感情の奥深さよ
最近考え続けているEmotional Intelligence (感情を扱う能力)。
自分1人で時間を過ごしても、頭の中に常に考えが浮かんできません?
例えば、「絶対に自分には無理!」等、自分の頭の中に浮かび続ける否定的な考え。誰かに言われたのではなく、自分の不安な気持ちから否定的な考えが生まれてきます。
根拠のない頭の中の否定的な考えに飲み込まれてしまうと、挑戦する前に可能性が止められてしまうことも。
自分の中に生まれる感情のマネージメントは、スキル。学習可能なスキル。
相手がいれば、相手との交流により色々な衝突や強い気持ちも生まれてきます。自分の中でグルグルする気持ちを短時間で整理をし、相手の気持ちを思いやりつつ対応するスキルも必要。
常に意識し行動するのは大人でも難しいこのスキル。表現や気持ちの整理がまだ難しい子ども達、気持ちがあふれ出てしまうのは当然!
学校は人が多い分、多くの感情がグルグルと渦巻いています!(自分のエネルギーが低いと負けてしまうので、教師時代は睡眠時間確保必須💪😆)
感情の爆発が生徒に起きると、担任の判断で私に声がかかりました。
担任の話、そして生徒の話を聞きます。両者に耳を傾けながら意識をしていたことは2点。
① 子どもに強い感情の爆発が見られた時は、子どもからのメッセージ。
「本当は何を伝えたいのだろうか?」ここにフォーカス。
② 発された言葉がすべての答えではないかも。
「日本語」「英語」通訳以上の架け橋に。話を聞き???がある時は、言葉だけに頼らない。
最終的な目標は、子どもの気持ちと彼らのストーリーを私が代弁すること。そして、この機会に生徒をより深く理解すること。時に全体像を把握するために、本人プラス、多くの生徒達や保護者にも話を聞く必要もあります。「全体像」を見る大切さ。
爆発した感情は、時に「怒り」として現われます。例えば、物を投げたり、クラスメートとの関係がこじれたり。そうすると、「怒り」がフォーカスされ生徒は罰されます。
「不安」な気持ちから派生した「怒り」かもしれません。けれど、「不安」な気持ちに寄り添わず、「怒り」としてだけ対処されたらどう感じますか?
解決=隠れた感情の対応+時間
日々の生活は忙しく、気持ちの深掘りをする時間の余裕がないのも事実。
時間薬が感情の嵐をおさめてくれる時もあります。けれど、直面を避けると、同じパターンが繰り返されるかも。未解決で消化されなかった問題は、必ず追いかけて来るってやつですね。
一筋縄ではいかないこの「Emotion」。
人の脳や感情は奥深い。だから、おもしろい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?