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【#6 OnlyOne】「私の居場所。」中京大学水泳部TR鶴田優菜さん

こんにちは!
UNIVAS STUDENT LOUNGE( #U_S_L_ )の松原です。

学生スタッフの価値とは何か。
学生スタッフとは。
発展途上の大学スポーツ。
大学4年間をそのスポーツにかける選手たち。

そんな選手たちを支える人が存在しています。

今回は大学スポーツを”支える人”にスポットライトを当てていきます!

チームに必要不可欠な学生スタッフ。
献身的にチームを支え続ける存在がいるからこそ、
日々の活動ができているのではないでしょうか。

チームにとって『Only One』の存在である
学生スタッフの方々を、
学生スタッフ応援団として
スポットライトを当てていきます!

というわけで、今回取材させていただいたのは中京大学水泳部でトレーナーとして活動していた4年生の鶴田優菜(つるたゆうな)さんです。


前回の記事では、「中京大学水泳部のトレーナーの知られざる想い」に迫っています。まだ、ご覧になられていない方は、ぜひそちらもご覧ください!

さて、今回は、第3話「中京大学水泳部のトレーナーの思い描く未来地図」についてお届けします!

3回に渡ってお届けしてきましたストーリーの最終章です!

ぜひご覧ください!

それでは、どうぞ!

どんな人にでも声をかけてあげられる存在に。

(秦野)
鶴田さんの将来の夢を教えてください。
(鶴田)
どんな子に対しても本質を理解できる存在になりたいと思っています。考えていること、感じていることを一言一句分かるわけではないですが、幼少期に大人から与えられる影響というものは大きいです。そのような子どもたちの本質を理解して、引き伸ばすことのできる存在になるのが理想です。そのために私は、養護教諭の資格を取って保健室の先生になるために来年から改めて大学に編入します。「トレーナーからなぜ?」と思う方もいらっしゃると思います。それを思ったきっかけは、草薙先生の存在です。草薙先生は選手のことを隅から隅まで見ていらっしゃいます。選手の話し方、トーン、泳法のちょっとした違いもすぐに気がつきます。草薙先生と自分を照らし合わせたとき、私は子どもが好きで、自分の過去の経験から自分の可能性を信じてほしいと思っていて、最終的にはスポーツが好きということに辿りつきました。幼少期を考えたときに、色々な子どもたちが何となく足を踏み入れる場所であり、何となく心許せる人のいる場所のイメージが強かったのが「保健室」という場所でした。幅広い子どもたちに対して心を広げてあげられるような養護教諭になりたいと思って、この道を選びました。
(秦野)
素敵なお話ですね。ぜひ、思い描く養護教諭になってください。応援してます。

周囲の方の本気のメッセージ

(鶴田)
私は、人に何かを伝えたり、話したりすることがとても苦手です。「理解されなくてもいい」と、理解してもらおうと努力することも、いつしか億劫になっていました。そんな私が養護教諭の道に進むという決断をすることができたのは、「もうちょっと本気になれ」「自分の人生に本気になれ」と本気で伝えてくれる方の存在があったからです。
(秦野)
「自分の人生に本気になれ」と言えるってすごいですよね。
(鶴田)
本気になっていないわけではありませんでしたが、「"気づく"ことは"傷つく"ことだよ」って言われてハッとしました。その道が辛いから、嫌だから、めんどくさいから、といってやめてしまったら、本当の成長は望めません。私自身、ずっと辛いことから逃げてきた性格だったので、ちゃんと"傷つけ"と言われて、「逃げてばっかりじゃダメだ」と気付かされました。あのタイミングで言っていただけたことに、本当に感謝しています。
(秦野)
「何かに挑戦する時には必ず痛みが伴う。その痛みから逃げていたら、いろんなものを見ることもできないし、気づくこともできない」というような感じでしょうか。
(鶴田)
そうですね。
「人に頼ってばかりで、逃げてばっかりの人生ではなくて自分でやってみること。そして、ちゃんと傷つく。そしたら強くなれる。自分でも強くなれる。だから本気になりなさい。」というふうに私は解釈しています。
(秦野)
素晴らしいですね。そのように言ってくださる周りの方々の存在が羨ましいです。

これからスタッフになる方々へ

(秦野)
これからスタッフとしてスポーツを"支える"側に回る方に向けて、鶴田さんの経験を通してメッセージをお願いします。
(鶴田)
スポーツを”する”側からスポーツを”支える”側へ転向する時には、どうしても空虚感がつきまといます。その気持ちを大事にしてあげることは大切ですが、”支える”側に回ると、自分のことは誰もサポートしてくれなくなります。だからこそ、自分のことは自分で守ってあげないといけません。自分のことを自分が1番に信じてあげていないと、サポートする人たちのことも信じてあげることはできません。まずは自分のことを一番に自分が大切にして欲しいです。

トレーナーとは。

(秦野)
最後に、鶴田さんが考えるトレーナーとはどのような存在ですか。
(鶴田)
私にとってトレーナーとは、沢山の可能性を持つやりがいのある役割だと思います。トレーナーは、評価のつけづらいとても難しい役職ですが、それは私のチームにもいるマネージャーも同じです。でもそんな人達が居るからこそ、選手がより高いパフォーマンスを発揮できる環境が生まれると思っています。「意思あるところに道は拓ける」という言葉がありますが、これは選手のみではなく、"支える"側の人たちにも言えることです。選手と学生スタッフの、支え、支えられる、お互いの繋がりを大切にして欲しいと強く思います。

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~取材後記~

今回取材させていただいて、鶴田さんの素直で真っ直ぐで芯の太い人柄が伝わってきました。どんな荒波が来ても、表面上の木の枝の部分は脆いかもしれないけれど、根がしっかりと土に埋まっているから、少々のことではびくともしない。"支える"側に回らなかったら、そのような強さを手に入れることはできなかったかもしれません。僕もそのような強さのある人間になりたい。鶴田さんの話を聞いていて、そう思いました。と同時に、全国には本当に素晴らしい学生スタッフがいるなぁと改めて思った取材でした。楽しい取材をありがとうございました😁(松原)



次回もお楽しみに!

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