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「2022年Unityを頑張りたい!」と意気込むあなたに読んでほしい、おすすめアドベントカレンダー記事9選

こんにちは!Unity Japanのコミュニティ・アドボケイトの田村幸一です。

昨年12月の忙しい時期を越え、一息ついた頃、Unityをテーマにしたアドベントカレンダー記事を読み漁りました。ユーザーコミュニティや企業発のものなど、Unityにまつわる記事がたくさん公開されていて、どれも興味深かったです!

今回はその中から、個人的な一押しをピックアップしました。2022年は「もっとUnityを頑張ってみたい」という人に、きっと参考になるはずです。


Unityで「新しい表現」にチャレンジしたい人へ

1:シェーダーやレイマーチングでスライムを表現

ゲーム制作のなかで、「もっと表現を磨きたい」と感じている人は多いでしょう。特に「やわらかなもの」を描くのは難しいものです。

そこで、株式会社アカツキ所属のゆゆさん(@yuyu0127)が書いた「Unityでスライムを作ろう!」は参考になります。研修で得た経験を記事にまとめています。

3DCGの描画処理「シェーダー」や距離関数でオブジェクトを描画する「レイマーチング」を応用してスライムを表現。各工程に画像や動画を添えているため、試しやすいのではないでしょうか。

Twitterでは、記事を参考にスライムを制作する人も見られました。


2:水面表現で迫力あるシーンを再現

スマホゲーム制作者の強いバーガー(@flankids)さんは「[Unity]インタラクティブな水面の表現をやってみる」を書いてくれました。

水面をより自然に表現するために、周辺のモノを水面に反射させるための「キューブマップ(※1)」、水面の凹凸を表現するための「ノーマルマップ(※2)」、水面の透け具合をもたせる「フレネル反射」を使用しています。

また、波動方程式によって波の動きをシミュレートし、水の躍動感を表現。これを用いれば、水辺での戦闘シーンも迫力があるものになりそうです。

※1 周囲の環境のリフレクションを表現する正方形テクスチャが6つで一組になったもの
※2 モデル表面に凹凸や溝、傷などのディティールを追加する特殊な種類のテクスチャ


新しい機能に挑戦してみたい人へ

3:3D空間に入って自由に動き回れる「Unity Virtual Camera」

新年に入り「新しい機能を試してみたい」という人は、昨年7月にリリースした「Unity Virtual Camera」はいかがでしょう。

手始めに、株式会社Craft EggのエンジニアSo Inamuraさん(@arumani)の「iPhoneで3D空間に入って撮影できる『Unity Virtual Camera』」が参考になります。

Unity Virtual Cameraは、スマホやiPadなどモバイルデバイスで、Unityの3D空間内を自由に撮影できるiOSアプリです。

Unity Virtual Cameraを使えば、映像制作に活用したり、ゲーム制作でも迫力ある構図を探したりすることができます。記事では、その使用手順や機能の紹介、主な用途などが書かれています。


4:​​MacとUnityでVTuberのようにVRMを動かす

「今年からVTuberに挑戦したい!」という人には、Kintoneディベロッパーアドボケイトのwill-yama(@will_yama)さんが書いた「MacとUnityでVTuberっぽくVRMを動かす方法」を。自作したアバターをMacで実装した経験をまとめています。

記事は、「Unityの準備」「(ライブ配信のサポートツールである)OBSの準備」「Unityで実装する利点」「制作したもの」の4部構成になっています。


個人でゲーム制作に力を入れていきたい人へ

5:10年間、個人アプリ開発を続けたエンジニアから学ぶ

本業の傍ら、個人でゲーム制作をしている人は、限られた時間のなかでどう向き合えばいいか、悩んでいるのではないでしょうか。

オランダ在住で、現地のベンチャー企業にてiOSエンジニアとして働いているShunsuke Osawaさん(@dancingpandor)の「ヒット作が出ないまま10年間個人アプリ開発を続けたエンジニアの末路」は、一つの勇気になるでしょう。

これまでShunsuke Osawaさんはツール系アプリとゲームアプリ、計68本を制作。合計ダウンロード数は200万以上です。記事では、アプリ開発を始めたきっかけから10年間の学びを綴っています。

今後、ゲーム制作でどのようにお金を稼いでいくか、といったヒントが散りばめられた記事になっています。


「これは使える!」神アセットをしりたい人へ

6:開発効率を上げるための必須アセット16選

Unityアセットは作業効率や制作クオリティを一気に上げてくれるツールです。しかし、量が多いため、適したアセットを探すのに時間や手間がかかることも……。そのため、実際に導入している人が選んだおすすめアセットまとめ記事は、とてもありがたいものです。

asiram(@asiramasiram)さんが書いた「Unity - 2021年に使ってみた16のオススメツール系アセットを紹介!」では、各アセットの機能と導入してよかったポイントが記されています。


7:無料でもこんなに使える…!「神アセット」のまとめ

UbiquitousDさんが書いた「Unityで神になれる最強おすすめアセット集」では、無料と有料に分けて紹介がされています。特徴的な画像も交え、わかりやすく取り上げています。


Unityでパッケージ/パーティクルを導入する人へ

8:2021年のパッケージ変更を網羅

次に紹介する記事は、Unityで制作する「前に」読んでもらいたい記事です。

2021年は、機能やアセットをまとめた「パッケージ」において、名称と意味・区分が変更されました。この変更を把握していないと、導入していたパッケージが使えなくなる可能性があります。

そこで、2Dモバイルゲームを開発・公開しているむろほし(@RyotaMurohoshi)さんの「Unity 2021におけるパッケージ関連の変更について」を参照しておきましょう。

各パッケージの変更内容が網羅されていますので、パッケージ使用者はぜひお読みください。


9:Blenderのパーティクルを簡単にUnityに移植

xRデベロッパーのKazuya Itoさん(@kazuyaplus)が書いた「BlenderのパーティクルをUnityに持ってくる方法」では、宮沢賢治の『やまなし』という童話を題材にした作品を制作したときの経験を記事にまとめてくれています。

注目すべきは、Blenderのパーティクルを移植するところ。これはいくつかの処理をしないとUnityに移植できないのです。記事では、その簡単な方法を説明してくれています。


みなさん、アドベントカレンダーにて多くの記事を執筆していただき、ありがとうございました。今年も多くのUnity作品を見られるのを楽しみにしています!

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