見出し画像

コンポストトイレ運用状況→防災について

うちの畑の1号コンテナではお高い舶来品のコンポストトイレを導入したけど、秘密基地2号のコンポストトイレは、大小分ける便座と、ホームセンターで買おてきたプラスチックの箱が、自作の木の台に収まってるだけのシンプルなもの。

去年のGWは大小共に野に放っていたことを思うと、これでも大いなる文明開花の音がしてきそうやけど、使ってみてわかったことは、「分解→循環」には思っている以上のヒマがかかるということ。うんこが発酵なりなんなりした結果、まったく「うんこ」らしくなくなるのに、最低でも2週間はかかる。

そのサイクルを早めるために、2週間前に釣具屋で買おてきたミミズを投入したんやけど…

どうもコンポスト要員として働いてくれるシマミミズではなかったらしい。うちの畑にいるフトミミズよりはずいぶん小さくて細かったから、シマミミズに違いないと思ってたんやけど…

彼ら彼女らを人類のうんこパラダイスに投入後、2週間が経過したところでスコップで掘り返してみたところ、陰も形もなくなっていた。うんこは割と分解されてた。でもミミズも完全消滅。もしも釣具屋で買おたミミズがフトミミズであったならば、うんこ食べないミミズなので、それはそれは気の毒なことをしたなと。箱の中で死んでしまって、うんこより先に彼らは分解されてもーたんかな?

で、今度は浜松の畑のコンポストから遥々連れてきた正真正銘のシマミミズさん達が、フトミミズなき後のうんこボックスにご入居。新規入居者サービスの一環として、今回は特別にバナナの皮も投入。さらに桃の痛んだ部分をカットしたやつも投入!私、めっちゃええ大家ちゃう??

で、今度こそ食べて分解しながら繁殖していただきたいけど、どんな展開になるかはまだわからん。

でもうまく行ったら、野菜の自給自足からの「循環」をこの目で見届けられる。加えて、どシンプルなコンポストトイレの運用についての知見も得られる。

いやね、これ案外意味あると思ってるねん。例えば災害が発生して、タワマンの20階に住んでる人が被災して、水止まったらトイレ使えへんやん?水どっかまで汲みに行くのも大変で。簡易トイレあるやんって思うかもやけど、それも限界あるし。数日間で家中トイレの汚物ゴミだらけになるやろうし。

それなら普段からシマミミズのコンポストを維持管理しといて、いざとなればうんこ分解要員として活躍してもらうのって、立派な「防災」なんちゃうかと。

ま、こういうのって多くの人が憧れるキラキラした活動ちゃうから「ステキ〜!私もやってみたい〜!」とか思って試す人まずおらんやろうけど、私にとってはめっちゃおもろくて有意義なのでやめられない。

***
ところでよく、観賞魚店で買おて来たメダカを近所の水路とかに放流したら固定種のメダカの遺伝子がくちゃくちゃになるからダメです、ていう話は聞くけど…

ミミズはええんか?うちの畑のコンポストのミミズは釣り道具屋イシグロ出身やけど、それが今度は滋賀に来てます。いいのかそれは??

***
コンポストトイレ、パソコン用の小型ファンを回して外に臭気を出す仕様なんやけど、止めたらほのかに臭い。今回、秘密基地に5泊して、最後帰る前にファン止めて思った。

まだまだ運用について考えることありそう。

***
追記。ミミズはうんこ自体は食べないらしい!けど、コンポストトイレ歴30年の方から針葉樹のおが屑にうんこすると臭わないと聞いたので、そっちの方式に切り替える。

てことは、ミミズで防災は無理か…。いや、フトミミズとシマミミズで違うからやっぱイケる?実験あるのみかな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?