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学生団体Knowsから重大なご報告

皆様、こんにちは。
学生団体Knows代表の金子新太郎です。

本日は皆様に重大なご報告があり、このnoteを書きました。


私たち学生団体Knowsは現在出版準備中の『Knows~道内大学生のぼうけんのしょ~』の出版作業と先日行ったクラウドファンディングのリターン完了をもって、活動を終了することにいたしました。
金銭的な支援をしてくださった方も、温かい応援メッセージを送ってくださった方も、楽しみに読んでくださる読者の方もいる中でこのような決断をしてしまい本当に申し訳なく感じております。

このnoteでは私たちが活動終了という決断を下した理由をお伝えさせていただきます。


理由は大きく2つにまとめられます。
①Knowsがこのまま成長しても、Knowsのミッションである「輝く大学生で溢れる北海道に」が叶えられそうにないため。
②継続する体制を整えられなかったため。


まずは①について説明します。
Knowsはこれまで3冊のフリーペーパーの発行、50人近くの大学生へのインタビュー記事の発信やクラウドファンディングの実施等、昨年4月の団体立ち上げから立ち止まることなく様々なことに挑戦してきました。
その甲斐あって、応援してくださる方も増え、今年の4月には今までとは比にならないレベルの1冊を出版することができます。

しかし、心の中でつっかえている想いもありました。

「Knowsが提供している一歩踏み出すきっかけは本当に必要とされているのだろうか?」

もちろん、Knowsを読んで一歩踏み出せたという嬉しいお言葉を頂いたこともありました。しかし、団体としてのKnowsが成長するスピードに比べて、読者の増加具合や熱狂度はかなり大人しいという印象を抱いていました。
いつも読んでくれている読者が少なからずいることがわかっていたとしても、あまり必要とされていないかもしれない情報を発信し続けるのはなかなか難しいです。

私はKnowsの活動を通じて、大学生が気軽に一歩踏み出すことができ、それぞれが自分の理想に向かって自分らしい人生を歩めるような北海道を作りたいと思っています。
これがKnowsのミッションの「輝く大学生で溢れる北海道に」です。
しかし、Knowsのミッションと、この1年間取り組んできたフリーペーパーの成果の間にはとてつもないギャップがありました。
メディアを育てるのはそんなに甘いことじゃないというご意見もあるかと思いますが、

「このままKnowsというメディアを育てても、ミッションの実現はないだろう」と感じています。

それならKnowsという団体は残して、メディア以外の違う方法を模索していけばいいのではないか、という疑問が生まれるかと思います。


ここで②の理由について説明します。
Knowsはもともと私の仮説から始まった団体です。

「北海道で一歩踏み出すための情報をまとめた雑誌があれば、北海道は大学生の手によってもっと面白くなるんじゃないか?」

そんな仮説でした。
そのため、何年も継続させる前提の団体ではなく、まずは1年間で実証実験をしてみるために作った団体でした。
メンバーを集める際にも、「もしかしたら仮説が間違っているかもしれないから未来の話はできないけど、1年間一緒に活動してほしい」と伝えた上で集めていました。

そのため、Knowsの中心を担い、一緒に頑張ってきた多くのメンバーには来年度以降のプランがあります。
中心メンバーが抜けてしまうと団体の存続はかなり厳しくなります。
昨年の終盤からどうにか継続の形を模索していましたが、最終的に難しいという結論に至りました。

また、学生団体Knowsが大切にしている価値観として「常に成長しよう」というものがあります。
Knowsで目の前の仕事をただこなすのではなく、自分の将来につながるような挑戦をたくさんしてほしいということを各メンバーに何度も伝えてきました。
そのおかげで、Knowsの活動を通して自分の本当にやりたいことに気付き、来年度以降の新たな挑戦を決めたメンバーもいます。

そんな状況の中で、「もったいないから」という理由でKnowsを継続させ、既存のメンバーを団体に縛ることはしたくありませんでした。
縛るくらいなら団体を無くして、それぞれのメンバーが散り散りに活躍してくれた方が良い。
そう考えました。


以上が、私たちが現在出版準備中の『Knows~道内大学生のぼうけんのしょ~』の出版作業と先日行ったクラウドファンディングのリターン完了をもって活動を終了するという決断を下した理由の説明です。
ご理解いただけない部分もあるかと思います。
応援してくださった皆様には本当に申し訳なさを感じています。
申し訳ございません。


最後になりますが、4月に出す『Knows~道内大学生のぼうけんのしょ~』は私たちの最後の1冊だという気持ち・覚悟を込めた1冊になっています。
団体としてのKnowsは無くなるとしても雑誌『Knows』は永遠にこの世に残ります。
100ページの中にKnowsメンバーの多様な想いを表現し、沢山の方に楽しんでいただける内容になっていると思います。
北海道の大学生にとって何か1つは刺さるようなものがあると信じています。
近々電子版でもリリースいたしますので楽しみにしていただければと思います。

また、団体としてのKnowsの活動は終了してもKnowsで活躍したメンバーの多くがこれからも新しい挑戦を続けます。
温かく見守ってくださると幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
残り短い間ですが、よろしくお願い致します。

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