5輪目「勇気のひまわりメイデン」

やっほー!わたし花道はなみち 陽鞠ひまり!このまえブラック企業きぎょう退職たいしょくした24さい乙女おとめ! 

前回ぜんかいは、紫色むらさきいろのひまわりメイデンのおかげでマリーエを浄化じょうかすることができたわ!

さて、今回こんかいのおはなしはいるわよ!

ツォルセットのアジトにて…。

ツォルセットのボス「なに?マリーエがやぶれた?」
???「…はい。トリコロールサンフラワーという必殺技ひっさつわざ浄化じょうかされました」
???「それも3人さんにん
???「でもさー、紫色むらさきいろひといなかったー?」
???「そいつは必殺技ひっさつわざ発動はつどうにはくわわっていなかったけど、きっかけをつくったひとだ」
???「…、ということです、ボス」
ツォルセット「ほぅ…。これはまずいことになったな。…では、コノシメ」
コノシメ「はっ!」 
ツォルセットのボス「シオカラ」
シオカラ「はい」
ツォルセットのボス「ウスバ」
ウスバ「は〜い」
ツォルセットのボス「ヤンマ」
ヤンマ「はい!」
ツォルセットのボス「ひまわりメイデンをたおし、ひまわりトーンをすべれろ!」
トンボ4兄弟きょうだい「はっ!!」

そのころ陽鞠ひまりたちは…、

花道はなみち 陽鞠ひまり「ふー!今日きょう職業訓練しょくぎょうくんれんわったー!!」
美鳥みどり 時雨しぐれ今日きょうはやけに難問なんもんであったな」
空園そらぞの 乃空のあ「あまりきなれない言葉ことばだったもんね」
花道はなみち 陽鞠ひまり「あーん!職業訓練しょくぎょうくんれんけっしてらくではないわね!」
空園そらぞの 乃空のあ「そりゃそうよ。最終的さいしゅうてきには面接指導めんせつしどうにもはいるし」
花道はなみち 陽鞠ひまり「やーん!」
美鳥みどり 時雨しぐれ面接めんせつ就職試験しゅうしょくしけんにおける超難関ちょうなんかんである」
空園そらぞの 乃空のあ「まぁ、結局けっきょくうかわないかだし、相性あいしょうはどうしようもないよ」
美鳥みどり 時雨しぐれ「うむ。たしかに」
花道はなみち 陽鞠ひまり「さーて、また今日きょう駅近えきちかくのショッピングモールでもていこうかなー!」
空園そらぞの 乃空のあ「そうだね…、そろそろあたらしいノートがしいかも」
美鳥みどり 時雨しぐれ拙者せっしゃ必要ひつようなものをいたいでござる」
花道はなみち 陽鞠ひまり「じゃあ…、ショッピングモールにってからかえるって、マリーエに連絡れんらくしとこ⭐︎」

マリーエは仲間なかまになってからわたしいえ居候いそうろうしているわ!

ひまはちいさいころからママとおねえちゃんたちからあいされていない。それに、唯一ゆいいつあいしてくれたパパが交通こうつう事故じこくなったあと、ママは再婚さいこんしておねえちゃんたちとどこかにってしまったし…。それでもひまはパパのおうちまもらないと…!

花道はなみち 陽鞠ひまり「ふー!」
空園そらぞの 乃空のあ「なんかいっぱいったわね」
花道はなみち 陽鞠ひまり「よし!そろっと…、うっ!?」
空園そらぞの 乃空のあ陽鞠ひまり!?」
美鳥みどり 時雨しぐれ「くっ…!ほかにも幹部かんぶがいるのか…!?」
空園そらぞの 乃空のあ「とにかく、どこか変身へんしんできそうな場所ばしょさがさなきゃ!」
美鳥みどり 時雨しぐれ「ここは…、駄目だめだ、ひとおおすぎる!」
空園そらぞの 乃空のあ「そういえば今日きょう人気にんきアイドルのイベントだったわね…」
花道はなみち 陽鞠ひまりほか場所ばしょは…!」

わたしいたみにどこまでえられるか…!

空園そらぞの 乃空のあ「あっ!この路地裏ろじうらはどう?」
美鳥みどり 時雨しぐれ「うむ!ここなら…!陽鞠ひまり大丈夫だいじょうぶか?」
花道はなみち 陽鞠ひまり「う、うん…!アモル!怪物かいぶつ場所把握ばしょはあくできたらおしえてね!」
アモル「了解りょうかい!」
花道はなみち 陽鞠ひまり開花かいかせよ!シャイニングマイピンクハート!」
空園そらぞの 乃空のあ開花かいかせよ!シャイニングマイブルーハート!」
美鳥みどり 時雨しぐれ開花かいかせよ!シャイニングマイグリーンハート!」

変身中へんしんちゅう

花道はなみち 陽鞠ひまりあいつかさどるひまわりメイデン、陽鞠ひまり開花かいかかなしみにつつまれているあなたたちには陽鞠ひまりのラブラブハートをズッキューン♡」
空園そらぞの 乃空のあ希望きぼうつかさどるひまわりメイデン、乃空のあ開花かいか絶望ぜつぼうまっているあなたたちに希望きぼうというものをせてあげるわ!」
美鳥みどり 時雨しぐれ信仰しんこうつかさどるひまわりメイデン、時雨しぐれ開花かいか煩悩ぼんのうくるしむものたちよ、拙者せっしゃあゆむべきみちしめそう!!!」
スペース「把握はあくできたよ!カラカラヒマワリは、廃墟はいきょにいるわ!」
空園そらぞの 乃空のあ廃墟はいきょ!?」
花道はなみち 陽鞠ひまり「え…、廃墟はいきょって…、この場所ばしょ?」

スマホでわたしかんがえる場所ばしょをみんなにせたの!

空園そらぞの 乃空のあ「…!これ、心霊しんれいスポットになってるところ!…、ちょっとって、管理人かんりにんさんに一応電話いちおうでんわしてみるわ!陽鞠ひまりはマリーエに連絡れんらくして!」
花道はなみち 陽鞠ひまり「りょ!」
空園そらぞの 乃空のあ「…、はい!ありがとうございます!」
花道はなみち 陽鞠ひまり「どうだった?」
空園そらぞの 乃空のあ「オッケー!理由りゆう心霊しんれいスポット探検経験たんけんけいけんしてみたいですってったらあっさりオッケーでたわ!」
美鳥みどり 時雨しぐれ「うむ…、よくオッケーがたな」
花道はなみち 陽鞠ひまり「まぁまぁ、これで安心あんしんして廃墟はいきょけるわね!マリーエもいま廃墟はいきょかっているそうよ!」
美鳥みどり 時雨しぐれ「うむ。承知しょうちした。では、まいろう!!」

わたしたちは廃墟はいきょかったわ!!

花道はなみち 陽鞠ひまり「あれは!」
空園そらぞの 乃空のあさきてたのね!」
マリーエ「ってたよん!」
美鳥みどり 時雨しぐれ「うむ。早速さっそくだが…、ヒマワリガニたちの保護ほごたのむ」

わたしたちはマリーエをしんじてヒマワリガニたちをたくしたわ!

マリーエ「うん!まかせて!…あのとびらこうにはいると多分たぶんつぎてきかまえているとおもう」
空園そらぞの 乃空のあつぎてき…?」
マリーエ「うん。幹部かんぶ顔合かおあわせのときにしかってないからよくわかんないけど…、たしわたしつぎがトンボ4兄弟きょうだいだったがする…」
美鳥みどり 時雨しぐれ「ふむ。トンボ4兄弟きょうだいか…」

わたしたちはなかはいったわ!

空園そらぞの 乃空のあ「ずいぶんひろ玄関げんかん…!!」
花道はなみち 陽鞠ひまり「くっ!とりあえずあっちのとびらまでてき情報聞じょうほうききたいわ!」
マリーエ「うん!まずは4兄弟きょうだいのリーダーにして長男ちょうなんあかきトンボのコノシメ!連携技れんけいわざとかの指示しじはだいたいあいつ!」
美鳥みどり 時雨しぐれ「ふむ。そいつがリーダーか」
マリーエ「そうそう!次男じなんあおきトンボ、シオカラ。礼儀正れいぎただしい頭脳派ずのうはよ」
空園そらぞの 乃空のあ「まぁ…!」
マリーエ「三男さんなん黄色きいろトンボのウスバ!いしんぼうだけど、攻撃力こうげきりょくはかなりたかくて…、いつ建物たてものこわしてもおかしくないの!」
花道はなみち 陽鞠ひまり「えっ!?そいつやばい!本当ほんとうにトンボ!?」
マリーエ「トンボなんだけどねぇ…。それより、すえのヤンマ!そいつが一番いちばんはやいのよ!」
美鳥みどり 時雨しぐれ「うむ…、スピード…」
マリーエ「とりあえずあのとびらこうにはあいつらがいるはず!」
花道はなみち 陽鞠ひまり「よし!けるわよ!せーの!」

ギィィィ…。

コノシメ「はっ!よくたな!」
シオカラ「おちしておりましたよ」
花道はなみち 陽鞠ひまり「あんたたちは!」
ヤンマ「おれはヤンマ!みどり疾風しっぷうさ!」
ウスバ「おれは〜、ウスバっていまーす!みんなからは〜、山吹やまぶき疾風しっぷうってわれてるよ〜」
シオカラ「ぼくはシオカラ。ツォルセットのあお疾風しっぷうとはこのシオカラのことです」
ヤンマ「そして!われらがリーダー!」
コノシメ「コノシメ!!くれない疾風しっぷうとはおれのこと!」
空園そらぞの 乃空のあ「はぁ…、カッコつけてる…」
コノシメ「むむむ!そこにいるのは!裏切うらぎもののマリーエではないか!」
マリーエ「!!」
コノシメ「おれ告白こくはくしてきたんだけど、見事みごとられたな!」
シオカラ「呆気あっけなかったですね」
マリーエ「う…」
花道はなみち 陽鞠ひまり「やめなさい!あんたたち!あんたたちには乙女心おとめごころがわからないのよ!」
アモル「そうよそうよ!あんたたち!そうやっておんな恋心こいごころにじるのは最低さいていよ!」
コノシメ「なにーっ!?生意気なまいきやつらめ!…ふん、まぁいい!こいつがどうなってもいいのかな?」
スペース「あ、あれは!!!?」
フィーデス「サピエン!!」

おりなか黄色きいろいヒマワリガニ!?

ウスバ「廃墟はいきょでうろちょろしてたからつかまえておりなかめたよ〜」
花道はなみち 陽鞠ひまり「ちょ、ちょっと!!」
美鳥みどり 時雨しぐれ卑怯者ひきょうものが!ヒマワリガニを解放かいほうせよ!!」
ヤンマ「ただとはいかないさ!」
コノシメ「まずはおれらが召喚しょうかんしたカラカラヒマワリの相手あいてでもしてな!」

ドシーン!!!

花道はなみち 陽鞠ひまり「わっ!?」
空園そらぞの 乃空のあって!8たいも!?」
美鳥みどり 時雨しぐれ「どこまで卑怯ひきょう使つかえばむのだ貴様きさまら!!」
コノシメ「はっ!これで弱音吐よわねはくとかダッセーな!!」
シオカラ「それでは、我々われわれ勝利確定しょうりかくていですね」
ウスバ「ひまわりメイデンたおしちゃえ〜♪」
コノシメ「はっはっは!これd」
???「ちな!!」

え…!?だ、だれ!?

花道はなみち 陽鞠ひまり「そ、そのこえは…!?」
紫安しあん 華夏かなつ「あんたたち、まだわるさをつづけてるんだね。りないねぇ」
空園そらぞの 乃空のあ「えっ!?」
美鳥みどり 時雨しぐれ「か、華夏かなつさん!?」
マリーエ「えぇー!?」

う、うそ…!?な、なんでここに!?

フォルティ「アタシもいるわよ!」
アモル「あなたはたしか…」
スペース「フォルティ!」
フォルティ「あら、おぼえててくれたのね!」
花道はなみち 陽鞠ひまり「え、えぇ!?」
紫安しあん 華夏かなつくわしいはなしはあと!とりあえず変身へんしんするわ!開花かいかせよ!シャイニングマイパープルハート!」

変身中へんしんちゅう

紫安しあん 華夏かなつ勇気ゆうきつかさどるひまわりメイデン、華夏かなつ開花かいか臆病おくびょうなあんたたちには勇気ゆうきのビートで叱咤激励しったげきれい!!」
花道はなみち 陽鞠ひまり「…!」
空園そらぞの 乃空のあ「か、カッコいい…!!」
紫安しあん 華夏かなつだまっててごめんなさいね。でも、いまのあんたたちなら一緒いっしょたたかえるかもってね!」
花道はなみち 陽鞠ひまり華夏かなつさん…!」
マリーエ「ほら!あんたたち、いいにならないほうがいいわよ!」
コノシメ「ぐぬぬ…!!おまえら!一旦撤退いったんてったいだ!!」
シオカラ「たのみましたよ、カラカラヒマワリ」

ヒュンッ!!

紫安しあん 華夏かなつ「さて…、1人ひとり2体相手たいあいてをすればなんとかなるんじゃない?」
美鳥みどり 時雨しぐれ「はい!」
紫安しあん 華夏かなつ「まずはマリーエ、このあずけてくれる?」
マリーエ「はーい!」
空園そらぞの 乃空のあ「よし!わたしはあっちをやるわ!」
美鳥みどり 時雨しぐれ拙者せっしゃはこやつらを!」
花道はなみち 陽鞠ひまりわたしはこっちのほうやるわ!」
紫安しあん 華夏かなつ「決まりね!じゃっ!レディ〜?」
花道はなみち 陽鞠ひまり空園そらぞの 乃空のあ美鳥みどり 時雨しぐれGOゴー!!!」

大量たいりょう怪物かいぶつとのバトルがはじまったわ!!

マリーエ「うわっ!うじゃうじゃしてるし!!」
花道はなみち 陽鞠ひまり「でも!いまわたしたちなら!」
美鳥みどり 時雨しぐれ「うむ!」
空園そらぞの 乃空のあ「ほら!こっちになさい!あなたたちの相手あいてわたしがするわよ!」

乃空のあ上手うまてきおびしてる!

花道はなみち 陽鞠ひまり「ほらほらそこの2たいわたし無視スルーするな!」

カラカラヒマワリたち「カラカラ〜!!!」

よっし!挑発成功ちょうはつせいこうね!

花道はなみち 陽鞠ひまりわたしうたいしれなさい!!ピンクサンフラワーラブシング♡ラー♪」
空園そらぞの 乃空のあ「ブルーサンフラワーアルペジオ!!」
美鳥みどり 時雨しぐれ「グリーンサンフラワーサムピング!!」
紫安しあん 華夏かなつらいなさい!パープルサンフラワービート!!」

それぞれの必殺技ひっさつわざおもいをせて!

カラカラヒマワリたち「カラカラ〜!?」
紫安しあん 華夏かなつ「よし!これで8たいまとめてやっつけたわね!」
美鳥みどり 時雨しぐれ「8もひまわりトーンが…!いそいで回収かいしゅうせねば」
空園そらぞの 乃空のあ「そうね…!」

それぞれもともどったひまわりトーンを回収かいしゅうしたわ!

紫安しあん 華夏かなつ「それじゃ…、つぎのエリアにきたいところだけど…」
花道はなみち 陽鞠ひまりとびらがいくつもあるわ…」
空園そらぞの 乃空のあ「あいつら、正面しょうめんとびらに4つかぎけたわね!」
紫安しあん 華夏かなつ「あら!さがさないとね!」
美鳥みどり 時雨しぐれ「ふむ。かぎかっていないとびら丁度ちょうど4つある。ここからは別行動べつこうどうせざるをないな」
紫安しあん 華夏かなつ「そうね…」
花道はなみち 陽鞠ひまりわたしはこのとびらね」
マリーエ「わたし陽鞠ひまりについていくよ。なにかあったら大変たいへんだから」
花道はなみち 陽鞠ひまり「ありがとう!心強こころづよいわ!」
空園そらぞの 乃空のあ「じゃあわたしはこのとびらを」
美鳥みどり 時雨しぐれ拙者せっしゃはこのとびら部屋へや探索たんさくするとしよう」
紫安しあん 華夏かなつ「アタシはこのとびらね!」
美鳥みどり 時雨しぐれ「では、またおう」
空園そらぞの 乃空のあかぎゲットしたらここでね」

こうしてひまたちは一旦別行動いったんべつこうどうすることになったわ!

花道はなみち 陽鞠ひまり「よし!早速さっそくだけど…」
マリーエ「あ、あの…」
花道はなみち 陽鞠ひまり「うん?」
マリーエ「さっきはコノシメたちにおこってくれて…、ありがとう」
花道はなみち 陽鞠ひまり「えぇ!?そんなそんな、おれいわれるようなこと、していないわよ!」
マリーエ「そ、そう…?でも、陽鞠ひまりはじめてかもしんない。わたしのためにおこってくれたひと
花道はなみち 陽鞠ひまり「あ、あら…、それはれるわね。でもまぁ、おんな子同士こどうし、これからも仲良なかよくしてくれたらうれしいわ!」
マリーエ「うん!」
アモル「陽鞠ひまり心臓病経験者しんぞうびょうけいけんしゃだからなにこるかわからないわ」
マリーエ「大丈夫だいじょうぶ!そこのところはちゃんとおぼえているわ!ヒマワリガニたちはわたしのポシェットのなかにいるし〜」
花道はなみち 陽鞠ひまり「とにかくあいつらからヒマワリガニをかえさなくちゃっね!」
マリーエ「そうね!」

空園そらぞの 乃空のあ「ここは元々図書室もともととしょしつだったところかしらね?うーん…」

美鳥みどり 時雨しぐれ「むっ、ここは茶道教室さどうきょうしつのような部屋へやか?」

紫安しあん 華夏かなつなによこの部屋へや。なんか倉庫そうこみたい?」

コノシメ「おいおいあいつらカラカラヒマワリたおしちまった!」
シオカラ「でも大丈夫だいじょうぶぼくらのほう上手うまかぎかくしておきましたよ」
ウスバ「うんうん。そう簡単かんたんにはつからないよ〜」
ヤンマ「でも油断ゆだんしないほうがいいよな…。あいつら、なんかかんがイイからな」
コノシメ「だが、このたたかいの予感よかん、なんかむね刺激しげきされるぜ!ひまわりメイデンをおれたちでたおしてボスからもっとみとめてもらおうぜ!」
シオカラ「そうですね」
ウスバ「カレーライス一年分貰いちねんぶんもらうぞ〜♪」
シオカラ「あなたというひとは…」
ヤンマ「…」
コノシメ「んお?ヤンマ、どうかしたか?」
ヤンマ「ん?あ、いや、なんでもないさ」
コノシメ「ん?そうだといいんだが…」

花道はなみち 陽鞠ひまり「この部屋へや、なんか可愛かわいらしいものでもかれていたのかしら?」
マリーエ「なんかさー、いかにもおんな部屋べやですって物語ものがたっているかんじ〜?」
花道はなみち 陽鞠ひまり「んー、こんなところにかぎあるかしらね?」
マリーエ「ベットのしたとか?」
花道はなみち 陽鞠ひまり「どう?ありそう?」
マリーエ「えっ?宝箱たからばこ?」
花道はなみち 陽鞠ひまり「な、なによそれ!」
アモル「宝箱用たからばこようちいさなかぎさがさないといけないんだわ!」
スペース「どこかでなかった?」
花道はなみち 陽鞠ひまり「え?えーっと…」
ヤンマ「おまえ、このかぎさがしているのか?」
花道はなみち 陽鞠ひまり「…えっ?」

うしろをくと…?

花道はなみち 陽鞠ひまり「あ、あんたはたしか!」
マリーエ「あんた、なんのつもり?」
ヤンマ「このかぎをくれてやるってってんだ。どこにもないし、わざとおれがそう仕掛しかけたんだ」
マリーエ「マ、マジでってんの?」
花道はなみち 陽鞠ひまり「…、…本当ほんとうでしょうね?」
ヤンマ「あぁ。でもひとつだけ約束やくそくしてくれ」
花道はなみち 陽鞠ひまりなによ?」
ヤンマ「…、にいさんたちはいつからかおかしくなった。…ボスにそそのかされてな」
花道はなみち 陽鞠ひまりそそのかされた?」
マリーエ「わたしがイケメンを紹介しょうかいするってわれたように?」
ヤンマ「おまえ、そうわれてたのかよ」
マリーエ「質問しつもんこたえなさい!」
ヤンマ「…あぁ、そうさ。おれらは貧乏びんぼう貧弱ひんじゃくなトンボでな。カッコよくなりたいって組織そしきはいったんだけど、どうもやることがわない。それに、にいさんたちは悪事あくじはたらくことをカッコいいってうんだぞ」
花道はなみち 陽鞠ひまり「…、なによそれ、わるいことをしているのがカッコいい?だっさ…」
ヤンマ「おれ仕方しかたなくそんなにいさんたちについてているだけさ」
花道はなみち 陽鞠ひまり「あー、なるほどね。つまり、あの馬鹿ばかあにたちのくさった根性こんじょうたたきのめせばいいのね!」
ヤンマ「すごく物騒ぶっそう表現ひょうげんだけどそんなかんじ」
花道はなみち 陽鞠ひまり「…、あのヒマワリガニはどこよ?」
ヤンマ「…、ここにいる」
マリーエ「…え!?」
フォルティ「サピエン!」
フィーデス「な、なんということ…」
フォルティ「間違まちがいない…!本物ほんものよ…!」
スペース「なにたくらんでいるの?」
ヤンマ「いや?おれはただ忠告ちゅうこくしにただけだ」
花道はなみち 陽鞠ひまり忠告ちゅうこく?」
ヤンマ「さっきのたたかい、せてもらったけど、いまのおまえたちだとおれたちにつのはむずかしいだろう」
花道はなみち 陽鞠ひまり「なんですって?」
ヤンマ「…、それは…、となり部屋へやったあいつと合流ごうりゅうしなよ。そこでにいさんたちがかまえている。そこでわかるだろう」
アモル「ヤンマ、あなたのっていること、うそじゃないみたいね」
ヤンマ「うそついてどうするのさ。おれがヒマワリガニをれてきたのは内緒ないしょにしろよ」
花道はなみち 陽鞠ひまり「…、わかったわ。どうもありがとう」
ヤンマ「じゃっ、次会つぎあときおそらく…」
花道はなみち 陽鞠ひまり「あっ…」

ヤンマはトンボになってどこかへってしまったわ…。

マリーエ「とりあえず、となり部屋へやったひと合流ごうりゅうしよ!えっと…」
花道はなみち 陽鞠ひまり時雨しぐれだったわね!」
マリーエ「うん!ヤンマがつたえたこと、みんなに共有きょうゆうしなくちゃっ!」
花道はなみち 陽鞠ひまり「とりあえず、乃空のあ時雨しぐれ連絡先持れんらくさきもってるからまずはこの2人ふたりにトークで送信そうしんっと!」
マリーエ「華夏かなつは?」
花道はなみち 陽鞠ひまり時雨しぐれじゃないとっていないかも…」
マリーエ「そっか…、でも多分たぶん時雨しぐれさんならやってくれるよね!」
花道はなみち 陽鞠ひまり「うん!つぎのところにくわよ!」

こうしてわたしたちはかぎをゲットし、時雨しぐれのところにかったのでした!

美鳥みどり 時雨しぐれ「ふむ…、障子しょうじのあたりは…、ないか…」
花道はなみち 陽鞠ひまり時雨しぐれ!」
美鳥みどり 時雨しぐれ「そのこえは…」
花道はなみち 陽鞠ひまり「トーク、た?」
美鳥みどり 時雨しぐれ「あぁ、しかと拝見はいけんした。内容ないよう承知しょうちしたぞ」
アモル「サピエンはマリーエのポシェットでねむっているわ」
美鳥みどり 時雨しぐれ「うむ」
花道はなみち 陽鞠ひまり「この内容ないよう華夏かなつさんにもおくってくれる?とゆーかあのひとのアカウントってる?」
美鳥みどり 時雨しぐれ「…送信そうしんしたのだが…」
花道はなみち 陽鞠ひまり「ん?」
美鳥みどり 時雨しぐれ乃空のあにはついてるものの既読きどくがつかないのでな…」
花道はなみち 陽鞠ひまり「えっ、やば…、もう30ぷんくらいつよね…?華夏かなつさん、大丈夫だいじょうぶかな…?」
美鳥みどり 時雨しぐれ「まずいな。一刻いっこくはやかぎつけねば!乃空のあにはかぎつけ次第しだい華夏かなつさんのところにくよう依頼いらいしてある」
花道はなみち 陽鞠ひまり「さすが!」
マリーエ「せやな!」

華夏かなつさんがまさかの未読みどく!?

電波でんぱのせいじゃなさそうだし…。

華夏かなつさんになにかあったかもしれない!

はやかぎあつめてトンボ4兄弟きょうだいらしめなくっちゃ!








さて!今回こんかいのおはなしてきたひまわりトーンはこちら♡

勇気ゆうきのひまわりトーン
ひまわりトーン(いまよう)
ひまわりトーン(さんご)
ひまわりトーン(わすれなぐさ)
ひまわりトーン(くじゃく)
ひまわりトーン(りゅうりょく)
ひまわりトーン(ヒスイ)
ひまわりトーン(りんどう)
ひまわりトーン(あやめ)

じゃ、

またね〜!