2-28 Good!
薔薇島 千寿「攻撃を続けてもどちらかが倒れるだけです!こんなのは絶対に嫌!!」
結緑 結奈「千寿ちゃん…!」
薔薇島 大和「そうですよね…!」
風李 愛論「月美弥さんたちが攻撃を防いでいるんだもん!」
福田 秀眞「この時のために…!」
千寿たちは魔物組の言葉を思い出しました!
薔薇島 大和「夏海さん!何があったかわかりませんが、いつも僕たちに優しくしてくれますよね!!」
薔薇島 千寿「辛い時、お菓子もくださいましたよね!」
薔薇島 大和「僕らは忘れていない!」
セバスチャン「!!」
おや、セバスチャンの攻撃が緩くなりましたよ…!?
セバスチャン「ワ、ワタシ…」
結緑 結奈「事業所の人に嫌なこと言われたの!?」
セバスチャン「そ、そうよ!上の人、何かあったらワタシのせいにしてくるのよ!」
薔薇島 大和「それは僕もです!!僕だって嫌な思いを散々してます!!」
セバスチャン「!…う、嘘よ!!」
薔薇島 大和「嘘じゃない!!」
結緑 結奈「!?」
薔薇島 大和「…、すみません、結奈さん…、悪口を言うような形になってしまって…」
結緑 結奈「い、いや、そんなこと…。…誰かに相談したのかい?夏海君」
セバスチャン「したわよ!でも、誰も動いてくれないし!…結奈さんのとこのカウンセリングサービスも使ったわ!でも、ワタシが悪いみたいに言われてすっごく嫌だったし、余計に傷が深くなったわ!どうしてくれるの!!!」
福田 秀眞「…そういうことか…」
なんと!セバスチャンも千寿たちと同じように会社でパワハラを受けていたのです!
上の人たちに相談していたそうですが、何も変わらず、苦しい思いをしてきたそう…。
結緑 結奈「そ、そんなことが…。これは気づいてあげられなかった僕にも責任がある…。申し訳ない…」
セバスチャン「謝ったってワタシとしてはなんのメリットもないわよ!!」
結緑 結奈「それは承知している…!…、 大和君たちもだけど、今度僕とカウンセリングしてくれないか?職場環境に問題があると思われる」
薔薇島 千寿「結奈さん…!」
セバスチャン「そんなことしたって!!!意味ないわよーっ!!!」
わっ!大変です!
弾がどんどん飛んできましたよ!!
結緑 結奈「話をどうか聞かせてほしい!!会社がよくなるのには従業員の声が必要なんだ!!僕の会社の従業員が不快なことを言ったのは申し訳ないと思う…!!」
セバスチャン「あなたたちも滅びなさい!!!」
福田 秀眞「くっ…!…僕のキーボードでも聴いて心を落ち着けて…!!」
風李 愛論「夏海さん…!!」
セバスチャン「!!」
秀眞さんのキーボードが心地よいよ音色を放っています…!
セバスチャン「…?」
福田 秀眞「1人で抱え込まないでよ、夏海さん」
風李 愛論「僕だって辛いんです!」
薔薇島 千寿「だから話しましょう!今度…!!」
薔薇島 大和「もし夏海さんが嫌なことされたら僕たちに教えてください!あなたの力になりたい!!」
セバスチャン「!!」
魔華国 月美弥「今よ!私たちが弾幕を抑えているうちに…!!!」
薔薇島 千寿「はい!てりゃーっ!!!」
千寿たちの技がセバスチャンに届くのか…!?
セバスチャン「…!!?」
薔薇島 千寿「…夏海さん…!!」
セバスチャン「…?」
さて、セバスチャンを元の優しい人に戻せたのでしょうか…?
夏海 醒治「…!ワ、ワタシは一体…」
薔薇島 大和「夏海さん、実は…」
大和はこれまでのことを話しました。
夏海 醒治「そ、そうだったの…。ワタシったら…、魔物都のみんなに迷惑をかけちゃったわ…。本当にごめんなさい…」
魔華国 月美弥「そんな、いいのよ…。あなたも色々と大変だったのね…」
夏海 醒治「え、えぇ…」
銀野 ミロ「…えっと…、とりあえず怪我はありませんか?」
夏海 醒治「あ、ありがとう…。優しいのね…」
銀野 ミロ「い、いえ!クレヴィングのことはなんとなく理解してるので…!!」
緑川 ディオ「結奈さんたちから詳しいことは伺っているので」
夏海 醒治「は、はい…。あ、そうだわ!玉!もう時期元に…!!」
シュワワーン…!!
魔華国 陽那他「ママ!」
おや、魔物都の女神様が元に戻ったようです…!!
魔華国 うらら「あれー?みんなー?どうしたん、そんなところに集まって…」
魔華国 月美弥「ママ…!!よかった…!」
銀野 ミロ「よくご無事で…!!」
魔華国姉妹の母ことうららさんにこれまであったことを話しました!
魔華国 うらら「あれー?そういやそうだったー!!これはこれはご迷惑おかけしました〜…」
魔華国 陽那他「まあ、一件落着ってとこだね」
魔華国 うらら「それとそこの人、色々大変だったみたいだね…」
夏海 醒治「この度は本当に…」
魔華国 うらら「謝らないでよー!…おっと、私ちょっと魔物都の空気吸って来るー!またねー!!」
ヒューン!!
緑川 ディオ「飛んで行った…」
寒滝 ヴァッサ「これだと3日間は帰って来ないだろうな…」
薔薇島 大和「…」
灼鱗 フォイア「まっ、さておき!ここにいるのもなんだし、一旦わいらと来てもらうで」
夏海 醒治「わ、わかりました…」
結緑 結奈「すみません、陽那他さん」
魔華国 陽那他「ん〜?どうしたの〜?」
結緑 結奈「実は…」
ヒソヒソ…。
魔華国 陽那他「あ〜!それなら後で案内するよ!」
結緑 結奈「ありがとうございます!」
おっと、結奈さん、この後何をしようとしてるのでしょう…?