フランス生まれのブロックメモRHODIA
フランス生まれのブロックメモRHODIA その魅力と活用術
戸田覚・ソシム
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ソシムさんて出版社初めて聞いたな…て思って調べたら実用書の会社さんか。これも実用書になるかな。なるかもな。ということで、完全に
「文具ものだ!」
と脊髄反射で飛びついた御本です。メモ帳メーカーの
【RHODIA(ロディア)】
が好きだ、とてもいい、おすすめだ、て話をひたすら詰め込んだ書籍です。
いいよなロディア!わたしも大好き!
※記事書くのにタイプが面倒なので以降カタカナで「ロディア」としますね
ご存じない人のためにものすごくざっくり書くと、タイトル通りなんですけれどもフランスで作られた高級メモ帳メーカーの商品です>ロディア
いちおう公式貼っておこうかな
https://www.bloc-rhodia.jp/
「あっ、文具屋さんで見たことある!」
「ロフトに売ってた!」
みたいな人も多いんじゃないですかね。オレンジの表紙と太い黒文字のロゴが印象的ですよね。最近は白や黒の表紙のものも見かけるようになりましたが、ロディアといったらこのオレンジよね!て個人的には思います。
いや…オレンジじゃないやつも…普通に持ってるが…好きなのはオレンジだから……
ちなみにロフトではロフト限定の表紙がレモンイエローのロディアや、表紙のロゴがローマ字ではなくカタカナになっている限定版も出たりしてたので、ロディアファンの人はたまにチェックすると楽しいかもしれません。
こちらの御本2011年の発行だそうで、さすがに文具業界で10年も経ってると情報が古いものも多いんですが、それ言うとそもそものロディアという商品が1932年生まれ(商標登録が1934年)だそうで…えーと…うぇっ、87~89年!すごい歴史ですね!まだまだ現役でデザインかわいいから良いものは全然古びないってことですかね。
個人的なロディアの思い出を書くと、一番最初はたしかメモ系のビジネス書で知ったんだったと記憶しています。当時は取扱店があまり無くて、ましてや田舎に住んでたので、ほんと全然見かけたことがなかったんですよね。
その御本を書かれた方が代理販売みたいなことをなさっていたので、通販をいくつかさせていただいた覚えがあります。ほら…紙が大好きだから…使ってみたかったんですよ…
ロディア、本の中にも書かれていますが、メモ帳として少し高級の部類なんですね。輸入物て理由もあると思いますが、表紙が濡れや折に強いビニールコーティングがされているし、その表紙はめくったあと邪魔にならないように後ろにまわせる折がついてるし、厚い台紙がついてるし、ホチキス止めがされてるし、そのホチキスが表紙にしっかり包まれているし、格子線が紙の両面に印刷されているし、その紙も裏写りしない厚さがしっかりあるし、きれいにちぎれるように切り取り用のドットがついてるし…
(ちなみにこの切り取り用のドット、マイクロカット加工というらしい。ものすごく紙をちぎりやすくて感触が楽しいです。ちぴりりりり…、みたいな手応え!)
初ロディアの頃は漫画描いてる人だったんで、とにかくこのいいものをいっぱい使いたかった!て動機もあったんですけれど、めちゃくちゃメモとってたなあ…描きたい作品のお話とかアイデアをひたすら書き付けて、いっぺんに一冊使い切るてこともしてました。
わたしはメモもノートも紙の片面しか使わないようにある時から切り替えたんですけれど、ちょうどこのへんからだったかもしれない。裏にもなんか書くと、広げて俯瞰出来なかったり、追加の書き足しが出来なかったりしたんですよね。未だに紙は片面だけの癖がついてます。ケチらず使うのがコツです。楽しかったなあ…
本文にも記載がありますが、ロディアの用紙、印刷のロットによって罫線が濃いものと薄いものがあって、濃いものに当たると色が紫なせいもあって、すごい使いづらくなるのでそこは注意です。ロディアまめちしき。
肝心の御本の感想ですが、ほんとにロディアの話ばっかだな!と感心出来る大変良いロディアオタクの本です。写真や商品情報が満載だし、本文用紙のベースがロディアの格子模様になっていて(しかもちゃんと薄い紫)、これはぜひ紙で読みたい本ですね…て書いて、電書出てないと気が付きました。
まあ確かに電書にはしづらいかなあ…情報ムックみたいなものだからな…ロディア好きぶりでとてもいい本だけどな…この本を読んで
「あっ…最近使ってないけど、またロディア使いたいな…」
て家にある紙の在庫漁ったりしたので、文具大好きテンションはしっかり感じます。ファンブックはこうありたいものですね。
ほんと、ひたすら「ロディアはいいぞ」で一冊書いちゃってるので、正直どんな人がどう楽しめるかがわからんではあるのですが、紙だのメモだのが好きでロディアを知ってる人なら「それそれー!」てなるんじゃないでしょうか。
誰にでも初めてはあるでしょうから、よろしければ皆様も初めてのロディアをぜひぜひ。