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大学院で学ぶ一番大切な「●●を□□する力」その3(現役学生から見た「経営大学院の虚像と実像」⑬)

【ロジカルシンキングでは経営上の問題を解決できない…】

経営大学院というと経営分析に長けロジカルに解決策を提案するイメージがあります。

要するに、経営コンサルに求められる能力ですね。

もちろん、それも鍛えられますし、卒業研究や普段のディスカッションでも必要となる能力の一つです。

でも、能力の一つに過ぎません。なぜなら、ロジカルシンキングでは経営上の問題が解決できないことが増えているからです。

【ロジカルシンキングは十分条件に過ぎない】

「ロジカル(論理的)に考える必要がある」というのと、「ロジカル(論理的)に考えれば解決できる」というのは、全く意味が異なります。

ビジネスの現場や経営においては、すべての事象について、「ロジカル(論理的)に考える」必要がありますが、「ロジカル(論理的)に考えて解決を導き出せる」ことは少ないからです。

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つまり、ロジカルシンキング必要条件(備わっているべきであること)であって、十分条件(それがあれば達成できること)ではないのです。

【競合も容易に答えを導き出せてしまう…】

ロジカルシンキングだけでは、経営上の問題解決の多くが行き詰まってしまうでしょう。ロジカルシンキングで考えつくことは、競合がいれば競合も容易に論理的に導き出せることになります。

考える前提の整理や解決策と現場の整合性など、ロジカルシンキングが必要になる場面は多くなりますが、解決策を導き出すにはロジカルシンキングはあまり威力を発揮しないと感じます。

【全体を俯瞰する力】

経営上大切となる能力、そして大学院でも習得すべき力として「全体を俯瞰する力」が挙げられます。

この全体を俯瞰する力ロジカルシンキングの弱点を補い、経営上の問題解決に非常に役に立ちます。

しかし、この全体を俯瞰する力は、残念ながら日本の学校教育では逆のことが行われ過ぎていて、経営大学院においても多くの学生が苦戦するところになります。

次回、この全体を俯瞰する力について、引き続きご紹介していきます。

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