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修学旅行に行けない子どもたち。

先週、久しぶりに那覇へでかけた。石垣空港も那覇空港もたくさんの人たちで混雑していた。保安検査場にも長蛇の列で、出発時刻の1時間前には空港に到着していないと乗り遅れるかもなぁ と。
そんな中、修学旅行生の姿も目立った。沖縄にくるのは高校生がほとんどなのかもね。先生らしき人に注意されながらも楽しそうに友達とおしゃべりをしたり、ふざけあったりしている姿は、楽しそうでキラキラしていた。
そんな光景をみたあと、今週の会議の中ででた話題。
「修学旅行にいく費用を保護者が捻出できないため修学旅行に行けない子どもがいる。」
以前からちらほらとそのような相談があり、保護者とお話し合いをして私たちの法人でいちど立替て何回かにわたって返済してもらったことがある。そんな経験から今年もそんな子がいないかどうか確認したら、どうも一人二人ではなく10人近くいるっぽい。
石垣島からの修学旅行の定番は、小学生は沖縄本島へ。中学生は九州へ。
費用負担は小学生は5万円くらい。中学生は13万円くらいかなぁ。
沖縄の所得をかんがえるとその費用をだすことが大変な世帯が少なくないことは驚かないけど、でも、修学旅行に行けない子どもたちはそんなにいるとは驚きだ。
どちらも義務教育。修学旅行は、指導要領にも特別活動のひとつとして記載されているのに、家庭の事情で行くことができない子どもたちがいるなんて・・・。さらに詳しく聞くと、学校と保護者と何度か話をしてどうしてもだめな場合は、行けない子どもたちは、他のこども達が修学旅行に行っている間は、学校に来て先生と行内活動をしたりドライブに行ったりするらしい(中学生)。はぁ~と大きなため息が出てしまう。
私は、小学校の修学旅行でまくら投げをしたのを覚えている。ニシキヘビも首にまいたし、平和学習ではいった防空壕の暗さと冷たさは今も印象にのこっている。中には修学旅行に行きたくない子もいるかもしれない。
でも、こどもが行きたいなら、いかせなきゃ!子ども時代に、みたものが、さわったものが、感じたことが、その体験が、これからの人生をいきていくうえで大きな大きな財産になると思うから。
やっぱり法人で「修学旅行費用貸付事業」(かたっくるしい*_*)みたいなものやろっと。これはすぐにでもできそうなので、すぐとりかかるぞ!