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いつでも神話が生まれてきそうなそんな日本の森がすき。
開けた平らな土地と違って、森の植生は陰と光のコントラストが楽園をつくり出す。
光だけでも生きられない生き物が暮らすし、陰だけでも森は森として生きない。
縦横無尽に駆け回るような生き物は森の中では目立ちすぎるから、体が大きくても小さくても、どこか重力軽く軽くそっと動きまわるような、そんな生き物たちが多いきがする。
森の中では踏みしめずにそっと歩き、開けた広野に出たら、思いきり飛んだり、強く大地を踏み締めて走り回るの。
そんな風に暮らして在る日本の森が好き。
天然のブルドーザーみたいな大きな獣たちのいるジャングルにもとても心惹かれるけれど、時に荒ぶっても、いのちと一蓮托生である、静かに脈動し続けるような、いつでも神話が生まれてきそうな、そんな、日本の森がすき。
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