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「永住」から「住み替え」へ。資産価値で考える住宅の在り方。
SUUMOリサーチセンターから「『住宅購入・建築検討者』調査(2023年)」が公表されました。
https://suumo.jp/journal/2024/05/22/202805/
住宅に対する考え方はどう変化しているのか?
そして、今後売れる住宅のポイントは何なのか?
今回は調査から見えてきた住宅取得者の意識の変化を紐解きながら、今後の住宅について考えていきたいと思います。
年々増え続ける「買い替え購入者」「売却検討者」
![](https://assets.st-note.com/img/1719285791284-juPLZ7bbJG.jpg?width=800)
今の住宅を売却し新しく住宅を購入した「買い替え購入者」は、2019年には15%だったが2023年には29%まで増えました。
また、将来的に売却や賃借を検討している人も、2021年は31%だったが2023年は38%まで増加しました。
この結果から、家を購入する人がずっとその場所に住み続けるという、今までの常識が変わりつつあることがうかがえます。
私の友人にも、もともと中古のマンションを購入して住んでいたが価格が上がってきたので売却をして戸建に住み替えたという人がいます。
何年か住んでいるのにも関わらず、購入時よりも高値で売れたというので驚きです。
このように住宅価格が上がっていることで住宅を売りやすい市場になっていることや、住宅を資産として考える人たちが増えつつあるようです。
売却しやすい住宅=求められている住宅
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売却がしやすいということは、それだけ市場に価値があるということになります。
では売却しやすい、市場に求められている住宅とはどんなものでしょうか?
アットホームでは、マンションと一戸建ての購入を検討している人におすすめしたい、『不動産のプロが選ぶ!「お金をかけてでも付けたい設備」ランキング』を発表しています。
https://athome-inc.jp/news/data/questionnaire/tsuketaisetsubi-202106/
一戸建てでは光熱費を削減する「複層ガラス」が1位になった他、「浴室暖房乾燥機」「キッチンパネル」「室内洗濯物干し」などの家事を楽にする設備や、不在時に荷物受け取りができる「宅配ボックス」がランクインしました。
ちなみに「宅配ボックス」はマンションのランキングでは2位に入っており、生活に欠かせない設備として認識されているようです。
また、LIFULLが調査した「あればよかったと後悔している設備・仕様ランキング」では、「宅配ボックス」が1位に入っています。
https://www.homes.co.jp/cont/buy_kodate/buy_kodate_00269/
https://www.homes.co.jp/cont/buy_kodate/buy_kodate_00269/
ネットショップで何でも買えるようになったり、セールなどが頻繁に行われていることから、ネットショッピングの利用者は年々増え続けています。
また、ニュースでも取り上げられているように宅配ドライバーが不足していることもあり、いつでも受け取れて再配達を削減する宅配ボックスは住宅を考える上での決め手の一つになっているのかもしれません。
「住みやすい家+売りやすい家」という売り方
![](https://assets.st-note.com/img/1719285828628-7Cxd4CnNaD.jpg?width=800)
住宅は購入者が望む暮らしを手に入れるためのものです。
「購入者が望む暮らし」というものの中には、現在の住宅を売却して新しい暮らし方を手に入れる、ということも含まれているのかもしれません。
そう考えたとき、住宅を販売するときに今暮らしやすいことだけをウリにすることが果たして正解なのでしょうか?
売却したいと思ったときに売りやすい家の形というものが求められているのではないでしょうか。
これからの家の形の一つとして、「今住みやすく、将来売りやすい」ということを考えても良いかもしれません。
内装・設備・外構含めて、家の価値を高める選択をしましょう!
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