見出し画像

ドルコスト平均法をまとめてみました。

前回、外貨建保険についてまとめました。
外貨建保険には為替の平準化の機能があります。
今回は似たような投資手法として、投資信託のドルコスト平均法もまとめてみます。

■ドルコスト平均法とは?

分散投資をして、リスクをコントロールする方法です。
購入時期を分けるので、時間の分散になります。
商品を選択することで国や業種、金、土地などにも分散できます。
分散することで、大きなリターンは得にくくなるものの、損もしにくくなります。

■ポイントは3つです。

1.支払金額を一定にする。

●ドルコスト平均法
支払金額:一定(毎月10万円購入など)
買う量:毎回変動(一定額で買えるだけ買う)

●為替の平準化
支払金額:毎回変動(買う量に必要な金額)
買う量:一定(毎月1ドル購入など)

ドルコストは人名です。

2.安い時に多く買う。

価格が安い時に多く買って、高い時は少なく買います。
保有資産の平均取得価額を調整するのがドルコスト平均法です。

投資は安く買って高く売るのが理想です。
最安値ではなくても、取得価額を低く抑える効果が見込まれます。
通常の株式では一定金額で購入するのは難しいです。
投資信託ではそれが可能なため利用されています。

3.最善とは限りません。

必ずしも最善ではありません。

もし右肩上がりに上がり続けるならば、最初になるべく多く投資した方が高くなります。
また短期間で一気に増やしたい場合も向きません。時間をかけてコツコツと増やす手法です。一気に増やしたい場合は一つに大きく掛けた方が増えます。ただしその場合は減る可能性も高まると言えます。ドルコスト平均法よりもハイリスクハイリターンになります。

■ドルコスト平均法のメリット

私の考えるメリットを3つ挙げます。

1.値下がり時には、多く購入するチャンスになります。

値下がりと聞くと悪く聞こえますが、プラスの側面を見られることは精神衛生上にも良いことだと思います。

2.機械的に投資ができます。

投資をすると、どのタイミングで売り買いするのか?が何より難しいです。
どうしても欲をかいてしまいます。
売り買いの基準を作っても簡単に破ります。
値動きを気にせずに自動で購入し続けることができるのはメリットです。
ただ、ご自身でコントロールしたい場合にはデメリットかもしれません。

3.複利の効果です。

配当を再投資にしておけば、自分が支払った金額よりも多くのお金で投資が可能になります。
複利の効果は、誰もが認める最強の効果です。
ただし実際に配当が支払われるかは未知数です。

■まとめ

平準化との違いは、払うものを一定にするか、買うものを一定にするかの違いです。
投資は損があることが前提ですので、そのリスクコントロールをする手法の一つです。
有効と言われていますが、より増やしたい場合にはリスクを取ることも必要です。

■担当の一言

投資信託は購入や維持、現金化にコストがかかる場合があります。
基本はコストは低い方がベターです。
上記コスト以外に税金もかかります。
積立NISAや確定拠出年金は、この税金のコストが下げられる可能性があるため有効だと考えられています。
あとは個々人の出口の時の状況です。
ここは神頼み、です。

■外貨建保険について

ご興味あれば以下もご覧ください。

それでは今週もお疲れさまでした。