ケンブリッジ英検CPE合格の為に独学で取り組んだことその2

こんにちは。とげまるです。

今回はケンブリッジ英検CPE合格の為に独学で勉強してきたことについて書いていきます。(今回はスピーキングとライティング)

前回はReading, UoE, Listeningについて書きました。

①Writing

ケンブリッジ英検CPEのライティングは独特の形式になっているので個別の対策が必要です。

タスクが2つありますが最初のタスクは2つのテクストを読んで要約をして、それに対する自分の意見を書く形式になっています。語数は240語〜280語で書く必要があります。

2つのテクストはあるトピックに対して賛成反対かあるいはお互いに補完的な意見で書かれていることが多いです。

そして各パッセージにポイントが2つあるので、それらを上手くまとめられるかどうかがこのパートの鍵を握っています。(勿論自分の言葉で言い換えて纏める必要があります)

書かれている内容はそこまで難しいものではないので素早く読み取って2つのポイントを抽出するようにしましょう。

タスク2は記事、手紙、報告書、エッセイ、書評のいずれかを書きます。

語数は280語〜320語で書く必要があります。

このタスク2は仕事で英語を使う人にとってはそこまでハードルは高くないかと思いますが、普段アカデミックライティングに慣れてしまっている人はやや苦労すると思います。

何故なら手紙や書評などはアカデミックライティングの書き方が通じないからです。

そこでオススメの学習法はサンプルアンサーの写経です。

参考書はobjective proficiencyを使うと良いでしょう。サンプルアンサーがふんだんに掲載されているので写経を通して構成や好まれる表現や語彙を吸収するようにしましょう。

また以前の記事でも取り上げましたがJapan Timesの記事もケンブリッジ英検CPEのライティングの対策には有効かと思います。

特に映画や本のレビュー記事からは学べることが沢山あります。ケンブリッジ英検CPEのライティングでレビューを書こうという人は是非Japan Timesの記事を参考にしてみてください。

②Speaking

ケンブリッジ英検のスピーキングは他の受験者と一緒に受験する少し変わったシステムになっています。

以下がケンブリッジ英検CPEのスピーキングの動画↓

パートナーは当日の試験まで誰になるか分かりません。
なので試験当日はパートナーとスピーキング前に仲良くなっておくことをオススメします。

ケンブリッジ英検のスピーキングはただ英語が話せれば良いというものではありません。

パートナーとしっかりインタラクティブに話せているかどうかも重要な基準の一つになるので上記の動画を参照にしつつ普段からシミュレーションしながら練習するようにしましょう。

スピーキングについてはほとんど対策していませんでした。

普段やっているスピーキングの練習は以下の記事を参考にして頂ければ幸いです。

上記の記事通りに練習を積み重ねていった結果スピーキングのスコアは213/230という結果になりました。

ケンブリッジ英検CPEのスピーキングはとにかく思考力が必要になります。

特に要注意なのは写真描写問題ですね。5つの写真を見せられ、まず2つの写真を対象に「写真からどんな音が聞こえるか?」とか「写真を取った人物はどんな気持ちで写真を撮ったのか」などかなり抽象的なことを聞かれます。

そして最難関のパートが5つの写真全てを対象にした問題です。例えば「もしあなたが環境をテーマにしたTVのプロデューサーを務めるならどんな年齢層をターゲットにするか、どんな問題点を見出していくか、5つの写真をベースに考えなさい」ということを聞かれます。

これを3分間、相手のパートナーとディスカッションしなければなりません。

対策法としてはobjective proficiencyを使ってさまざまなトピックを使って一人ディスカッションをするというのが有効かと思います。

またケンブリッジ英検以外だとTOEICスピーキングの写真描写問題または英検準1級のナレーション問題を活用すると良いでしょう。

ただ写真に写っている人を説明するのではなく、写真から読み取れる情景や人の感情まで一歩踏み込んで練習することをオススメします。

残りのパートはIELTSや英検1級の2次試験と似ているところがあります。例えば以下のトピックのようなものが聞かれます。

Have our attitudes to food changed over recent years?
①Food production
②What we choose to eat
③Eating as a social activity

注意しなければならないのはIELTSや英検1級と違って準備時間がないことです。

即興で上記のトピックを3つの要素を絡めながら2分間でスピーチする必要があります。これは普段からの練習が物を言うのでIELTSや英検1級のトピックを駆使して即興スピーチできるように練習しておくことをオススメします。

③最終目標であるケンブリッジ英検CPEに合格してから見えた景色

3年前に国内最難関の英語試験である国連英検特A級に合格してからケンブリッジ英検CPEを目指し始めました。

初めてリーディングとリスニングの過去問に取り組み始めた時はあまりの難しさにコテンパンにされました。

ただ20代のうちにこの試験を突破したいという気持ちが強かったので日々の学習に負荷を掛けながら何とか階段を一歩ずつ登っていく感覚で英語力のレベルアップに力を入れるようにしていました。

その過程で沢山の誘惑に負けそうになった時もありましたし、雑音に惑わされそうになった時もありました。

しかし自分は絶対に「国内独学でケンブリッジ英検CPE合格を実現してみせる」というのを唱え続け自分を鼓舞するようにしていました。

ネイティブでも難しいとされるこの試験に国内独学のみで合格出来たら自分にとっても大きな自信にもなるだろうし他の学習者の方々にとっても勇気を与えるきっかけになるだろうと考えていました。それを考えると「やるしかない!」という気持ちでずっといました。

無事合格することができ、「211」という数字を見た時は泣きそうになりました。(200点以上で合格)

ケンブリッジ英検CPEに合格するとCEFR C2という言語の熟達度においては最高ランクにいることを証明出来ますが、まだまだ自分は英語をマスターしたとは言い切れません。語学学習には終わりはないのでまた見えてくるであろう新たな景色を楽しみにしながら英語学習という旅を楽しみ続けたいと思います。

長くなりましたが、ここまで読んでくださりありがとうございました。引き続きお互いに英語学習等頑張りましょう。

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