10輪目「カマキリの罠」

やっほー!わたし花道はなみち 陽鞠ひまり!このまえブラック企業きぎょう退職たいしょくした24さい乙女おとめ

前回ぜんかいは、わたしたちの秘密基地ひみつきちみたいな場所ばしょ、サンフラワーハウスで主人しゅじん千咲ちさきさんに色々いろいろ案内あんないされて…、明乃めいのがひまわりメイデンになって…!そして!コノシメが仲間なかまになったのでした!

さて!

今回こんかいのおはなしは…?

職業訓練しょくぎょうくんれんはじまるまえのことよん。

とはっても今日きょう金曜日きんようび

今日きょう頑張がんばれば明日あしたからおやすみよん!

…ということで、

花道はなみち 陽鞠ひまり「ふぅ…」
空園そらぞの 乃空のあ陽鞠ひまり?どうかした?」
花道はなみち 陽鞠ひまり「そろそろ定期検診ていきけんしんだわ…」
空園そらぞの 乃空のあ「そっか、陽鞠ひまり…」
花道はなみち 陽鞠ひまり「うん…。心臓しんぞう中心ちゅうしん病気びょうきがないか検査けんさけなくちゃだわ…」
美鳥みどり 時雨しぐれ「うむ…」
秋元あきもと 千咲ちさき「そういや陽鞠ひまりちゃん心臓病しんぞうびょうわずらっていたんだっけ?」
花道はなみち 陽鞠ひまり「はい…」
秋元あきもと 千咲ちさきはやめに予約よやくとったほうがいいわね」
花道はなみち 陽鞠ひまり「もちろんです…!といたいところですが、うちにこれがはいってたんですよ」
秋元あきもと 千咲ちさき「ん…?これはいたことがないわね…」
美鳥みどり 時雨しぐれ「なんかあやしいでござる」
花道はなみち 陽鞠ひまり「そ、そう?予約不要よやくふよう無料むりょうけられるって…」
空園そらぞの 乃空のあ「ちょっとかんがえてみてよ。あなたにはかかりつけの病院びょういんがあるのよね?」
花道はなみち 陽鞠ひまり「う、うん」
空園そらぞの 乃空のあ「わざわざ病院変びょういんかえる必要ひつようある?そもそも無料むりょうでまず、うたがわないわけ?」

ごもっともだわ…。

空園そらぞの 乃空のあ「それと、あの病院びょういん住所じゅうしょでもおしえた?」
花道はなみち 陽鞠ひまり「い、いや…」
秋元あきもと 千咲ちさき「うーん…、あやしいにおいがするわね…」
美鳥みどり 時雨しぐれ「だが、地元じもと人全員ひとぜんいんくばっている可能性かのうせいもゼロではないな」
秋元あきもと 千咲ちさき「そっか…。でも、わたしはもらっていないなぁ」
空園そらぞの 乃空のあわたしのところにもはいっていないわ」
美鳥みどり 時雨しぐれ拙者せっしゃのところもだ」
花道はなみち 陽鞠ひまり「うーん…。無料むりょう…」
美鳥みどり 時雨しぐれ「うむ。拙者せっしゃう」
空園そらぞの 乃空のあ「え!?し、正気しょうき!?」
美鳥みどり 時雨しぐれ「うむ。なにかあれば拙者せっしゃがいるだろう」
花道はなみち 陽鞠ひまり「え!?いいの!?」
秋元あきもと 千咲ちさき「まぁ…、1かいってみるのもありかも。でも、いや予感よかんしたらすぐにかえしてね」
美鳥みどり 時雨しぐれ「はい」
花道はなみち 陽鞠ひまり「それはもちろんですよ!」
秋元あきもと 千咲ちさき「それでは!訓練くんれんを始めましょう!」

訓練くんれんが終わり…。

花道はなみち 陽鞠ひまり「よーし!早速さっそくあの医院いいんってみますか!」
美鳥みどり 時雨しぐれ「おともいたす」
秋元あきもと 千咲ちさきなにかあったらすぐにうのよ、2人ふたりとも」
花道はなみち 陽鞠ひまり美鳥みどり 時雨しぐれ「はい!」

わたしたちはれい医院いいんかったわ!

ツォルセットのアジトでは…!?

ツォルセットのボス「おのれ!次々つぎつぎ裏切うらぎものがでおって…!」
ティーダ「ボス〜、シオカラの改造かいぞう、とりあえずしといたよ〜」
ツォルセットのボス「うむ。ご苦労くろうだったな」
ティーダ「ほか改造かいぞうするものある?」
ツォルセットのボス「いや…、いまのところは…、そうだ!ティーダ、お前暇まえひまだろう?」
ティーダ「うん。そうだよ?だったらひまわりメイデンを偵察ていさつしてこよっか?どんな実力じつりょくなのかてみたいな」
ツォルセットのボス「ま、まぁ…」
ティーダ「じゃ、ってくるね〜♪」

ヒュンッ!!

???「ボス!いいんですか?自由じゆうかせて…」
ツォルセットのボス「ま、まぁ…」

美鳥みどり 時雨しぐれ「うむ…、ここが…」
花道はなみち 陽鞠ひまり「えぇ、マンティス総合そうごう外科げか医院いいん…」
美鳥みどり 時雨しぐれ「いかにも医院いいんっていうかんじだな」
花道はなみち 陽鞠ひまり「う、うん!時雨しぐれ、ありがとう」
美鳥みどり 時雨しぐれ「ん?」
花道はなみち 陽鞠ひまり突然とつぜんのことなのに、ついててくれて…」
美鳥みどり 時雨しぐれ拙者せっしゃ勝手かってにしたことだ。にするでない」
花道はなみち 陽鞠ひまりやさしい!」
アモル「ほんとほんと!」
フィーデス「同感どうかん
美鳥みどり 時雨しぐれ「そ、そんな…、さて、くか」
花道はなみち 陽鞠ひまり「はーい!」

ドアは自動じどうひらいたわ!

花道はなみち 陽鞠ひまり「あら、パステルカラーだこと」
美鳥みどり 時雨しぐれ「うむ。ゆかはパステルグリーン、かべはパステルピンクだ」
花道はなみち 陽鞠ひまりやさしそうなかんじ…」
看護師かんごし「いらっしゃい!」
花道はなみち 陽鞠ひまり「あ、す、すみません、今日きょうこちらのチラシがはいってて、予約不要よやくふようっていてあったんですけど…、けられますか?」
看護師かんごし「はい!こちらで必要事項ひつようじこういて…、記入後きにゅうごはこちらにおちください」
花道はなみち 陽鞠ひまり「あ、ありがとうございます」

早速私さっそくわたしたちは椅子いすすわったわ。

美鳥みどり 時雨しぐれ「それにしても…、われらだけか」
花道はなみち 陽鞠ひまり今夕方いまゆうがただからいてるとか?」
美鳥みどり 時雨しぐれ「うーむ…」

とりあえず必要事項ひつようじこういてっと…。

花道はなみち 陽鞠ひまり「おねがいします」
看護師かんごし「はい!ありがとうございます!では、こちらでおちくださいね」
花道はなみち 陽鞠ひまり「はーい」

診察しんさつはじまるまで待機たいきしてたわ。

…ん?

べつひとた?

白雪しらゆき 明乃めいの「どうも〜!」

え?明乃めいの!?

花道はなみち 陽鞠ひまり「え、明乃めいの!?なんでここに!?」
白雪しらゆき 明乃めいの「ちょっと先生せんせいてもらおうかな〜ってね」
美鳥みどり 時雨しぐれ「え…」
白雪しらゆき 明乃めいの「このまえ健康診断けんこうしんだん接合部調律せつごうぶちょうりつっていうのがたのよね。なんかピクッピクってするやつね」
花道はなみち 陽鞠ひまり「は、はぁ…」
美鳥みどり 時雨しぐれ「どちらでったんですか、この医院いいん
白雪しらゆき 明乃めいの今日きょうグループトークでねったのよ。千咲ちさきちゃんが共有きょうゆうしてたわね」
花道はなみち 陽鞠ひまり「あ、あ〜」
白雪しらゆき 明乃めいの「まぁ、せっかくだし♪」

明乃めいの医院いいんても元気げんきだなぁ…。

看護師かんごし花道はなみち 陽鞠ひまりさーん。診察室しんさつしつへどうぞ〜」
花道はなみち 陽鞠ひまり「は、はーい」

早速呼さっそくよばれた!

…まぁ、なにがあっても時雨しぐれがいるし!…あと、明乃めいのもね!

花道はなみち 陽鞠ひまり失礼しつれいしまーす…」
???「ひ、陽鞠ひまりちゃん?」
花道はなみち 陽鞠ひまり「え?」
???「陽鞠ひまりちゃんひさしぶり!!」
花道はなみち 陽鞠ひまり「…え、あなた…、た、た、たしか…」
丁田ていだ 祈壱きいち「そうだよ。きみおな高校こうこうだった丁田ていだ 祈壱きいちだよ」
花道はなみち 陽鞠ひまり「な、なんであんたがここにいるの!?」
丁田ていだ 祈壱きいち「なんでって…、そりゃあね…、ぼく医者ドクターになったんだから」
花道はなみち 陽鞠ひまり「…おもしたわ、どっかのくに歯医者はいしゃになってたのに帰国きこくしてからわたしおな高校こうこうはいったやつね。おひさしぶり」
丁田ていだ 祈壱きいち今日きょうてくれてありがとう!」
花道はなみち 陽鞠ひまり「は?ありがとう?なんでよ?」
丁田ていだ 祈壱きいち陽鞠ひまりちゃんがてくれるとは…、予想外よそうがいだったよ!」
花道はなみち 陽鞠ひまりわたしのところにチラシがはいっていたのよ。わたし住所じゅうしょってたわけね」
丁田ていだ 祈壱きいち「お、てくれたんだね。あと、高校時代こうこうじだいあそびにたことあるし、おぼえてるよ」
花道はなみち 陽鞠ひまり「ふ〜ん。そう。…無料タダでやってくれるんでしょうね?うそだったらうったえるわよ」
丁田ていだ 祈壱きいち「もちろんうそじゃないさ!ね、安心あんしんしてぼくゆだねてよ」
花道はなみち 陽鞠ひまり「はぁ…、仕方しかたないわね」

白雪しらゆき 明乃めいの陽鞠ひまりちゃん大丈夫だいじょうぶかしら…」
美鳥みどり 時雨しぐれ「わたくしのほかにはだれもいらっしゃいませんね…」
白雪しらゆき 明乃めいのわれてみればたしかに…。受付うけつけ看護師かんごしさん以外特いがいとくかけないわね…」
美鳥みどり 時雨しぐれ「はい…。いざというときかえるようにしなければ…。ちなみに、明乃めいのさんはお身体からだは…」
白雪しらゆき 明乃めいの「あぁ、大丈夫だいじょうぶよ!自覚症状じかくしょうじょうはないし!」
美鳥みどり 時雨しぐれ「それはなによりです。明乃めいのさん、ご無理むりなさらないでくださいね」
白雪しらゆき 明乃めいの「うん!ありがとう時雨しぐれちゃん。とりあえずあたりを警戒けいかいしよっか…」
美鳥みどり 時雨しぐれ「そうします」

数分後すうふんご…。

丁田ていだ 祈壱きいち「うん。心臓しんぞう大丈夫だいじょうぶそうだね。元気げんきうごいているよ。ほかのところも問題もんだいなし」
花道はなみち 陽鞠ひまり「よかった…」
丁田ていだ 祈壱きいち「さて、診察しんさつはここまで…」
花道はなみち 陽鞠ひまり「じゃ、ありがt…」
丁田ていだ 祈壱きいち陽鞠ひまりちゃん、きみ本当ほんとうなにおぼえていないんだね」
花道はなみち 陽鞠ひまり「え…?」

パチン!(ゆびパッチン)

花道はなみち 陽鞠ひまり「え!?ちょ、ちょっと!?」

身体からだ勝手かって診察台しんさつだいに!?

しかも、仰向あおむけ!?

ドン!!

今度こんどはドアがいた!?

花道はなみち 陽鞠ひまり「ちょっとこれはどういうことよ!!やめ…!!」

ベッドが勝手かってうごいている!

身体からだうごかない!!

駄目だめ制御せいぎょできないわ!!

時雨しぐれたちからどんどんとおざかっていく…!!!

花道はなみち 陽鞠ひまり「な、なんなの!?」

たどりいたのは…?!

花道はなみち 陽鞠ひまり「このかんじ…、手術室しゅじゅつしつ…?」
丁田ていだ 祈壱きいち「…そうだよ。陽鞠ひまりちゃん。さすが何度なんど手術しゅじゅつけてきたことだけはあるね」

…え!?

まえにいるのはマッドサイエンティストのような雰囲気ふんいきただよわせる祈壱きいちだった。

花道はなみち 陽鞠ひまりなによ!あんた!わたし改造かいぞうでもするなの!?」

わたしちから一杯いっぱい抵抗ていこうする。

ベッドをガタガタいわせた。

丁田ていだ 祈壱きいち「ふふ、抵抗ていこうしても無駄むだだよ。きみちからじゃ自由じゆうになれない」
花道はなみち 陽鞠ひまり「くっ…!質問しつもんこたえなさい!わたし改造かいぞうするなの!?」
丁田ていだ 祈壱きいち「あはは!まさか!そんなつもりはないさ!」
花道はなみち 陽鞠ひまり「あなたは一体誰いったいだれ!?いつからわたしっているの!?」
丁田ていだ 祈壱きいち「ふふふ、あはは…!!」

あっ!祈壱きいち正体しょうたいをあらわしたわ!!

ティーダ「ぼくはツォルセットの幹部かんぶ、ティーダ。そして、カマキリの妖怪ようかいだよ」
アモル「えっ!?」

!!!

花道はなみち 陽鞠ひまり「ツォルセット…、カマキリ…」
アモル「って!あなたたち、いなの!?」
ティーダ「そうだよ。ぼく人間にんげんじゃないのさ」
花道はなみち 陽鞠ひまり妖怪ようかい!!?いやぁ!わたしべないでぇ!!!」

ガタガタガタ!!!

ティーダ「あぁ、あばれないでよ。ぼく妖怪ようかいだからってきみべるわけないでしょ?ね?」
花道はなみち 陽鞠ひまり「!!!」

ティーダはわたしかせようと愛情表現あいじょうひょうげんわたし右頬みぎほほにそっとえた…。

ティーダ「それに、陽鞠ひまりちゃんはおぼえていないだろうけど、ぼくきみが4さいときたすけてもらったカマキリだよ」
花道はなみち 陽鞠ひまりわたしたすけた…?」
ティーダ「あぁ、人間にんげんはすぐにわすれちゃうんだなぁ。たすけてくれたでしょう?いたずらったちにみずなかれられておぼれていたぼくをさ」
花道はなみち 陽鞠ひまり「そうだったかしら。おぼえてないわ。もう何年前なんねんまえはなしだとおもっているのよ」
ティーダ「あぁ、ごめんね。でも、ぼくきみ感謝かんしゃしている。たすけてもらったあのからぼくきみのことをわすれられなかった。だから、ぼくね、きみがどこの高校こうこうくかをめて…、丁田ていだ 祈壱きいちとして近寄ちかよったんだよ?」
花道はなみち 陽鞠ひまり「そこまでしたの…!?」
ティーダ「そうだよ。…だけど、きみぼくじゃなくてべつおとこっていたよね」
花道はなみち 陽鞠ひまり「…、結局別けっきょくわかれたけどね…」
ティーダ「ふふ、そっか!じゃあ、おしゃべりはそこまでにして…、そろそろぼくと…」

…!!!

ティーダ「ちかいのキスをしよう」
花道はなみち 陽鞠ひまり「えっ!?なに馬鹿ばかなことってるの!」
ティーダ「ぼくたちはやっとえた。ぼくたちはやっとえるね」
花道はなみち 陽鞠ひまり「やだ!やめて!この変態へんたい!!!」

わたしはティーダのはらおうとしたわ。

花道はなみち 陽鞠ひまり「ぐっ!!」
ティーダ「無駄むだだよ。抵抗ていこうできないでしょ?」
アモル「だれか!だれか!!」

駄目だめ!このままだとわたし…!

わたしほほつつむティーダのはゴム手袋越てぶくろごしなのにあたたかい…。 

でも、

なんか…、

なんか…、

へん…?

ティーダ「さぁ…、ぼく1ひとつになろう」
花道はなみち 陽鞠ひまりいや!やだぁ!!!」

だれたすけて!!!

ティーダのくちびるわたしれようとしたその瞬間しゅんかん!!

バッ!!

美鳥みどり 時雨しぐれ陽鞠ひまりからはなれろこのものが!!!」
ティーダ「!?」
白雪しらゆき 明乃めいの陽鞠ひまりちゃん!大丈夫だいじょうぶ!?」
花道はなみち 陽鞠ひまり時雨しぐれ明乃めいの!」

よかった!てくれた!!

美鳥みどり 時雨しぐれみょう雰囲気ふんいきだとおもってな。調しらべさせていただいた」
ティーダ「あぁ、きみたしか」
美鳥みどり 時雨しぐれ美鳥みどり 時雨しぐれ貴様きさまたしか、丁田ていだ 祈壱きいちだったな。われらの高校こうこう同級生どうきゅうせい
白雪しらゆき 明乃めいの「えっ!?」
美鳥みどり 時雨しぐれ「この医院いいんはいってから霊感れいかん調しらべさせてもらったぞ」
ティーダ「あらら、やってくれたね」
美鳥みどり 時雨しぐれ「それに、おまえ召喚しょうかんしたカラカラヒマワリはべつ場所ばしょにいる!!」
テムパラ「えぇ?!」
美鳥みどり 時雨しぐれ「だからけそうなひとにカラカラヒマワリのところにかせた!もう時期じき陽鞠ひまり金縛かなしばりはける」
花道はなみち 陽鞠ひまり時雨しぐれ!」
美鳥みどり 時雨しぐれ「なぜなら!カラカラヒマワリがあやつっているからな!」

バシュッ!!

ティーダ「おっと!!いきなり弾幕だんまくだなんて!…、あはは、さすが神社じんじゃむすめだね。その推理すいり見事みごとだよ。これだけはめてあげる」
白雪しらゆき 明乃めいの「さっさと陽鞠ひまりちゃんを解放かいほうしなさい!」
ティーダ「はぁ…、わかっていないなぁ…」
白雪しらゆき 明乃めいの「え…?」
ティーダ「相手あいてをするのはぼくじゃない。…、この秘密兵器ひみつへいきさ!!」

バッ!!!

白雪しらゆき 明乃めいの「ちょっ!!」
ティーダ「きみたちはぼく陽鞠ひまりちゃんのおたのしみタイムを邪魔じゃましないでくれ」
花道はなみち 陽鞠ひまり「!!」
美鳥みどり 時雨しぐれ「くっ!!陽鞠ひまり!」

一方いっぽう乃空のあたちは…?

空園そらぞの 乃空のあわたしったとおりじゃない!あの馬鹿ばか…!!」
秋元あきもと 千咲ちさきいて、乃空のあちゃん。いま陽鞠ひまりちゃんをめている場合ばあいじゃないわ」
空園そらぞの 乃空のあ「え、えぇ…」
マリーエ「でも、そっちのほうなにかヒントてるかな?」
秋元あきもと 千咲ちさき「そうね…」
ウスバ「でもこの怪物かいぶつ手強てごわいよぉ…」
マリーエ「どうしたらたおせるんだろう?」
秋元あきもと 千咲ちさき「うーん、ん?ねぇ、あのひたい…、よくて!Sエスってかれてるわ!」
空園そらぞの 乃空のあ「あっ!」
秋元あきもと 千咲ちさき「もう1たいおそらく…!」

華夏かなつたちは…?

紫安しあん 華夏かなつ「くっ!」
ヤンマ「なんなんだよあのカラカラヒマワリ!」
コノシメ「うごきがなんだかウネウネしていねーか?」
紫安しあん 華夏かなつ「もう1体倒たいたおさないと陽鞠ひまり金縛かなしばりがけないとか!まじで鬼畜きちくじゃない!」
コノシメ「でもあいつら、いつもとちがうくね?まった気配けはいが…」
紫安しあん 華夏かなつ「そ、そうね…」

花道はなみち 陽鞠ひまり「ぐっ!!」
美鳥みどり 時雨しぐれ陽鞠ひまり!」
白雪しらゆき 明乃めいの陽鞠ひまりちゃんになにこっているの!?」
花道はなみち 陽鞠ひまり「わからな…い…!!」

左胸ひだりむねいたみがどんどんしていく…!!

ティーダ「カラカラヒマワリがどんどんこっちにちかづいてきてるからね!陽鞠ひまりちゃん、ぼくなおしてあげるよ?ぼくたちとれば…♪」
花道はなみち 陽鞠ひまりだれがあんたたちについてるもの…、ですか!!」
アモル「陽鞠ひまり!」
ティーダ「ほら…」

やだ!ティーダがわたしゆびからめてきた…!!

美鳥みどり 時雨しぐれ貴様きさま!」
???「キサマノアイテハワタシダ」

シュタッ!!

白雪しらゆき 明乃めいの天井てんじょうから?!シオカラくん!?」
ティーダ「ぼく改造かいぞうされたものはさらにつよくなる。それだけはっておくさ」
美鳥みどり 時雨しぐれ「ま、まずい!」

紫安しあん 華夏かなつ「もう!どうしたらあの怪物かいぶつたおせるのよ!!」
ヤンマ「ん?なんかひたいに…」
紫安しあん 華夏かなつ「え?」
フォルティ「なにかれてるの?」
コノシメ「あ、あいつ!Nエヌマークが!」
紫安しあん 華夏かなつ「なんですって!?でもどうやってたおせば…」

ピロロロ…♪

紫安しあん 華夏かなつ「え!?千咲ちさきさん!?…は、はい!」
秋元あきもと 千咲ちさき「もしもし、華夏かなつちゃん!わたしたちが今戦いまたたかっているのは、Sエスのカラカラヒマワリなの!」
紫安しあん 華夏かなつ「こっちはNエヌです!」
秋元あきもと 千咲ちさき磁石じしゃくね!」
紫安しあん 華夏かなつ「!?」
秋元あきもと 千咲ちさきおなきょくだとはなれていくけど、ちがきょくならくっつくわ!」
紫安しあん 華夏かなつ「なんですって!?…、はい!はい!わかりました!いまそっちに!!」
コノシメ「なんだ、華夏かなつ
紫安しあん 華夏かなつ千咲ちさきさんたちがたたかっているのはアタシたちの反対はんたいきょく!」
コノシメ「うぉっ!?あいつらと合流ごうりゅうするって!?」
紫安しあん 華夏かなつ「えぇ!ただし、まちひとたちに危害きがいくわえないように安全あんぜんなところでね!!」
ヤンマ「よし!」

サピエン「勝利しょうりえてきましたね!」
スペース「よーし!」
秋元あきもと 千咲ちさきわたしたちもきましょう!ウスバくん、おねがい!」
ウスバ「あいよー!」
空園そらぞの 乃空のあ「マリーエ!」
マリーエ「はーい!」

紫安しあん 華夏かなつ「よーし!コノシメ!あなたは明乃めいのたちの援護えんごかいなさい!場所ばしょはわかるわね!?」
コノシメ「おう!」
ヤンマ「おれたちもあとからくぜ!」
紫安しあん 華夏かなつ「ヤンマ!アタシをせなさい!」
ヤンマ「わ、わかってる!!」

ビューン!!

美鳥みどり 時雨しぐれ「やめろ!やめぬか!シオカラ!」
白雪しらゆき 明乃めいの「なんなの!シオカラくんつよすぎ!!」
シオカラ「ハッ!!」
美鳥みどり 時雨しぐれ「ぐぁっ!」
白雪しらゆき 明乃めいの「きゃあっ!」

ドーン!!!

うわっ!ばされた!!

フィーデス「時雨しぐれ!」
テムパラ「明乃めいの〜!」
美鳥みどり 時雨しぐれ「くっ…!!」
白雪しらゆき 明乃めいの陽鞠ひまりちゃんはかならたすすんだから…!!」
花道はなみち 陽鞠ひまり2人ふたりとも!!」
ティーダ「なんでそこまで必死ひっしになるのさ?」
白雪しらゆき 明乃めいの陽鞠ひまりちゃんをてると元気げんきになるの!」
美鳥みどり 時雨しぐれわれらは陽鞠ひまりのひまわりのようなあかるい性格せいかくにいつもはげまされている!大切たいせつともほうってけるわけなかろう!」
花道はなみち 陽鞠ひまり「みんな…!」
ティーダ「ふーん。でも残念ざんねん、このいまからぼくと…」
コノシメ「おりゃ!そこまでだ!!!」

えっ!?

花道はなみち 陽鞠ひまり「コ、コノシメ!?」
コノシメ「よかった!ギリセーフみたいだな!」
ティーダ「あらら〜、もう1人来ひとりきちゃったか〜」
コノシメ「おいてめぇ!よくもシオカラを改造かいぞうしてくれたな!おとうと相手あいておれがする…!だから、ティーダをめてくれ!!」
美鳥みどり 時雨しぐれ大丈夫だいじょうぶか!?」
白雪しらゆき 明乃めいの「む、無茶むちゃじゃないの!?相手あいては…!」
コノシメ「平気へいきだ!おれ大事だいじ大事だいじおとうとをこんなわせやがって!!ゆるせねぇんだ!!おれおとうとだからこそりをつけたい!!それに、もうすぐあいつらが応戦おうせんするぜ」
ティーダ「!?」

応戦おうせん…!?と、いうことは…!?

コノシメ「へへ、あいつら今頃突破口いまごろとっぱこうつけてやってくれてるだろうな!」
ティーダ「くっ…!ひ、陽鞠ひまりちゃんは…!陽鞠ひまりちゃんは…!ぼくのものだ!!ぼく陽鞠ひまりちゃんの世界せかい邪魔じゃまをするな!!」
???「いかりをしずめなさい、ティーダ」
ティーダ「!?」

え!?だ、だれ!?

白雪しらゆき 明乃めいの「え、あなたはたしか…、受付うけつけひと!?」
???「残念ざんねんわたし受付うけつけじゃないの」

バッ!!!

あっ!本来ほんらい姿すがたあらわしたわ!

ティーダ「ね、ねえさん…!?」
美鳥みどり 時雨しぐれ「なっ…!!」

えぇ!?おねえさんいたのあいつ!!

???「心配しんぱいだからちょっと様子ようすたけど、ティーダ、まれてるのね」
ティーダ「そ、それは…!!」
美鳥みどり 時雨しぐれだれだおぬしは!」
カメルダ「わたししろきカマキリ、カメルダ。おとうとのティーダとおなじく、ツォルセットのドクターにして幹部かんぶ
白雪しらゆき 明乃めいの「えぇ!?またへんなのあらわれた!!」
テムパラ「へんなのた〜!」
カメルダ「こら!へんなのってうな!」
美鳥みどり 時雨しぐれ「くっ…!!厄介やっかいなのがてしまったか…」
ティーダ「あはは、どうするのかなここから!」
白雪しらゆき 明乃めいの一体いったいどうすれば…!…、みんなと合流ごうりゅうするまでとりあえずわたしたちで相手あいてをするしかないわね!!」
美鳥みどり 時雨しぐれ「では、拙者せっしゃはティーダを!」
白雪しらゆき 明乃めいの「なら!わたしはそこのへんひとをお相手あいてするわ!!」
カメルダ「だから!わたしへんひとじゃないってば!天才てんさいドクターのカーメールーダー!!」

ウスバ「もうすぐ合流ごうりゅうできるかな?」
秋元あきもと 千咲ちさき「とにかくすすむしかない!!」
サピエン「どんどんすすみましょう!」
ウスバ「うん!」
空園そらぞの 乃空のあなにわったことがあればおしえてね、マリーエ」
スペース「たのんだよ」
マリーエ「オッケーよーん!」

紫安しあん 華夏かなつ「まだ合流ごうりゅうできないのかしら!?」
ヤンマ「やべぇ、どんどんくらくなってくる…!!」
紫安しあん 華夏かなついそぐわよ、ヤンマ!!」
ヤンマ「おし!」
フォルティ「いそげー!!!」

みんなにはすごくもうわけないけど、カラカラヒマワリをたおさないかぎりはひまも応戦おうせんできない!!

時雨しぐれ明乃めいの!コノシメ!

みんながるまでこたえて!!

乃空のあ千咲ちさきさん!華夏かなつ!マリーエ!ウスバ!ヤンマ!

はやくカラカラヒマワリをやっつけてひまたちのところにて…!!!

ねがい…!

だれか…!だれか…!!

たすけて…!!!







さて…、次回じかいはどうなっちゃうの…!?