

時間的にもう終わりかと思えばH様が私物の一本鞭を取り出してきた。

H様の一本鞭は凶悪な事でわたしの中で有名だ。
わたしの知ってるお客様をズッタズッタのボッロボロにしてきたからだ。あの跡は怖かった。

鞭の形状的に痛そうなのがわかる。
普通の一本鞭は先端がバラけている物が多い。だが、H様のは違う。先端が編み込まれていてより凶悪になっている。(天ノ介さんのグローウィップ)(比較対象は桃さんの一本鞭)
恐怖。恐怖だ。
勝手に涙が出てくる。興奮より恐怖が一瞬だけ勝った。怖い。怖い。普通に泣いてた。

「怖いよねこれ。3発だけね。」

「でも打つよ。」

シュンッと良い音が鳴ってわたしのお腹に軽く巻鞭される(お腹ならしっかり跡を付けて良いと伝えたからだ)骨まで響く感じがした。
一発目。予想だにしない激痛が走った。ここで完全に身体がキャパオーバー。
二発目。涙が止まらない。
三発目は打ってすぐ鞭を置いて抱きしめに来てくださった。抱きしめられるのも本当に嬉しい。鞭耐えたことを認めてもらえる様な気がするし、H様の温もりを感じるから。

「がんばったー!いい子だー!!」
ぎゅーーーって抱きしめられて褒めてもらう。
そのまま鞭跡を舐められる。ゾクゾクした。
(動画内でのわたしは痛みで号泣してた。)
鞭を打たれてヒリヒリした所。そこに舌が這わされる。

吊られていた手を解かれすぐに泣きながら
「本日はご調教ありがとうございました。」
ご挨拶をする。
ちゃんと言えてたかどうか怪しい。
H様はかわいいと言って下さった。
頭を上げ、直ぐに涙と鼻水を拭いた。だんだん三発しか耐えられなかったわたしにイライラしてきた。
…もっと受けたかった!そんな気持ちになり悔しくなりまた泣いた。
しばらく泣いてシャワーに行く鞭跡にお湯が染みる。嬉しい。やった!という感情と悔しい!という感情が交互に頭をぐるぐるし、また泣いた。

しばらくH様はそばに居てくれた。ルームを出てからいつもの駐車場でタバコ2本分。
H様は次にお仕事があるそうなのでそこで別れた。

不思議とスッキリとした気分だった。ひとりでニコニコしながら店を後にした。

鞭跡をびっちりお土産に頂き、余韻に浸り今に至ります。

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