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往復書簡/N→S/2023年2月1日

巻尺様

大寒波の1月を終え、しばらくは比較的暖かな日となりそうです。
たまに引用する「寒さは厚着すればふせげるけど、夏ははだかになっても暑いんだもの。」というのび太くんの名言を信じて生きてきた私としては、厚着のおかげで寒さは割と平気です。

とはいえ、寒さが影響しているのかいないのか、蛍茶屋の路地は一段と人通りが少なくなり、心の寒さまでは一向にふせぐことができません。

猫の日に開店して
猫には触れないけど
猫被ってる(疑惑)

「往復書簡/S→N/2021年11月11日」より

月日の経つのは早いものです。
一番初めの往復書簡でこう言われていましたが、いつのまにか愚痴を書けるようになりました。1枚くらいは剥がれたかもしれませんが、さてあと何枚被っているでしょう。

話は変わり、いよいよ今月からウニマキZINE2023が始まります。
昨年の盛り上がりがついこの間のように感じます。でも、私の開業記や短歌ZINE、ウニスカ通信などの創作物はすべてその後のことだと考えると、意外と身のある1年ではあったのかなとも思えます。

この先も何かが広がっていきますよう願うばかりです。
2024も、開催できたらいいですね。

巻尺さんは忙しい時期とも重なってしまいますので、協力しあって一緒に頑張っていきましょう。

前回のお話。
「不思議の国のアリス」のように兎に導かれ、途中からはジブリ映画の「耳をすませば」に漂う雰囲気を感じました。私からするとちゃんとお話として成り立つものを書けているのが羨ましいくらいでした。

ご提案いただいたように、今後はお話に限らず短歌や詩でも、お互いの好きな表現方法でいきましょう。ということで私は短歌にしました。

お題「節分」「ランタン」「開業記念日」

<節分>
直したいところを描いた鬼の面 群れから離れそっと装着
<ランタン>
ランタンの灯り届かぬ路地裏でほのかに灯るピンクの頭
<開業記念日>
きこえるよ222(ニャンニャンニャン)の祝福が 第一号のお客様 #猫

今回はお題をすべて使いましたが、どれか1つでも可というのはそのままで。

何年生の時だったか自分の直したいところを鬼にたとえてお面を作る授業があり、みんなは「泣き虫鬼」だったり「怒りん坊鬼」などを描いていたのに、私だけ「横目鬼」というのを描きました。昔から群れない我が道を行くです。このお面を見た先生の一瞬の間から「あ〜自分は変わってるんだ」と自覚したのが節分のエピソードでした。

それでは次回のお題を。
「桜」「ひな祭り」「卒業」
私だったらネタがでないお題も、巻尺さんならありそうなので期待しています。

ウニスカ

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