夏休みこども相談室の王肩張る
アナウンサー
「夏休み子供相談室、では次のお友達質問はなにかなぁ。」
子供
「ぼくね、隣町の野球クラブにまで通ってね、野球するの。年長のお兄さん野球上手で、ぼく補欠で試合出れないなっていつも。うん。走るの遅いし。
でもね、うんとね、野球場の外までホームラン、王さんみたいな、、すごいバッターに、あのね、なるの。どうしたらできるの。」、、
アナ
「そう、しのぶ君はとても野球が好きなんだね。今日はね、巨人軍で活躍しソフトバンク、WBCで監督などをなさっていた王肩張るさんが来てるからね、全国のお友達と一緒に聞いてみましょうね。では王さんよろしく。」
王
「しのぶ君こんにちは。世界の王肩張る、父は見栄張るで母は小春、母だけメッチャ普通なそんなおいらだけどよろしく。世界の肩こり王はおいらってことだけど、世界で一番うんちを我慢しているヒトって誰だかしってる?スタンドバイミーを歌ったベン・意ー・キングってこと。
コトコトとうんとこさっと天ぷらに。
あれ、知らないかぁ。あ、そうかぁなにかに対して心配してくれてるの?、肩こりじゃなくって、、。えっお食事中、ごめんごめん。、、うん、世界一っていろいろ大変なんだよ。そうそういけない、質問だったね。
そうだねぇ。ズバリ!しのぶ君の打席になったら超突貫工事で球場の外野スタンド席、取っ払っちゃうってどうかな。境界をドーンと内側にせりだたせてだな、ほら場外、グッと現実味を帯びてきたね。畑違いで分からないど、まあ20億円ほどかかるかもしれないけどそこはお父さんにおねだりして、そこにごく普通の外野フライを狙って打てばいい。ねっ、これで一件落着かな?」
アナ
「おっ、王さんっっっつ、全国のお友達に夢のないお話をされても らっても、、」
王
「えっ、夢。そうかぁ、世界の王肩張る、アイロン掛け糊でバリバリに固めた襟を正したい気分になったな。では次の案。君は鷹匠を目指す!してようっく手懐け訓練させてね、凡打のフライを足の爪で鷲掴みさせてスススイッと外野場外まで運んでもらうんだ。修行は時には山岳地帯になることもあるだろう。ついでに山伏で生計を立てるラインも視野に入る、イルカに乗った少年の系譜の動物使い、子供のファンタジックな夢にも適っているときたっ。」
アナ
「王さん、全然懲りていないですよね。打撃の方法論の中で夢を叶えてあげてください。何のためのゲスト出演者なんだとおもっているんですかぁ。」
王
「ふっ、しゃちほこ張って肩に余計な緊張があったようだな王肩張る世界一。一口に場外ホームランというけれど、肝心要は硬式球とバットの相対的なスピードとミートポイントの角度なんだな。ボールの0,6センチくらい下に当てれば角度は申し分ない。次はスピードだ。高校生のスイング速度、120kmを出せるとしよう。大リーグの強打者のそれは最高172km。」
アナ
「約50kmの開きがありますね。」
王
「その開きをどうするかだ。バッターボックスのサイズが約180cm。ボールがキャッチャーミットまで到達する時間は約0,4秒。ここでだ、両足のつま先と踵を平行に保ったまま、つま先を同時に上げ踵を支点に、お次はつま先を支点に踵を同時に、上げ下げしつつの右左への移動、つまり足裏だけでの移動を0,05秒間に10回、一秒間に換算すれば200回繰り出すと、、。」
アナ
「おおおおっっ、ひと動作10cmとして時速72km、ボールへのスイングスピードは192kmに。」
王
「そうだ、角度がドンピシャならフェンスを越えることになるだろう。しのぶ君これでどうだろう、、
うん、うん、、そう、たっ鷹匠の線でいくことにするかあぁ、、。 う、うんうん、いいかな、えっ、王さんの頭が心配。だ大丈夫だから。なにごとも、うん、そうだね。そうか、では張り切って。」
アナ 「なんか、中学生っぽいですよね王さん。」
王 「そう?」
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