「がん」 経営者の憂い
こんにちは、UCnote担当です。
先日がん研修を受けたため、がんについての内容について書きました。今回は研修内容から経営者ががんになった場合のリスクについての内容です。
■内容
従業員、銀行、取引先との関係性にリスクがある。
リスクを減らすには、がんが治せるうちに発見すること。
■経営者ががんになった場合の不安
いくつかの立場によるリスクを列挙します。ご自身やご家族の生活環境は最も変わると思いますが、今回は会社の経営環境についてです。個々の方の感じ方を決めつけるものではありません。内容は正直がんに限らないと思いますし、どのステージでの発見かによっても変わるだろうとは思います。
▼経営者の思い
今、会社経営から離脱すると会社はどうなってしまうだろうか。
自分の病気を関係者に伝えるべきなのだろうか、伝えない方が良いのだろうか。
自分ががんだと聞いたら会社や従業員はどうなっていくのか。
銀行との関係はどのように変わっていくのだろうか。
取引先との関係はどう変わっていくのだろうか。
がんは早期発見すれば治るようになってきたとはいえ、やはり不安はあるだろうと思います。自身の命の不安はもとより、健康上問題なかったとしても周りにどう思われるかも非常に気になるところです。個人的にはこうした不安を吐き出せる先こそ欲しいのでは、と感じます。
また最悪自分がいなくなった後どうなっていくのか、は頭をよぎるのではないでしょうか。
そもそもがんになりにくくすることと、早く発見することが大切だろうと思います。
▼従業員の思い
会社はなくなったりしないだろうか。
今まで通りの仕事内容なのだろうか。
給料はちゃんと支払われるだろうか。下がったりしないだろうか。
雇用は守られるのだろうか。廃業やリストラはないだろうか。
会社の将来が不安…
雇われる側としては、雇い主の変化は非常に重要な事柄ですね。従業員によっては、離職を検討される方もいるかもしれません。
▼銀行にとって
会社経営は問題なく進むのだろうか。
貸付金はちゃんと返済されるのだろうか?
新規融資はとりあえず一旦見送りした方が良いかもしれない。
貸付金の一括返済などの回収方法を検討しなくては。
資金回収をいかに滞りなく行えるか?が非常に大事です。そういった生業ですので仕方ないかと思います。なるべく早く回収したいとも考えそうです。寛解しても次の融資がどうなっていくのかは不安材料です。貸し渋り・貸しはがしが発生するかどうかですね。
▼取引先にとって
このまま取引継続して大丈夫だろうか。
取引額を減らしてみるのはどうだろうか。
新たな取引先候補を探してみるか。
自社を守り発展させるというのは当然だと思います。そのために取引の減少や打切りは起こりうるかと思います。逆にそうした時も変わらずに、場合によってはより一層親身に接してもらえると、信頼は大きくなるような気もします。
■まとめ
病気そのものもさることながら、関係にひびが入ることが最も恐ろしいのかもしれません。
リスク回避のためにはがんにならないように心がける。
リスク回避のために、定期的に検査をする。
■担当の一言
がんは治る病気へと変わってきているようです。以前ほどは、がん=死亡というイメージは減っているのではないでしょうか。しかし関係者との関係の変化は、場合によっては事業そのものへの大きな打撃にもなりかねません。恐怖の見方や対象は変わってきているのかもしれませんね。そうした懸念を払しょくするうえでも、日々の生活習慣と早期発見は大切だと改めて思う次第です。 帰りに走ろうかしら。
それでは、良い週末をお過ごしください。
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