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初夏の計画。詩の「投稿欄」について話す会を開きます(松下育男さんと)

 今年は3月末から4月にかけて「現代詩手帖」の新人作品欄の選考も終わる予定。そのあとは夏の発行に向けて、個人誌を制作しようと考えている。
 その一方で、ここしばらく人の詩を読むことを続けてきて、感じたことや考えたことを共有する場を作るのも面白いかな……と、ぼんやりと思っていた。

 わたしは一人で本を読み、ノートに何かを書きためてゆく時間が子どもの頃から変わらずにとても好きで、いまも、人の集まりにはあまり参加しない。
 とはいえ、ときどきお招きいただく詩のイベントや講演の場で、「その時」に出会えた人と「詩」について話すことはやはり楽しく、それは貴重な機会だと実感している。

 ふだん一人で机に向かって考えていたことを実際に言葉にして、やはり詩に興味を持つ人と話す。そこには何回くり返しても、新鮮な喜びがある。教科書から暗記した外国語の構文を初めて口に出し、その言葉が旅先の人に通じたときのような清々しい刺激がいつもある。

 投稿欄の選考が終わったあとの初夏にやってみようかな……と考えているのは、詩の「投稿欄」を通して、つまり人の詩を読み、選ぶことを通して感じたことや考えたことを話す会。
 やはり過去に「現代詩手帖」で投稿欄を担当したことのある、詩人の松下育男さんと一緒に。
 いま、投稿している人や、投稿に興味を持つ人たちにとっても、何かヒントや刺激になれば……と。

 まずじっくりと「投稿欄」についてテーマごとに、松下さんとわたしで話し、そのあとに参加者も気軽に質問できたり、話し合える、楽しい時間にしたいと考えている。
 
 この会について提案した際に、「面白いね。ぜひやりましょう」とすぐに快い返事をくださった松下さんにも感謝したい。
 松下さんとは以前、七月堂古書部をお借りして「詩を楽しむ会」を数回開いたこともある。けれど、人前でお話するのは久しぶり。新鮮な気持ちで企画したいと思う。

 ◆日時について:
 2024年5月26日(日)14時~17時、東京都内のカフェでの開催を予定しています(変更の可能性あり)。
 4月上旬に改めて、開催日時と場所と内容、参加費、申し込み方法などをお伝えできるように、これから考えていきます。
 あまり大勢ではなく、話しやすい人数で。参加者の定員は、15人前後を予定しています。
 楽しい一日にしたいと思います。
 よろしくお願いします。

※今回は対面のみの開催となります。
遠方の方には申し訳ありません。
松下育男さんは、ZOOMによる詩の教室も定期的に開催しています。
松下さんのXやnoteで情報をご覧ください。

→お話会についての続きの記事。