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多汗症 1/4

私は多汗症という他の人より汗が多い疾患を持っています。今の医療では完全に治すことはできません。
できることと言えば薬を手に塗る、電流を流す、注射をする、手術をする。くらいです。
手汗を専門としている病院は少なく、紹介状がいるようなところが多いです。
そんな私は高校1年生の春休み、高校2年生になる少し前に多汗症の手術を受けました。
そんな私の経験とかを何個かに分けて書いていきます。
今回は治療を本格的に受けるまで書いていこうと思います。


汗が多いと自覚した

私は中学の頃に所属していた部活で自分は他人よりも汗が多いのだと自覚しましたり
部活はバスケ部でした。
それなりにみんな汗をかいているが私は他の誰よりも汗をかく。異様な量でした。
例えばボールをとる時、投げる時。
汗で滑るくらいです。
自分が垂らした汗でゆかが濡れ、滑って転ぶこともしばしば。
決定的な瞬間だったのは部活のメンバーに


多汗症女

とからかわれたことです。
それまでは他人も同じように汗が酷いものだと思っていました。
だが私は他人よりはるかに汗が多い人間でした。


何台も壊した機械

私は汗で機械を何度も壊しています。
リモコンや3DSなど
壊れて修理に持っていくと水につけていないのに、「水の中に入れた?」と言われたことがあります。
私の私物は特に壊れやすかったです。
垂れるレベルの手汗がずっとボタンにつけられていたので、ボタンの隙間から汗が入り込み、当たり前のように壊れていきました。
いつからだろうか。私は3DSをやらなくなりました。
壊れるからです。どう頑張っても。
手袋をすれば汗で蒸れて蕁麻疹がでます。
汗にずっと苦しんでいました。


別の用事で皮膚科へ

私はとにかく肌が弱いです。
蚊に刺されれば異様に肌が腫れる。
些細なことですぐ肌が荒れる。
冬場なんて最悪です。
赤切れのせいで手も足も出血することがあります。とくに運動をすれば一時的に力がくわわり治りかけていた赤切れが開き血が出ます。私のバッシュにはよく血が付いていました。
常に体のどこかが痒い、そんな私は寝ている間などによく引っ掻いて布団を血まみれにしていまひた。今でも治っていない傷は多くあります。
そんな肌が弱い私は皮膚科に通っていました。
当時は赤切れで通っていたと思います。
赤切れの治療をしてもらい、ついでに
「そういえば汗が多いって人に言われたんですけど、私の汗は多いんですか?」
と皮膚科医に尋ねました。
すると皮膚科医は「うん。多いよ。治療する?」と言ってきました。
私の答えはひとつです。
止めることが出来るのなら、止めたい。
二つ返事でお願いをしました。

始まる治療

その皮膚科は汗水という液体を渡してきました。
これを手に毎晩塗りなさい。と。
私は毎晩しっかりと汗水を手につけました。
しかし何ヶ月やっても治りませんでした。
父親がベビーパウダーなどを買ってきて汗水を塗らない昼間の時間はベビーパウダーを手につけ汗てをサラサラさせていました。
何をしても意味がなく、何をしても治らなかったです。
勉強も当時はノート...紙媒体で行っていました。
手汗で文字が書けない。
どれだけ涼しい部屋にいたとしても少しでも汗を意識させられると止まらなくなる。
手汗で勉強の時間が、絵を描く時間が苦痛ではありました。

手汗で事故りかける

夏の暑い日、部活に行く途中に事故りかけました。
何が起きたかと言うと自転車のハンドルを握る手が手汗で滑ったんです。
急に手が離れた自転車。
取れるはずも無いバランス。
転んだ。とても痛かったのを覚えています。
とりあえず部活に行き、保健室で手当をうけ部活に参加しました。
手汗は精神的苦痛だけではなくこんな所でも苦痛を味わわせてくるのか。と思いました。

止まらぬ手汗

手汗がどう頑張っても止まらない。
そんな私は他の治療をしたい。と皮膚科医に頼み込みました。
皮膚科医はうちでできることはもうないから大学病院に紹介状を書く。と言ってくれました。
紹介状を握りしめその大学病院に行くと電流を流す治療法、注射をする治療法を提示されました。
注射の方が効果は見込める。と。
だが保険が効かないのです。
多汗症は保険適応外です。

治療については次のnoteで書こうと思います。

じゃまた〜👋

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