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刷り込まれた価値観

みなさんは、考え方にパターンや癖はありますか?私は悩みやすい性格で、考え方の癖があります。これって、家庭環境や親から受ける影響が大きいみたいですね。今回は、私の育った家庭環境も振り返りながら、考え方の癖について触れていきたいと思います。

母親の言葉は大きく影響する

自分で考えて、悩んで、選択してきたつもりでも、ちょっと俯瞰して今になって考えると、親の思想をベースにした判断をしてきたんだなと気づくことが多いです。

自分なりに納得したつもりでも、モヤモヤしてたのは、本当は心からの判断じゃなかったからだと思います。大抵は、母親からの「あんたにはできない」という呪いのような言葉が原因だなと、私は実感するようになりました。

時代錯誤の価値観

寺で育つということは、基本的に高齢者との関わりが多くなります。そうなると、親が自分の希望に沿った生き方を子どもがしてくれない時に、私達にとっては「一生で数回しか会わないであろうお年寄り」から、良かれと思ったアドバイスをされることもありました。
ハッキリ言って、親より年代が上なので、私の時代には合っていない「常識」を押し付けられただけですが…

(例)
・女は結婚して子どもを産むのが幸せ
・(少なくても)旦那さんの稼ぎでやりくりするもの
・お寺に生まれたんだから、お母さんを手伝うことが大事

まず、就職活動を否定されました。他人に、人生まで口出しされたくないわ!と内心思ってました。外に働きに出ないと、一生寺で人生終えることになる私の立場は考えてない言葉。しかも、昔のように旦那さんだけの稼ぎでの生活はしんどい時代で、昔に比べて、車、通信費などかかる費用も増えている。それを、何もわかってないお年寄りから、人生を説くように言われても、その場は大人の対応するだけで、「何言ってんの?この人、どこの誰?…」って内心思ってました。

母親の口癖

自分の近くに私を置いて置きたいために、母親の意向と違う場合は、必ず否定されました。私に罪悪感を与えてダメージを与えることで、行動させないようにコントロール。こういう場面では攻撃的なくせに、自分が困った時だけ「泣き」が入って情に訴えるという、自己中心的な性格。

・「あんたにはできない」と決めつける
・「寺に生まれたから、そういう運命」と縛り付ける
・「〇〇はできるのに、あんたはしない」と、弟や他人と比較してながら、手伝わせる
・「離婚して実家に戻っても、育てる財力がないって実家から言われた」と、我慢した自分のことは肯定して被害者ぶる
・ 家も手伝わずに外で働くことを悪いと思っていて、就職したら「親のサポートのお陰で働けてるから感謝してもらわないと」と言う
・経験にお金を使うことを、「目に見えないことにお金を使うのは贅沢」と、価値観を否定する

子どもの優しさを搾取

幼い頃は、母親を不憫に思い、さらには、弟しか見てない母親と仲良い関係を築くために、母親の立場になって愚痴を聞き、ずっと手伝っていました。でも、私が成人した時に気付いたのは、母親は自分の立場でしか考えてないってことでした。

これに気付いて、自分の生き方や考え方を見直し、人との関わり方の癖も修正するようになりましたが、そう簡単には変われない。
子どもにとって、母親の言葉ってすごく重いんですね。真面目に考える子どもは、親の言うことは聞くものと思っているし、親に反抗する考えもないので、この傾向は成人しても無意識レベルで呪縛になっていきます。

私は、思春期の反抗期は少なかったですが、親への違和感を持った20歳の頃から、今もずっと反抗が続いています(笑)これは毒親に対して、必死で境界線を引く抵抗をしている状態です。

違いを認めることで自分を肯定する

私の母親は、自分の考え方と違う時に否定してきました。毎回、従順な弟や他人と比較しながらです。でも、最近になって思ったんです。親が、子どもの性格や個性の違いを認めてないって、自己肯定感が低い原因だなと。これは、すごく根深い影響です。

何か新しいことを始める時など、「自信がなくて躊躇う」のは誰でもあると思いますが、必要以上に「自分には無理だ」と考えて諦めようとすることに繋がります。私は、反抗しながらでも説得して行動してきたつもりですが、それでも制限されてきたことはたくさんあります。

まとめ

自分の人生を歩むためには、毒親から距離を置くだけではなく、その思考の癖も解毒・浄化する必要があると思っています。自信がなくても、失敗しても、行動するよう意識すること。自己分析も行いながら、少しずつ生き直す。そんな心境で、私は日々自分のために、自分の正直な気持ちに沿った選択を心掛けています。まずは自分軸で。
勢いで書いてしまいましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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